全国各地には、その地では当たり前のように通用するものの、他では全く通用しない常識というものがある。今回紹介する「同和かるた」もそのようなものの1つ。徳島県だけでしか通用しないが、徳島県民なら知らない者はいないという常識である。
徳島県の学校では毎年のように「同和かるた」大会が開かれ、さらに各学校の猛者が選抜され、県大会が開かれる。無論、これは徳島県内だけのことなので、全国大会はない。他県民にはにわかには信じられないが、現在でもこの「同和かるた」大会はおこなわれており、「同和かるた」で検索すれば、「同和かるた取り大会を実施しました」と当たり前のように書かれた徳島県内の学校のウェブサイトがいくつか出てくる。
その同和かるたがネットオークションで売られており、落札した方から示現舎に寄贈された。大変有り難いことである。
発刊されたのは昭和56年。正式な名称は「明るい社会をめざす同和かるた」。徳島県内の学校に配布され、児童生徒も買わされたというので、今でも徳島県内の家庭には多数眠っていると考えられる。その同和かるた、ネットオークションに出してみてはどうだろう。
これが競技方法。とは言っても、「同和かるた」だから普通のかるたとルールが違うということはないと思われる。かるた取りの正しいルールを改めて知るためにもこれは参考になるかも。
同和かるたの製作を発案したのは板野町の小林八重子さんという方。当時の経過を知る人によれば、小林さんにはかるたを売って儲けてやろうというような考えは全くなく純粋に同和教育のよい教材になるという考えから作ったのだそうだ。
それが思いがけぬ反響を呼び、徳島県内の学校がこぞって購入した。価格は1セット1000円。ほぼ原価と販売費用で、全くと言っていいほど利益は出なかったという。
特徴は、この怖い絵柄。ただ、当時の本の挿絵等は今の感覚では怖い絵柄のことが多いので、狙って怖くしたということではないと思われる。よく見れば、今の人間にとっては逆に斬新に感じられ、印象深い絵ではないだろうか?
作画者は源和昭さんという高校の美術教師で、読み札の素晴らしさに感動して、作画を引き受けたのだそうだ。今でも時々個展を開いているという。
読み札も絵も味わい深いものが多い。
悪のとげとは、まさか荊冠旗?
そして、こちらもネットオークションで手に入れた「人権カルタ」。同和かるたと同じく徳島県産であることから期待したのだが…
なんと読み札も絵札も真っ白。まさか詐欺か?と疑ったのだが、発行元の「あいぽーと徳島」に問い合わせたところ、「この「人権カルタ」は、平成22年頃、「あいぽーと徳島」が制作し、希望する児童や小学校等に配付したものです。札が、白紙であるのは、人権学習の目的のため、児童自らが、絵札や読み札を作成できるよう「創作カルタ用台紙」として制作したためです。なお、配付については、体験学習の目的で、当あいぽーと徳島に来館された児童、学校に提供いたしました」とのこと。
しかし、やはり真っ白のままで児童に丸投げしたのは、いささか手抜きのように感じる。出来れば、同和かるたの第2弾と言えるような物を作って頂きたかった。
こちらは、京都人権啓発推進会議が作成した「人権カルタ」。
製作されたのが2004年ということだけあって、現在の感覚でも親しみやすい絵柄となっている。同様のカルタは全国各地にまだまだあると考えられる。
そして、中でも異彩を放っているのがこの「DVカルタ」。民間の心理カウンセラーにより作成されたものだ。2013年に製作されたもので、動物のキャラクターにすることで、より親しみやすくなっている。
DVカルタは今も1300円で販売されており、さらにはDV撲滅ソングなるものの楽譜も販売されている。
マニアの方は、コレクションに加えるのもよいだろう。
本日も、興味深い記事をありがとうございます。
現在、米国の多くの地域、ならびに日本の一部で
「アンティファ」に扇動された者達が、人権と
正義の名の元に、非道を尽くしております。
これは正に、令和の御代においても、同和の名の元に
敢えて「差別がある」という屁理屈をつけて、自分達の
社会的特権を守ろうという行いと軌を一にしており、
誠に醜い所業としか言えません。
選挙や議会を通さず、恫喝や暴力で立法や行政を
捻じ曲げるなど、それこそ議会主義の破壊に
他ならないでしょう。彼らは言動とは裏腹に、
神聖不可侵の独裁的地位につきたいのでしょうね。
それにしても、徳島県でそのようなカルタが未だに
存在するとは、子供達が可哀そうです。トランプ
大統領のアンティファに対するテロ組織指定を
奇貨として、日本でも大掃除が為される事を望みます。
「打ち砕け 人権砕く 悪の棘」自虐ネタですかね?(笑)
この問題については日本が同和で先をいっていて、欧米が後追いしているように感じます
反差別が差別と表裏一体であるという矛盾に多くの人が気づくには時間がかかるでしょう
「お」の札の絵柄が怖すぎる。悪の炎が鬼と化した母の後ろで燃え盛り、暴力を受けた赤ちゃんの目がひっくり返っている。
この札の読みはなんなんだ。怖すぎる。
「おさな子へ差別させぬと母ちかう」
元ネタは丸岡忠雄の「タローが恋をする頃までには」だそうです
そんなあ……
母は誓うべきことが他にあるだろうに。
徳島県在住です。
自分が小学生の頃(40年くらい前です(^^)
道徳の時間に、このかるたで遊んだ記憶があります。
確か「と」は
「どうどうと ふるさとの名が 言える子に」
こんな文句だった気がします。
自分のいた小学校では、いわゆる被差別地域の児童は居なかったので
皆んな普通の授業受けるよか楽しんでた気がします。
当時はこの絵柄も、特には気にならなかったんですが
今見たら強烈ですね
https://twitter.com/tottoriloop/status/1272138206847234048
「差別問題というのは、実ほぼ全て貧困問題ではないかと思う」
この意見はいかがなものかと思います。統計上は逆のデータが出ています。
https://president.jp/articles/-/29568
「図表4には、OECD諸国の中では例外的といってよいのであるが、日本が、恵まれた家庭の生徒ほどいじめに遭っていることを示すデータを掲げた。
OECD諸国の中では、恵まれない家庭の生徒のほうがいじめに遭う割合が多い国が33カ国中25カ国と多くを占めている。その傾向が最も強いのはフランスである。
他方、日本は、恵まれない家庭の生徒が1カ月の間に何らかのいじめに遭う割合は18.4%であるのに対して、恵まれた家庭の生徒は25.6%とこれを大きく上回っており、フランスとは真逆の現象となっている。欧米では貧乏人の子ほどいじめられるのが一般的であるのに対して日本では金持ちの子ほどいじめられているというのだから実に対照的である。
図表4において、いじめが多い順位を調べて見ると、日本の場合、恵まれた家庭の生徒ではラトビアに次ぐ第2位と高い順位であるが、恵まれない家庭の生徒では19位と低いほうとなる。」
いじめって「差別問題」なのでしょうか?
根本的には同じものでしょう。
徳島県在住の者です
昔は札の全てを暗唱できていましたがもう忘れてしまいました‥
厚かましいとは思いますが、札の標語を教えて頂くことは可能でしょうか?
近々Youtubeでやろうと思います