曲輪クエスト(382) 熊谷市 小曽根

カテゴリー: 曲輪クエスト | 投稿日: | 投稿者:
By 宮部 龍彦

肥塚の古村を訪れると、必然的に小曽根にも迷い込むことになる。

ここには、教育委員会管轄の小曽根集会所。つまりは教育集会所があることがわかる。

肥塚から工場のある辺りをさらに北に進む。

すると、ごみ集積所が見える。

この自治会が「小曽根地区」であることが分かる。

ごみ集積所の出資者の名前が掲げられており、前林と菊地という名字が多い。そこは、隣の肥塚と共通する。

『部落問題・水平運動資料集成 補巻一』に掲載された、世良田村事件義捐金リストには、「小曽根水平社」の名前がある。ここでも水平社運動があったのだろう。

しかし、もう1つ気になるのは「中沢茂三郎」という人物。これは水平社とはまた別なのだろうか。

名字の分布を検証すると、こうなる。肥塚に多いのは「菊地」、小曽根では「前林」。「中沢」は柿沼および小曽根と代(だい)との境界線辺りに多い。代にも古村があり、一部の住所表記は小曽根になる。

小曽根にも庚申塔があり、ここもまた別の村であったことがわかる。

公共施設のような建物が見えるが、あれは農業共済組合の建物である。

教育集会所はこちらである。熊谷市立とあるから、これは間違いなく熊谷市の建物だ。

通りがかりの人に聞いてみると、確かに解放同盟の活動があって、市の金で集会に動員ということもかつてはあったという。ただ、全員が解放同盟に入っているわけではないし、今の活動実態はよく分からないそうである。

また、ごみ集積所の名字からわかる通り、新しい住民も多く、同じ自治会に入っている。それも最近になってからというわけではなく、よそから来た住民が混じっているのはかなり昔からのことなのだそうだ。

そして、肥塚、小曽根の辺りには熊谷市の下水道が来ていないのだという。

そして、肥塚のし尿汲み取り業者が汲み取りを一手に引き受けているという。

理由ははっきりしないが、やはり既得権益なのではないかということであった。

宮部 龍彦 について

ジャーナリスト、ソフトウェアアーキテクト。信州大学工学部卒。 同和行政を中心とする地方行政のタブー、人権ビジネス、個人情報保護などの規制利権を研究している。「ネットの電話帳」管理人。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

wp-puzzle.com logo

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

曲輪クエスト(382) 熊谷市 小曽根」への3件のフィードバック

  1. 匿名

    >そして、肥塚、小曽根の辺りには熊谷市の下水道が来ていないのだという。

    今どき、汲み取り便所ですか?(呆)

    >理由ははっきりしないが、やはり既得権益なのではないかということであった。

    「既得権益」(笑)宮部さん、はっきり書いてよ!(笑)

    返信
    1. 匿名

      >そして、肥塚のし尿汲み取り業者が汲み取りを一手に引き受けているという。

      引用漏れ!(恥)

      返信
  2. 匿名

    宮部さん ビデオ片手に話しながら左側方向はやめたほうが、、、、、

    動画中 
    「市の下水道が通ってないの業者さん(汲み取り業者)への配慮」
    宮部さんあんた馬鹿ですか?????
    #ada3d115c6b5a4a4ca0ee9a3ef9cd34a

    返信