“ お騒がせ自治体”津市はやっぱり世界平和統一家庭連合(旧統一教会)ネタでもお騒がせ。企業を対象にした工業団地「中勢北部サイエンスシティ」(津市あのつ台)に昨年、みえ中央家庭教会が建った。企業施設の中にポツリ、統一教会施設の異様さ。スピリチュアルな三重らしいと言えばらしいが…。
伊勢神宮の お膝元で スピリチュアル王国
「一生に一度はお伊勢さん」。“日本国民の総氏神 ”伊勢神宮への「お伊勢参り」は古来より庶民の憧れ、日本屈指のパワースポットだ。伊勢神宮から熊野古道に至る地域は実に神秘的で霊験を感じさせる。そうした土地柄からかの地には右翼団体の街宣車も多々、確認できた。思想的、宗教的な団体が入り込みやすい素地がある。宗教団体ではないが「幸福会ヤマギシ会」も三重県がルーツ。
津市相生町自治会長事件以来、かの地での取材が深まった。その過程で同和行政と同時にスピリチュアル、右翼団体、思想との親和性を痛感している。
三重県と言えば三重県教職員組合(三教組)、自治労や部落解放同盟三重県連の影響力が強い地域だが、同時に右翼団体、神道系団体の色が濃い。
「ボートレース津」(津市藤方)がある通り、三重県には昭和の怪物、笹川良一財団法人日本船舶振興会会長、勝共連合名誉会長という存在が浮上する。
「笹川良一が菰野町に右翼団体を作った」「横山やすしが政治スローガンを印字した車で競艇に来た」
こういった話はよく耳にしたものだ。
笹川良一に関するエピソードは眉唾話を含めてよく聞かれる。その中で特に面白かったのが笹川を訴えたという神社だ。
「神道大和教総社禊之宮」(明和町池村)という単立の神社をご存知だろうか。同社の沿革を見ると保守思想の影響が見える。
占領下の神道指令の強力な迫害を退けつつ、日本民族の思想と伝統の護持につとめ、昭和21年12月5日、平沼騏一郎氏の後押しのもと禊祓場内に宗教法人令の下、禊之宮を設立する。
「欧州情勢は複雑怪奇」で知られる平沼騏一郎元首相ゆかりの神社だ。
地方の一神社があの笹川を相手取って裁判を起こす。好奇心が刺激されないはずがない。
同社に聞いてみると高齢の女性宮司が応対した。
「古い話なのによくご存知ですね」
あっさり認めた。
「(笹川との間に)裁判があったのは確かです」
イデオロギーが絡む問題、あるいは開発をめぐる金銭トラブル? そう思いきや事情は違った。
「私が若い頃に笹川家の方と婚約不履行があったのでその裁判ですよ。当時の資料? もう古い話ですから何も残っていません」
これもまたスピリチュアルな三重の秘話として記録しておこう。
そしてここからが本題。笹川は勝共連合名誉会長を務めたが、同団体が浮上するということは当然、旧統一教会が関係してくる。専らの話題が昨年、津市内に建設された「みえ中央家庭教会」なのだ。
みえ中央家庭教会とも 調印式をやれば?
「昨年、津市あの津台に世界平和統一家庭連合の『みえ中央家庭教会』が建ちました。当時は“騒動 ”ではなかったからほとんど注目されていませんでした。ただし工業団地内になぜ統一教会施設なのかと疑問視する声は少なからずありましたね」
地元住民からこうした疑問が寄せられてきたが、確かに不可解な話。なぜなら証言にもある通り、教会の所在地は工業団地「中勢北部サイエンスシティ」にあるからだ。
「もとは地域振興整備公団、中小企業基盤整備機構が所有した工業団地を『中勢北部サイエンスシティ』として再整備したものです」(津市関係者)
地元有力企業も並ぶ中でなぜか統一教会の施設。まず普通の人は違和感なしでいられない。
とにかく驚くのは敷地の広さ、施設の巨大さ。このご時世、これだけの施設を建設するのは資金力を物語っている。
教会以前の同地はB印刷会社(本社伊勢市)が所有していた。ところがこの会社も曰くつき。「最低賃金法違反など労働問題が多発していた会社。経営破綻して土地が競売にかけられました」(津市関係者)。
中勢北部サイエンスシティに入居した企業は津市商工観光部HPで「調印式」が公開されている。
ならば教会とも調印式を行ってもいいはずだが。中勢北部サイエンスシティ全体図の教会部分が※のままというのも不気味。
それから市民が疑心暗鬼になるのはもう一つ理由がある。
教会隣(全体図参照)をみると(株)ZTVの名があるのはお分かりだろうか。同社は三重県内から和歌山県、京都府、滋賀県でインターネット事業、ケーブルテレビ事業を展開する。もとは日本土建(株)が設立し名目上は「連結子会社」だが今や本社を上回った。
さて日本土建とは自民党、田村憲久元厚労相の父、故・憲司氏が名誉会長を務めた。田村一族の会社なのだ。自民の大物議員に縁がある企業の隣に世界平和統一家庭連合のみえ中央教会。怪しむな、という方が無理だ。
なぜ工業団地にみえ中央教会が?
担当する商工観光部企業誘致課によれば
「中勢北部サイエンスシティは確かに工業団地ですが、入居対象は企業に限定していません。ただ一般企業が望ましいというお願いはしています」
と制度上は問題なしとの見解だ。
また非自民の津市議によれば「ウチもおかしいと思ったので調べてみたんだけど、政治家の関与や仲介は確認できませんでした」と話す。
現時点で政治家の関与を示す証拠は確認できない。
教団への売却に関わった不動産会社も政治家の関与を否定した上でこう説明した。
「事件(安倍氏暗殺)発生で、報道の方から接触があるだろうなと思っていたところです。守秘義務もあるので具体的なことは言えませんが、政治家の関与だとか教団に協力ということは一切ありません。行政にも相談したところ“(教会に売却することは)問題ありません ”ということでしたので契約しました」
なんのことはなかった。結局、行政も認めているから仕方がない。まさか世界平和統一家庭連合の施設が工業団地に入居するとは想定していなかったのだろう。制度上も宗教団体の入居は禁じていない。
また世界平和統一家庭連合が土地を取得したのは令和1年6月26日、あの事件以前だ。
とは言え令和1年の段階で教団に指導するのは困難だったのはよく分かる。加えて行政が宗教団体の活動への指導や干渉はかなりハードルが高い。今回の工業団体にポツリ統一教会施設はそうした行政の脆さを露呈した格好だ。
なにしろスピリチュアル要素が強い三重県。世界平和統一家庭連合に限らず“ 厄介な存在”は少なくない。今後も同様のトラブルの可能性は大である。
こんなところで笹川良一氏、横山やすし氏の名前が・・・懐かしいですね。
横山やすし氏と言えばかつて自叙伝かなんかで朝鮮人との喧嘩シーンについて差別的だと攻撃されてお詫びしていましたが、出版時でもそういう差別意識があったならまだしも過去のことをその通りに書いただけで差別者扱いとは面倒臭いもんだなぁと当時思いました。
朝まで生テレビで部落問題をやる時に田原氏が、今回の討論で差別目的でなくて使用する「部落」という言葉については給弾されないことを団体に確認取ってからスタートさせたのも笑いましたが。
さすがに今では口にするだけで差別者認定されるなんてことはないでしょうね。
三重で気になったのはアサリの産地偽装
熊本だけじゃなかったんですね
偽装ネットワークでもあるんでしょうか?それともどこでもやってるだけ?
八百万の新宗教で三重だけじゃないでしょうけど
三重県内を見るとこんな感じでたくさん
幸福会ヤマギシ会
ミロクコミュニティ世界救世教(麻疹集団感染で話題になった)
新生佛教教団(日本会議系との指摘あり)
イエス之御霊教会
黒住教
天理教
真光
などなど
これだけあればどこにあってもおかしくない
新宗教を宗教ではなくビジネスライクと思えば企業団地に存在してもいいのでは?
もしシックを工業団地の企業に派遣してるならもはや派遣会社
献金で裏金をプールしておくならもはや節税コンサルタントかタックスヘイブン
企業名にアレフも気になりましたがフェニキア文字やヘブライ文字のAという意味。政財界にZとかAがお好きな方がいるんでしょう。