新型コロナウイルスのワクチン接種会場で抗議、妨害行為をし建造物侵入罪に問われた反マスク・ワクチン団体「神真都Q」元幹部・倉岡宏行被告ら5名の初公判が今日10時から東京地裁で行われた。被告らはいずれも起訴事実を認めた。いずれの被告もマスク着用だが明らかに憔悴しきった様子。だが裁判よりも問題を感じたのが東京地裁の対応の異様さだ。日本の司法の中枢で目撃した光景。それは今の司法、そしてマスク社会に一石を投じた、そう思えてならないのだ。
反ワクチンの カリスマ・イチベエが普通の 中年男性
この日、150人近い傍聴希望者が東京地裁前に集まったが一般傍聴席は約20席。傍聴券はほぼ絶望的だったが運よく「当たり」。野球ファンとしては「55番」という整理番号に期するものがあり傍聴席を勝ち取った。しかし内部で起きた不可解な現象は後述する。
傍聴席にはノーマスクの神真都Q会員や倉岡被告の父で俳優・岡崎二朗氏の姿も。
倉岡宏行被告、というよりも神真都Qリーダー“イチベイ ”こと岡本一兵衛という方が通りがいいかもしれない。会員からはカリスマとして信奉されたが、入廷してきたマスク姿の倉岡被告はどこにでもいる中年男性だった。千葉在住の男性被告を除き男女ともにロスジェネ世代。経歴からして“何者にもなれなかった ”面々が反ワクチン活動に夢を見たのだろうか。
SNSの投稿やグループLINEの文面、あるいは「アライアンス活動」という抗議活動で見せた勇ましさはない。いずれも疲労困憊した面持ちだ。
5名はそれぞれ東京ドーム、新宿区、渋谷区のワクチン接種会場に侵入したことを認めた。妨害を受けた医療機関からは厳罰を求める陳述も検察が読み上げた。次回の公判は11月17日。本人尋問が予想されるが“イチベイ ”たちは何を語るか注目だ。
閉廷後、岡崎氏に話を向けると「お話はしますが…」と言いかけたところで裁判所職員に庁舎内での取材を禁止され、そのまま帰宅された。また傍聴席に“ノーマスク姿 ”でいた神真都Q会員2名に話を聞いたところ「アライアンス活動は当面中止しますが、ワクチン反対活動については今後も続けます」として、裁判所外でメンバーらと護送車を見送った。
デモやアライアンス活動で見せた精悍なイチベイはもういない。その事実を神真都Qメンバーらはどう受け止めるだろう。
財布を 見せてください、USBメモリーは 入っていませんか!?
傍聴レポートは以上。実は本題はこれからである。入廷から傍聴中も不可解なことの連続だった。
通常、東京地裁では1階入り口で手荷物検査がある。これを通過し各法廷に向かう訳だが、今回はまるでテロ対策かのような厳重さ。初公判が行われる429号法廷前でも手荷物検査があり、携帯電話等の機器は荷物ごと預ける。荷物を預け入室可かと思いきや
「財布を見せてください」
とのアナウンスには驚いた。コミック『定額制夫の「こづかい万歳」』が流行っているからまさか「お小遣いチェック?」と嫌味の一つでも言いたくなる。あるいはまさか紙幣にマイクロチップが仕込んであるとお考えか!?
そして警備員の前に財布を広げる。
「USBメモリーは入っていませんか?」
オレは尼崎市役所か! 仮にUSBメモリーが入っていたとして何ができる? 今時のUSBメモリーはドラえもんのひみつ道具「オコノミボックス」ばりにスマートフォンやICレコーダーに化けるというのだろうか。
そしてさらにマスク着用をめぐる対応も明らかにおかしい。開廷前、裁判官から感染症対策から「マスク着用に応じない場合、退席を求める」との注意があった。
ところが神真都Qメンバー2名は何事もないようにノーマスクだ。
逆に傍聴席、左の報道陣の一名が一時的にマスクを外していたところすぐに職員から注意が入った。
ところがメンバー2名はノーマスクのまま。モノは試しで職員や警備員にノーマスクであることを合図してみた。ところが合図を送った職員と警備員は“ 知らんぷり”。
「面倒事には一切、関わりません」という態度がありありと伺えた。
つまり、だ。仮に注意した場合、抵抗されるのは目に見えている。トラブルになり裁判を妨げるよりは放置して“円滑な進行 ”を選択したのだろう。本来は公正・公平を是とするべき裁判所のはずだが、相手によっては傍聴ルールを曲げるということもあるようだ。
声の大きな相手には忖度する。これは弊社の「全国部落調査」裁判でも日々、感じることだが神真都Q公判においてもその裁判所の不公正さを露呈した。
それにマスクは本来、感染症対策で行うものでは? 着用しなくてもいい人がいる、ということはもはや感染症対策としての意味を喪失しているのではないか。つまりマスク着用は安全性ではなく、社会マナー程度に過ぎないことを東京地裁が世に示したと言える。
東京地裁ではマスク着用但し神真都Q会員はその限りに非ずを容認したわけで今後の神真都Qの公判にどう影響するのか実に見ものだ。日本の司法の中枢である東京地裁が見せたマスクの不公平な着用ルール。司法の矛盾とマスク社会に対する「問題提起」と思えてならない。
今回の件で、マスクやワクチンの弊害や被害に遭われている方々のことが、周知され世間の目が正しい情報に向き、真実を知ることの一旦になってもらえたら嬉しいです。
素晴らしい記事をありがとうございます。
TVも新聞も殆ど見ないので、この団体についても知識なしでした。しかし、記事の切り口は面白そう。期待してます。
三品さんご苦労様でした。
笛吹市の件は訂正が入ったようですね。
宮部氏は暴走が多いので、今後とも助けてあげてください。
できれば、三品さんには独立して欲しいです。宮部氏との悪縁を切るべきと思います。
好き勝手言って申し訳ありません。
USBメモリーが入っていたとして何ができる?→そういうデザインのICレコーダーもありますからね。
まあかなりしつこく言われるので状況を詳細に言います。
財布を開けろというので小銭入れ、札入れ全て見せました。
その後で「USBメモリーはありませんか」というから「どこにいれる余地がありますか」と
反論しました。
なに? 私はMrマリックか引田天功ですか?
USB型ボイスレコーダーなるものが市販されているのですよ
例 https://item.rakuten.co.jp/payoff/pk19187/?scid=af_pc_etc&sc2id=af_113_0_10001868&iasid=wem_icbs_&icm_acid=255-776-8501&gclid=Cj0KCQjwmouZBhDSARIsALYcouqozWCpUXhWNaEx2Kz_uJ6rHXDULgQeAFcft7KpYl7bW9TtRl4UP6kaAgfFEALw_wcB&icm_cid=15280841423&icm_agid=124991571490
前にも書きましたけど、小銭入れ、札入れ全て開けさせられて
「USBないですか」って。どこにいれる余地があるかということです。