この曲輪については文献を探してもあまり情報が見つからない。
しかし、杉戸町+同和で検索すると、「杉戸町下本村集会所設置及び管理条例」が出てくる。もとは「杉戸町同和対策集会所設置及び管理条例」という名称で、教育委員会の管轄なので、同和対策の教育集会所であることが分かる。
その下本村集会所がここである。
妙に頑丈な門があり、入りにくい状態になっているのが気になる。
杉戸町+部落解放で検索すると「杉戸町の教育」という資料が出る。資料には「杉戸町下本村集会所運営審議会」として部落解放同盟杉戸支部の会員が掲載されており、いずれも杉本姓である。
内部の図も掲載されている。
それにしても、ここまで部落や同和を強調する必要はあるのだろうか?
外からは同和や部落や人権といった掲示物は見えないので、町の資料を見ないと、同和施設とは気づかないだろう。
そして、関東の部落と言えば白山神社だ。
中には大正時代の奉納板がある。ここには杉本姓が6名ある。
付近の人に聞いてみた。これは村の共同所有で40年ほど前は毎年白山神社のお祭りが行われていたそうだ。そして、2020年頃までは世話役の人が小さな祭りをしていたのだが、今は完全に放置されている状態だという。
横にあるのは稲荷神。
今となってはよそから引っ越してきた人が多いのだが、神社は「杉本さん」のものという認識だ。
その「杉本さん」の1人に聞いてみたのだが、部落とか同和とかは戦前の話だし、解放同盟の活動なんて知らない、集会所がどのような経緯で出来たのかも知らないという。町の資料からすると、そんなことはないはずなのだが、何かを隠しているのか、あるいは解放同盟の活動はごく一部の内輪だけで行われていることなのか。
かつての世帯数は14。特に困窮しているわけでもなかった。それが今では6軒程度だろうという。住民がかなり入れ替わっており、差別などないということだった。「杉本」と表札の出た家はどれも大きい。
大字は堤根で、この辺りの小字が下本村なのだという。大落古利根川の上流側が上本村、下流側が本郷。
近くに曹洞宗の寺があり、墓地がある。
しかし、墓地を見たところ、曹洞宗だけではなく日蓮宗、真言宗、浄土真宗も混じっている。
墓石も「杉本」に限らない。また、杉本の間でも宗派は様々で、この寺が部落の寺というわけでもないし、また部落の宗派が決まっているというわけでもないことが分かる。
かつては農村だったという。精肉店があるが、名字からすると部落とは関係はないのではないか。
公園ではさきほどまで子供が遊んでいた。既に融和しており、部落とか同和といった活動は不要なように感じられた。
神奈川県で樋口ってそういう苗字なんですか?
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神奈川県の同和で樋口は聞きません
宮部さんのご実家の下味野の記事はいつになるのでしょうか?
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