ヒロシマ、ナガサキ、オキナワ、フクシマ、そしてモリカケ、アベ政治――――。左翼活動、反戦・反核、反政府、こういったシーンでは往々にして運動テーマが「カタカナ」で表記されるものだ。なぜ彼らは「カタカナ」を好むのだろう? こんな疑問を抱いたことはないだろうか。社会運動におけるカタカナ表記が持つ意味とは? 一線級の活動家の証言を交えてカタカナ現象を検証してみた。
日本語には漢字、平仮名、片仮名、3種類の文字がある。通常、漢語・和語由来の言葉は漢字か平仮名で表記する。対してカタカナ表記の場合、外来語・学名などで使用される。またカタカナ表記の場合はより応用が効く。ポップカルチャーと結びつくと「ケータイ」=携帯電話、「ビミョー」=微妙、こんな風に使用される。この通りカタカナ表記というのもは面白いものだ。
身近なところでみると作家・ライターのペンネームの類。例えば「佐藤和彦」というありふれた名前も「サトウカズヒコ」とカタカナ表記することで、クリエイター風味を醸し出す。こんな感じのWEBライターのペンネーム、いかにもありそうではない?
要するにカタカナ表記をすることでポップ感、カルチャー感が強調される。あるいは揶揄する時もカタカナ表記が有効だ。「代議士のセンセイ(先生)」「サヨク」または「ネトウヨ」これはおそらくカタカナが持つ「鋭角的」「無機質感」によるものだろう。
こうした用法にルールはなくあくまで言語感覚による。外国人から見ればとても複雑で、分かりにくいかもしれないが、それだけ日本語の表現が豊かということでもある。
対して左翼活動におけるカタカナ表記はまた別の意味がある。広島と長崎が「ヒロシマ・ナガサキ」になった時、それは地名を表すのではなく「原爆を投下された被爆地の広島と長崎」を指す。つまり「ヒロシマ・ナガサキ」という表記によって「原爆の惨禍に苦しむ」という現象の意味が込められる。もちろん活動家たちだけではなく、メディア・作家らも使用する。
代表的なものとして大江健三郎の『ヒロシマ・ノート』。あるいはオキナワの場合、米軍基地問題に揺れる沖縄という現象を意味する。例えば『フクシマ・オキナワとつながる希望のミュージカルコメディ~ガマ人間あらわる』『アリランのうた―オキナワからの証言―』(朴壽南監督)といった使用例がある。
反天皇・反皇室の活動家の場合、昭和天皇を「ヒロヒト」と表記する。これも「戦争責任がある昭和天皇」の意味をもたらす。言うなれば「左翼仮名」といったところか。
どうやらこの“左翼仮名”を用いることでその対象物を運動化する効果があるらしい。彼ら流に言えばカタカナは「情宣」に最適なようだ。2011年の福島原発事故が発生した際、案の定福島は「フクシマ」になった。
予想通りだ。
この場合ももちろん福島県を示すのではなく、放射性物質が放出・拡散した双葉郡、南相馬市、飯館村周辺をフクシマとする。他にも福島原発事故の場合、脱原発団体は、福島第一原発を「フクイチ」と呼んでいたもの。
また流行語にも選ばれた「アベ政治を許さない」というのも反安倍首相、反自民党という意図を込め「アベ」表記になったと思われる。とかく運動の旗頭になるキャッチフレーズは往々にしてカタカナになるものだ。
こういう実例もある。フリーター・非正規雇用といった問題では若者を「ワカモノ」と表記していた。この場合のワカモノは派遣切りやブラック企業や過重労働に悩む労働者、ネットカフェ難民といった人々を意味する。もっともワカモノといったところでデモや集会の類で集まってくる「苦しむワカモノ」は“いいオッサン”どころか高齢者もいた。
だからこの場合で使用されるワカモノ=10、20代というわけではない。社会的に困難な状況にある不特定多数者を「ワカモノ」としているようだ。この延長線として活動家を「カツドウカ」にするケースもある。
「NNNドキュメント’10 カツドウカ、社会へ ~湯浅誠の若者養成塾」とこんな具合。活動家という言葉に充満する運動臭を排して、カタカナ表記することでポップ感を表現したかったのだろう。ただ見たところあまり定着していないようだ。
ノーベル平和賞、ICAN・川崎哲氏が語るカタカナの意味
では現場の活動家たちはどういう意図で「カタカナ表記」にしているのだろうか。昨年、国際NGO「核兵器廃絶国際キャンペーン」(ICAN)ら反核運動家がノーベル平和賞を受賞した。実はこの運動においても「被爆者」を「ヒバクシャ」として用いている。
ICANは「核兵器禁止条約」の採択にも尽力した団体だ。条約の前文を見ると被爆者が「hibakusha(ヒバクシャ)」として2カ所に使われている。条約の邦訳では「ヒバクシャ」とカタカナ表記。国際的にも「ヒバクシャ」が共通語になっている。また2016年4月から始まった「ヒバクシャ国際署名」もカタカナ表記。
またノーベル平和賞授賞式でICANとともにメダルと賞状を受けたサーロー節子氏が呼びかけ人になっている「ヒバクシャ国際署名」もカタカナ表記だ。本来「被爆者」という漢字表記だけで、核の参加、恐怖は大いに伝わりそうなものだが、なぜカタカナにするのか?ICAN国際運営委員、川崎哲氏が3月17日、東京都多摩市内の講演会に登壇したので、その席上で川崎氏に聞いてみた。
川崎氏によれば「広島・長崎のヒロシマ・ナガサキもノーモアウォーという願いが込められ原爆被爆者を意味することとして定着することになった。日本語の津波が国際的に「TSUNAMI=ツナミ」となったように、被爆者の方が国際的な運動をする時にに自分たちのことを「ヒバクシャ」ということになった。
最近ではグローバルヒバクシャという言葉も広がって、核実験などの被害者の意味でも使われ、チェルノブイリやフクシマの被害者もヒバクシャとして使われるようになった。ある種の普遍的な世界的な意味を持ち、メッセージ性をもったものとしてヒバクシャが使われるようになった」と解説した。
なるほど津波が「TSUNAMI」として世界共通語になったのと同様に「ヒバクシャ」も世界初の被爆国という背景から「ヒバクシャ」に派生したのだ。これまでの歴史的経緯からすると、漢字の「被爆者」の場合、ヒロシマ・ナガサキの被爆者に限定されてしまう。
しかし国内外問わず、核兵器使用・核実験以外の「被曝」ということもありえる。原発事故はその最たるものだろう。「被爆者」の場合は、核爆発の直接的な被害者を指し一方、核爆発の二次被害、あるいは核兵器以外で放射線を浴びた場合を「被曝者」としている。世界的に見れば核実験、事故などの被爆者も存在する。そこで「被爆」「被曝」両方の意味を込めた「ヒバクシャ」を世界共通語にしようというわけだ。
少なくともヒバクシャに関してはカタカナ表記にする相応の理由があるように思えた。ただアベ、ワカモノ、オキナワ、現状の使用例を見る限り、とりあえずカタカナにしておけば“運動っぽく”見える。そんな安直な意図でカタカナ表記にしているようにも見えるが・・・。
もうちょっとシンプルに”読めない””書けない”人がいるから、とかないでしょうかね?
活動家は日本人だけなわけじゃないし。
それならば「ひらがな」でもいいわけです。
しかし沖縄で考えてください。
「おきなわ」と表記した時の柔和な感じ。
対して「オキナワ」とした時のイデオロギー感。
またローマ字にすると「OKINAWA」。
これだとなんだかANAのキャンペーンになってしまいます。
それともう一点、
ポスターやプラカードにするときに漢字や平仮名は
書きにくいですが、カタカナだと書きやすいから
という事情もあるかもしれません。
英語圏の人が大文字を使う感じですかね。
大文字のテキストで書かれた文章は、大声で言われている印象を受けるらしいです。
なので警告を知らせる看板なんかは全文大文字で書かれるのだとか。
http://parstoday.com/ja/news/world-i22138
確かにアメリカを見ると太い大文字が使われています。
なるほど警告的な意味があるというわけですね。
小文字だとちょっと勢いがない印象を受けます。
あるいは筆跡の問題もあるのかと。
デモやビラに使われる文字はいわゆる「ゲバ文字」とか
「トロ文字」とか言われていますけど、もともと筆跡が
ばれないためい考案されたと聞いています。
アルファベットの大文字もそんな効果があるかもしれませんね。
俺が貧乏で馬鹿なのは国のせいだ!(まともに勉強したことも努力したこともない)
もちろんちゃんとした知識人も居るけどSNS見る限り自民ガーアベガーって言ってんのこういうのが多すぎてね
もっと若い内から教養と学を身に付けるべきだったんじゃない?
人のせいにするのは簡単だし楽でいいよね、羨ましいや
#cd65d861b0996f2ca6e83a8d95acb12c
崇仁協議会の記事の続きはどうなったんですか。
まだ整理できてなくて、ぼちぼち再開しますよ。
その前に崇仁にも微妙に関係すると事件ネタをはさむかもしれません。
ネトウヨも同じでしょ
差別を無くそう、とかほざいている貴様らこそ、実は十分に差別主義者じゃねぇかよwww
ネトウヨも同じ、とは?
運動における言語感覚や言葉のセンスは左派の方がよほど優れていると思いますよ。
同じとは思えませんが。
差別主義者というレッテル貼りは構いませんが、差別を無くすという願いは
人類普遍のテーマです。差別を無くそうといって何が悪いか分かりません。
(そもそも公の場でそういう発言をした記憶もないが)
てか、そもそも森友なんて関西同和が発端なのに、あんたら、結局そいつらを擁護してるような面があるよね。
実は、敵対してるように見せて、ホントはグルなんじゃねぇの?
読んでられない劣悪な記事さんはなんだかんだアクセスして頂いて
ありがたいことです。
森友は関西同和が発端? 貴方はネトウヨを批判しておいて
彼らと同じ主張をしていますね。
じゃあグルでいいんじゃないですか?
それから老婆心ながら一言。
深夜に森友だ、人権だ、なんて考えないほうがいいですよ。
生活と心に余裕と潤いがない証拠です。
サンピン(←)は勘違いした差別主義者だなwww
サンピン
ダンマリか
まーそりゃそうだろうな
差別解消を謳ってるくせに、実は当の本人が差別を助長してるわけだからなw
ま、アドバイスとしては、誤解を生むサンピンを排除しとけ
と思うわw
なるほど、そりゃそうですね。かたかなでも良い。
看板文字であるというのは正解に感じますね。大振りのマジックなどでも書きやすく、
ごちゃごちゃせず見やすい。
図面文字と同じ意味かもしれませんね。
間違えた かたかな × ひらがな 〇
「おやじ臭い」というよりも「オヤジ臭い」というほうが
より感情がこもっているし、面白いものです。
こういう性質と見やすさも相まってカタカナが
使われているのでしょう。
昔は応援してたんだが、サンピンの下劣さに閉口したもんで、ジゲンシャバッシングを開始するわ。
ぜひ示現舎バッシングを開始してください。
嫌なら見るなって幼稚園児のやることだな。初めっから鍵かけて一人でシコシコやってればいい。こっちは犬のうんこ踏まされたようなもの
というかネトウヨのダブスタ脳は障害者レベルだから病院行けよ
お前らみたいなのが安倍に下知されて植松みたいに障害者殺すのは目に見えてるんだからさ、鳥取ウヨク無限ループさんよ
非常に興味深い良い記事だと思います。
ありがとうございます。同和以外でもいろいろやってますからよろしくお願いいたします。
>少なくともヒバクシャに関してはカタカナ表記にする相応の理由があるように思えた。
うーん、勝手に言葉に意味を付け加えて変質させているだけのような気がする。無理に世界共通語とすることで、理念が先行し、個々の事情を顧みず具体性のある解決から遠ざかっているような。「TSUNAMI」は定義が揺るがないからいいのですがね。
結局、自分たちが問題化させるために「世界共通語」を作り出すことで、差別感情を固定化・長期化させることになってないか?
「慰安婦」だって、自分たちの都合のいいように、言葉の意味を広げて、本来争点で無かったところで広義の強制性だの言って、「新聞社」が誤報取り消ししたのに、その周辺はまだまだ「問題だ」って言い続けてますよ。
慰安婦は日本も存在を認めてるから10億円拠出したのでは?
まぁ非論理というか、白痴というかネトウヨヒトモドキ障害者が多いブログだな〜
部落だの差別でしかいい歳こいて結婚もできないから自分を慰めるために隔離した子供部屋無職ネトウヨヒトモドキ異常者専用の精神病院みたいなもんか
まともに社会で働けんわなB型作業所でやり直したら?三品とかいうダブスタで頭が溶けてるネトウヨ爺さんは
慰安婦はなかった芸人のフェイクジャーナリスト櫻井よしこが敗訴してたけどこのことについてネトウヨヒトモドキはどう思ってるのか気になるね
お前らの大好きな産経も報道してたこと知らないのか。中曽根が暴露してるんだから慰安婦はあったよ確実にね
馬鹿は精神病院で治療受けるんだな
https://www.google.com/amp/s/lite-ra.com/i/amp/2019/11/post-5119-entry.html
と思ったら外国人参政権反対とか顔真っ赤でやってるヤバイブログって今気付いたw
ネトウヨ「サヨクは運動っぽく見えるからカタカナにしてる!!」←このサヨクってカタカナはなんですか?
もしかしてネトウヨって障害者?
真面目にこれ書いたやつは精神病院行ったほうがいいよ
左翼憎しで脳が溶けてるみたいだから