吉村洋文新代表の下、党再生を目指す日本維新の会。その矢先の出来事。12月1日、大阪市内で行われた代表選後、阿部司衆院議員、同選に立候補した金村りゅうな衆院議員が帰路の新幹線車中、飲酒して騒いだ挙句、車掌から注意されていた!「いかにも維新だ」と失笑した乗客もいたというから党の面目丸つぶれである。
前原誠司共同代表という謎の人事
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2日、日本維新の会は新執行部を発表した。
党三役は新幹事長に岩谷良平衆院議員(大阪13区)、政調会長に青柳仁士衆院議員(大阪14区)、総務会長に阿部司衆院議員(東京比例)。そして吉村体制では従来の全国政党化の方針から一転、都市圏など主要な選挙区に絞る「戦略的地域」を進める意向だ。
また方針転換以上に注目されたのが、教育無償化を実現する会の前代表・前原誠司氏が共同代表に就任したことだ。民主党、民進党、希望の党、国民民主党、教育無償化を実現する会、と歩んだ前原氏だがいずれも党要職にあって失敗を繰り返した。そんな政治歴から前原氏には「政党クラッシャー」「キングボンビー」(*ゲーム『桃太郎電鉄』に登場する貧乏神キャラクター)と不名誉なニックネームがつく。
「石破首相と昵懇の間柄ということから政権とのパイプ役を期待された」(政治記者)との見方もあるが、当の石破政権自体が短命と予想される。前原氏がどこまで存在感を発揮できるのか疑問。
実績には疑問符がつく前原氏を共同代表に加えた新執行部で党改革を進めるというが、早々に呆れた事態が起きていたのだ。
話は12月1日に遡る。
グリーン車で大騒ぎ、乗客が見かねて車掌を呼ぶ
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代表選後、阿部司衆院議員と同選に立候補した金村りゅうな衆院議員(神奈川10区)は、新大阪駅で新幹線グリーン車に乗り、東京へと帰路についた。
その車中でのこと。
目撃者はこう呆れるのだ。
「阿部氏と金村氏がグリーン車のシート横4列を占領し、飲酒しながら大騒ぎしていたんですよ。あまりにうるさいので乗客が見かねて車掌を呼び、両氏は注意されました。騒いだ酔客が国会議員だなんてふざけるな、と怒るでしょ。ところが維新の議員だと聞いて〝ああ、やっぱり維新か〟と失笑する乗客もいましたよ」
代表選の緊張が抜けたのか羽目を外し過ぎ。しかも「やはり維新か」という反応は現状の党イメージを物語っている。それに国会議員ともなれば全方位から衆目を浴びるもの。しかも世はSNS時代だ。スマートフォンのカメラがどこかで狙っているかもしれない。そうした意識はなかったものだろうか。
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事実関係を確認しようと両氏の議員事務所に質問状を送付したが回答はなかった。
元維新関係者はこう嘆息するのだ。
「馬場伸幸前共同代表時代から維新の〝飲み食い政治〟が批判されてきました。かねてから飲食について問題視されてきたのに公共の場で飲酒して大騒ぎとはもっと恥ずかしい。それに阿部氏は党役員、金村氏は神奈川維新の代表で今後の維新を背負っていく議員でしょ。これでは党再生も期待できませんよ」
これも飲みにケーションというわけではなかろうが、維新と「飲み」は鬼門だ。
高額な飲食費に対する批判を受け、阿部氏の盟友、音喜多駿前衆院議員は政調会長在職時に
「党内メンバーで会合を行う場合は1人あたり5,000円まで」「党外メンバーと会合を行い、個室などの対応が必要な場合は1人あたり15,000円まで」
とのルールを提唱。これを「民間企業並かそれ以上のルール」と自負したことは反発を招いた。
その点、民間企業のサラリーマンならば新幹線車中でもっとお行儀が良かったことだろう。ところが両氏の振る舞いは大学の悪ノリサークル学生並み。新体制下になったものの飲食絡みのトラブルは当分、続きそうだ。
さすが国壊ぎーん様だなぁ
>〝ああ、やっぱり維新か〟と失笑する乗客もいましたよ
これが今の維新全てを物語ってると思う