二階幹事長、三男秘書が 大阪中国総領事館で 受けた「恩返し」

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By 三品純

菅新体制下で留任した二階俊博幹事長だが御年81歳でもエネルギッシュな活動は「老害」どころかむしろ頭が下がる思い。昭和の大政治家の気風を留める存在感は「元老」「妖怪」という言葉がよく似合う。だが寄る年波には勝てぬのも事実。そろそろバトンタッチ・・を意識しているに違いない。しかし二階王国、御坊市長選で落選した俊樹氏、素行で悪評があった直哉氏とどうもジュニアは心許ない。そこで全日空(ANA)出身で三男の伸康氏が後継者であると過去、報じた。現在、伸康氏は父の秘書を務め跡継修行の身だが、親中派二階幹事長の友人・中国が伸康氏に花を持たせようと手を打った。国民的ドラマ、半沢直樹ではないけれど“ 施されたら施し返す恩返しです”というものだ。

秘書・伸康氏が何総領事と会談

三男、伸康氏。御父上の面影が。日本ユニシス事例インタビューより。

二階家最後の切り札、伸康氏。ANA勤務後、2014年から二階幹事長の秘書を務める。現在と言えば

「幹事長室に伸康氏専用のデスクがあって二階幹事長のスケジュール管理をしています」(政治記者)

だそうで秘書業務に奮闘の日々か。自民幹事長室と言えば党、そして政権の中枢、いわばコックピット。ANA出身の伸康氏が党、政権の操縦桿を握る二階幹事長の仕事を生で見るわけだ。となれば周囲も当然、配慮するであろうが、愛しき隣人・中国も伸康氏を重視している模様。

二階ウォッチャーからの指摘。

「中国大阪総領事館HPの総領事館ニュースを見ていたら、二階氏と何振良かしんりょう総領事が会談とあるからよく見れば三男の伸康さんだから驚きました」

伸康氏の外交デビュー?

記事によれば

張玉萍副総領事、中島寛和和歌山県観光庁長、北山徹国際担当参事、和歌山県アドベンチャーワールドの山本雅史代表取締役社長らが同席しました。

と和歌山県の要人も同席。しかし行政にも通じるウォッチャー氏はこう訝しがるのである。

「御曹司と言えども伸康氏は一介の秘書でしょ。この場合、序列的には中島県観光庁官が先頭にくるはずですが(笑)」

政界には影響力を持つ大物秘書も存在するものだが、伸康氏はまだ「脇で鞄持ち」のレベルのはず。そんな立場だが総領事と会談というVIP待遇。二階幹事長の名代だから担ぐのもよく分かるが…。

あるいは関西在住者ならばピンとくるかもしれない。和歌山県アドベンチャーワールド(和歌山県白浜町)と言えば「ジャイアントパンダ」の飼育でも有名。和歌山は「パンダ王国」と揶揄する声もあるが、これも二階幹事長の力であるのは明らかだ。この会談からは二階一派と中国の親密ぶりがうかがえよう。

記事によれば二階幹事長への感謝の言葉も。

何総領事は次のように述べました。二階幹事長は終始一貫して対中友好を堅持し、長期に渡り中日関係の改善・発展のために尊い努力と重要な貢献をされました。二階幹事長の故郷として、和歌山県は対中協力を非常に重視し、山東省など中国各地方と積極的に交流協力を行い、大きな成果をあげました。今年、新型コロナウィルス感染症の流行以来、和歌山県は積極的に山東省、四川省、大連市など中国の各省市と友好的な相互コミュニケーションを図り、特に四川省と友好協力に関する覚書を結んだことで、双方の友好関係はより一層揺るぎないものとなり、また中日地方協力の良きモデルをうちたてました。和歌山県が今後も中国の関係各地方との交流協力を更に強化していくことを期待し、総領事館もこれに向けて積極的に協力していきたいと思います。

これを受けて伸康氏は

和歌山県には対中交流協力の良き伝統があり、これまで中国各地と多種多彩な交流協力活動を行ってきました。和歌山県の対中関係発展を促進するため、仁坂知事と二階幹事長は自ら積極的に力を尽くしています。日中関係の改善・発展には両国各界の共同努力が欠かせません。一日も早く感染症の流行が収束し、双方の各分野における交流が再び正常化することを待ち望んでいます。また総領事館が和歌山県の対中協力活動を引き続き力強くサポートしてくれることを期待しています。

と応じた。

成都パンダ基地を訪問した二階氏。

長幼の序は大事にするであろう中国が県幹部より秘書の伸康氏を重んじるのはもちろん二階幹事長の威光があってのこと。下積み中の政治家志望者からすればありえないほどの厚遇だ。しかし中国からの恩返しがあったとしても結局は本人の実力勝負というのが政治の世界。友人が神輿に乗せてくれたが、果たして伸康氏は政界のドン、二階幹事長の後継が務まるだろうか。

三品純 について

フリーライター。法政大学法学部法律学科卒。 月刊誌、週刊誌などで外国人参政権、人権擁護法案、公務員問題などをテーマに執筆。「平和・人権・環境」に潜む利権構造、暴力性、偽善性を取材する。

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