By 宮部 龍彦 
横浜といえばお洒落な港町のイメージがあるが、横浜市は意外と広く、農村のような風景が広がる地域もある。
今回訪れた竹村町は外れも外れで、横浜市の西の端、大和市との境界にある。最寄り駅は相鉄線の瀬谷駅だが、駅からは２キロ以上離れている。
１９３４年の世帯数は２２、人口は１２０であった。横浜市は同和事業を行わなかったため、当然同和地区との指定はされていない。
部落の中を通る県道４０１号線沿いにセブンイレブンがある。周囲を見渡すと何の変哲もない住宅地である。
２階建ての立派な町内会館。ただ、横浜市ではこのような町内会館は部落に限らずあちこちにある。やはり金持ち自治体だからだろうか。
町内会館近くの交差点に祠のようなものが。もしかするとこんな所に白山神社かと思ったら…
地蔵だった。
更に国道を北に進むと妙光寺というお寺がある。ご覧の通り、日蓮さんの銅像がある、日蓮宗の寺である。関西では部落と言えば浄土真宗の檀家が多いが、神奈川県では日蓮宗が受け皿になっていることが多い。
妙光寺は、住所表記上は竹村町ではなく「上瀬谷町」となる。
なお、さきほどのセブンイレブンの裏手には浄土宗の善昌寺があり、ここにも墓地がある。このお寺は「竹村町」内にあるが、「一般」の寺である。
ただ、現在の竹村町は古い家、新しい家、アパートが入り混じっており、既に融和しているように感じる。
住宅の間にこんな盛り上がりが。「まんが日本昔ばなし」に出てきそうな田舎の風景があったことを思わせる。
近づいてみると、とても古い道祖神だった。相模国鎌倉郡瀬谷村字竹村講中とある。
近くにはこんな記念碑も。要約すると、海軍によって広大な土地が接収され、戦後も米軍のために再接収されたものの、地元の努力で耕作権を獲得してきたということらしい。竹村町の周辺に広大な田畑が広がるのは、このような歴史的背景があった。
これは竹村町公園。この公園の周辺に、いくつか車を停められる場所がある。
近くに馬頭観音が。
古くからの農家と思われる家がある。草が生い茂っているので、もう空き家になっているようだ。
なかなか白山神社が見つからなかったが、グーグルアースで調べると、善昌寺の隣の墓地を通っていけばよいことがわかった。
これが竹村町の白山神社だ。なお、神権連の機関紙『人権のとも』２００７年１月１５日号に白山神社のことが出てくる。「横浜支部」の活動として神社にあった２本のケヤキを伐採したということだ。記事では「半日の作業でケヤキは姿を消し、殺風景になってしまった白山神社ですが、跡に何を植えようか、鳥居を作ろうかと、神社の守り手たちは話し合っています」と結んでいる。
パイプを使った手作り感のあるものではあるが、その後鳥居が作られたようである。
白山神社の近くも古い家、新しい家が入り混じった光景。
フキに囲まれたもう１つの記念碑があった。農地の改善事業を記念するものらしい。裏側には妙光寺の墓で見かけた名字の住民が名を連ねていた。「未指定地区」だから放置されていたということではなく、一般対策として行政による様々な改善が行われていたようである。
パイプと継手の鳥居は味わいがあっていいね。
両端は塞いであるのかなぁ
東京都迷惑防止条例改正案が可決成立したということは、今後、東京都の部落の探訪記事は書けなくなってしまったということでしょうか？
特に影響はありません。
瀬谷に住んでいるんですけれど昔サッカーの試合でこの地区の上瀬谷小学校と試合をしたとき陰湿でマナーが悪い等と親が口にしていて何故だろうと思ったのですがこのサイトを見たおかげでなんとなく理解できました瀬谷中に入り良い子だったのが上瀬谷小の子に触発されてヤンキーが増えるという話は近辺では有名です
上瀬谷小学校にサッカーチームはない。
昔はヤンキーとかもいたけど今は全くいないそんなダサいことをするやつ少ないよ
小学校同士の球技大会のこと
瀬谷にすんでいますが部落差別なんて
一回も感じたことはありません。
この記事に乗っている写真は古いものばかりですが実際には綺麗な家の方がおおいいです。
部落差別を解消したいなら綺麗な場所などを取り上げたらいいんじゃないでしょうか正直したに見られてる気分で不快です
竹村の辺りは、古い家が若干多いように感じました。
部落というより、古くからの村がその辺りにあって、周囲はもともと田畑だったのだと思います。
古い家や廃墟を撮るのは、廃墟ファンを狙っていることもあるので、ご理解下さい。
初めまして！瀬谷は逮捕ものレベルの、すごくタチの悪い不良が多いと聞いていましたし、昔三ツ境で働いた時に、口うるさいスタッフばかりで、私の、都内千代田区界隈で慣れた生活と反りが合わず、私から退職したことがありました。実家が旭区なのですが、どうも、緑区や瀬谷区の元部落の人が流れてるような雰囲気がプンプンします。長屋、バラック小屋の家が昔は多かったですが、最近は綺麗に立て直してしまいました。写真取っておけばよかったと思います。父方の祖父が、土地をもっていたため、家を40年前に父が立てたのですが、父方の家族、なんか、みんな、精神的にちょっとダメな人たちで、母もその人たちにやられて、たまにうつ病っぽくなってしまいますし、父方の親戚には精神病院にずっと入院してる人もいまもいます。私は、幼い頃から、柄の悪い地元にやられ、父方の親戚からの暗雲たる雰囲気にもやられて、精神的に弱くて 旭区から出たいけど、今沈んでいて働けなくて泣
確かに瀬谷は柄悪いと横浜市民からは聞きますが、それはまた部落とはあまり関係ないと思います。
瀬谷に限らず､横浜そのものが民度が低く､品性下劣だ｡
例えば､以前福島の震災避難民が陰湿かつ執拗ないじめにあい､挙げ句の果てにはかつあげまでされ､いじめやかつあげをした奴らは一切お咎めなし・・・｡
呆れて物言う気も起こらないくらいだ｡
瀬谷駅前行くとベンチに座る高齢者が
妙に異様と感じる。行けばわかる。
ここ界隈の中古車屋に普通に信号待ちしていたら因縁つけられ殺されるかと
思い逃げた。通常の神経の持主じゃなかった。
駅前の中学生は校門で煙草吸ってるし。
しかも女子。流石に通報した。
瀬谷駅前のシャッター廃墟群凄いと思ってましたが理由があったんですね。泉区も荒んでますが瀬谷も治安悪いんですね…。
竹村のお地蔵さんは昔の処刑場の跡だと聞いたことがあります。
この地区の住民はかつては芸能民だったようです。
昔、瀬谷区の高校に通ってましたが同級生から自分部落出身だから就職できるかなあ
と告白されました。その時は冗談だと思ってましたね 横浜に部落なんてあるの？て感じで
横浜市民の大半が他所出身者ですから地元の古い事情なんか知りません。
あと瀬谷といえば近藤真彦ですかね。弟が結構有名なヤンキーだったです（笑）
貴重なお話ありがとうございます。地元でもある程度は伝承されてたのですね。
瀬谷は戦後間もないころから引揚者住宅が沢山建設されました。細谷戸住宅とかが有名です。そういった低所得者層が多いのでガラが悪いみたいな評判になってるのかと。
あと上瀬谷の通信隊がありましたね。通信隊の周りは2階建以上の建物が建てられないので
上瀬谷あたりは戦前と風景が変わらないなんていわれてました。
あの通信隊は米軍の最重要秘密基地と言われていてソ連と戦争になったら真っ先に核攻撃されるとの評判でした。高校生が知ってるんじゃ秘密でもなんでもないですが。1980年ごろの話です。
親戚が一時期瀬谷に住んでいましたが、確かにガラが悪いのが嫌だとか言って引っ越してしまいました
瀬谷駅のすぐ近くだったので竹村ではないとは思いますが
旭区民です。瀬谷高校出身です。白山神社イコール被差別部落、というのも今となってはこじつけだと思います。
ガラが悪い人たちは瀬谷にかぎらずどこにでもいます。そういうガラの悪い過去の人たちのことを忘れてやってもいいのではないですか？
瀬谷といったら、馬糞の匂いがする道路がある。タヌキが出るという看板がある。のどかな田舎という印象です。年末年始に八福神めぐりで何回か行きました。お寺をめぐってスタンプを押しまくりました。楽しかったです。
地元の方、コメントありがとうございます。確かに過去のことした方がよいのだと思います。
前にも書いたのですが、ここ何年かで全国どこでも急速にガラの悪い子供というのがいなくなっていると感じます。
この界隈なら竹村町もそうかも知れませんが、上瀬谷町の牢場坂や、中屋敷、馬場屋敷といった今も残る地名の方がよりかつての面影が偲ばれるのではないでしょうか。
私の父が子供の頃なので終戦後すぐの頃ですかね、この町で鰻の罠を竹で編んで貰っていたそうです。
竹細工系の職人の部落で町名もそれで付いたのではと思います。
皆さん治安のことばかり言ってますね、西成のイメージなんでしょうか。昔から部落研究の書籍買って色々調べてましたが部落は乱暴者の集まりばかりではないですよ。
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部落というよりは、瀬谷区のような横浜市の郊外全般がガラが悪いようなイメージがあるのかも知れません。