胎内市乙には1928年に14戸の部落があったと記録されている。 『埼玉県,山梨県,新潟県での現地研修記』 にも詳細な記述があり、1990年前後でも10戸程度の部落だったという。また、同和対策事業が行われたとされている。この文献を手がかりに場所を特定してみよう。
ここが乙宝寺。文献では部落はこの寺の寺守りをしていたと伝えられるという。
「 乙宝寺の前面の集落のなかで車を降 りる。小さな川が流れていて 橋のかか っているところである。 」という記述があるので、そのような場所を探す。
条件に合いそうなのが、乙大日川にかかるこの橋。さらに文献の記述を検証する。
岩崎さんが側溝のふたの色を注意する。そこまでふたの色がかなり黒ずんでいるのにここで急に白くなる。 このことはここのコンクリー トのふたがつい最近つけられたということを示 している.
文献によれば、この地では同和対策事業により道路の改良工事が行われたが、そのことは住民に事前に知らされず、しかも肝心の部落は除外されて周囲だけが工事されていたという。
『部落問題・水平運動資料集成補巻2』によれば、1933年にこの地では融和事業が行われていおり、1936年の記録では乙村の要改善地区は46戸とされている。この数字には他の記録との矛盾があるので、どの範囲が部落かということは一定していなかった可能性がある。当時の中条町が融和事業の記録をもとに事業対象範囲を決めたとすれば、それが歴史的な意味での部落の範囲と異なっていたとしても不思議ではない。
ちなみに、橋のちかくの、この廃墟のある場所が部落に当たるのかどうかは分からない。
側溝がある路地に入ってみる。
途中から黒ずんだ蓋が白くなっている場所があるというが、文献の記述は30年も前のこと。蓋の色で判断することは難しいだろう。
しかし、これらの側溝が文献に書かれているものである可能性は高い。
道は細いが、この辺りではよく見られる風景で、部落という雰囲気はない。
ちなみに、この辺りの特徴として地下水が豊富で、一昔前は井戸を掘ったら自噴していたそうだ。
ただ、川の近くには空き地の多い一角がある。
そして筆者が気になったのはこの場所だ。側溝の蓋の形が他の場所とは違うし、奥には蓋のない側溝がある。
右側が古い側溝で、もともと蓋がされていた。そして、左側の側溝は後で新しく作られたもののように見える。おそらく1990年当時は右の側溝しかなく、指摘を受けて左の側溝が作られたものと考えるが、どうだろう?
しかし、ここは車が入れず不便なため、住民が出ていってしまったものと考えられる。ごく小さな一角だが、空き地といま残っている家を数えると、確かに10戸程度だ。
とすると、周辺の側溝が整備されている辺りは、実は部落ではないということだろう。
凡そ部落の範囲はあっていらっしゃるのではないかと。ただ部落姓の分布
を見ると、4分25秒ぐらいで「多分こっちは違うんじゃないかと・・・」の辺りも
含まれる様ですが。
改めて住宅地図を見てみましたが、確かにその可能性があります。
古い側溝があってそこにコンクリート蓋をのせていたとの推測ですが、
鉄蓋のグレーチングをかぶせるのならまだしも、この側溝の形状ではおそらくコンクリートの蓋をのせて暗渠にするは難しいのではないかと思います。
コンクリートをのせている側溝の寸法や高さはある程度決まっています。そして側溝がまっすぐでなくてぐねぐね曲がっていたり、縁がないとコンクリートを乗せるのは難しいです。
専門家のコメントありがとうございます。ということは、あそこはもともとあんな感じだったのですね。
いつも興味深く拝見しております。
取材ご苦労様です。
ひとつ疑問に感じ、失礼とは思いますが、最近の部落探訪は関東、東北、北陸の極小部落や現在跡形の少ない地区を探訪されぎみですが、もっと現在も大きく残る西日本、四国、九州の大、中規模地区を探訪されないのでしょうか?知識としては良いのですが、ファンとしては物足りなさを感じます。ぜひ方向転換お願い致します。
何と言っても、学術・研究なので、今まで知られていなかったことを掘り起こすことに興味が行っています。関西の部落も必ずまたやります。
ちなみに関西の探訪はご苦労の上、現在も一目でそれとわかり、拝見して本当に勉強になり、記憶に留まります。希望として、関西の更なる地区、これまで取材のない、若しくは少ない三重、和歌山、岡山、愛媛、高知、福岡のあからさまに今も残る地区もぜひお願い致します。
珍しい立地の部落といえば、兵庫県南あわじ市沼島の奥谷”サンマ下”ですね。太平洋側の離島に部落の存在はほぼ確認できませんが、ここは例外です。人口500人足らずの離島で100人規模の部落は、かなり大きい部類ではないでしょうか。
これは夏に行ってみたい場所です。来年に検討します。
部落ではなく在日絡みの話題ですが、
https://goo.gl/maps/XtTmdAe8E9MFB3zx5
川崎市幸区戸手4丁目のこの河川敷の人々は、台風19号でどうなったのでしょうか?
見てきます。
アクアアリーナ川崎ロッソタワーの住人の口コミより
「自分の棟にはいないが、隣の棟はマンション建築前にその土地に住んでいた人たちも入居しており、その人達があまり良くないらしく、毎日「売って下さい。」というチラシが今だに入るマンションなのに唯一売り物件が時々出る。」
https://www.mansion-note.com/mansion/1449558/review/post/2438436
河川敷を不法占拠していた在日コリアンたちですね。
同上
「マンション裏側には多摩川の間に舗装されていない通路がある。そこはたばこのポイ捨てだらけになっている。住人の歩きたばこも多く、ホームレスも多い。」
https://www.mansion-note.com/mansion/1449558/review/post/31802551
「多摩川が目の前にあり、散歩をするにはとてもいい環境だと思います。川沿いにバラック小屋があるのが少々気になりますが、夕方などはとても綺麗です。」
https://www.mansion-note.com/mansion/1449558/review/post/13354628
「以前は近隣の中学校が荒れていたそうですが、最近は落ち着いているそうです。ただ、空きカンを抱えたおじさんが多く最初は驚きました。」
https://www.mansion-note.com/mansion/1449558/review/post/6165108
「目の前が大きい道路なので、車の音などが低層階は気になるかもしれません。
あと川沿いのバラック小屋が気になります。」
https://www.mansion-note.com/mansion/1449558/review/post/13354641
「駐車場は回転式なので少し不便かもしれないホームレスの景観が気になる」
https://www.mansion-note.com/mansion/1449558/review/post/1995796
「ホームレスが多いので、空き缶を沢山自転車に積んだ人が危ない」
https://www.mansion-note.com/mansion/1449558/review/post/1995649
おしゃれな高級マンションの新住民たちは、異質な文化をもつ隣人たちのことを、やはり気にしているようです。
ゴネ得による不法占拠者…いや時効取得による地権者のかたがたはロッソタワーの2階に集住しており、高級マンションの内部で異彩を放っています。
これは、マンションの中の同和問題と言ってもよいでしょう。このような集合住宅は珍しいのではないでしょうか。
https://www.e-mansion.co.jp/bbs/thread/9154/?q=%E4%B8%8D%E6%B3%95&has_img=&good=
https://www.e-mansion.co.jp/bbs/thread/8923/?q=%E4%B8%8D%E6%B3%95&has_img=&good=
https://www.e-mansion.co.jp/bbs/thread/8666/?q=%E4%B8%8D%E6%B3%95&has_img=&good=
https://www.e-mansion.co.jp/bbs/thread/2793/?q=%E4%B8%8D%E6%B3%95&has_img=&good=
居座れば金をもらえるという実績があるので、河川敷の方々も頑張っているのでしょうね。今回の洪水で家を修理してまだ住もうとしている人がいるようですが、その労力と費用を考えると、見合わない気もしますが。
丸い金属がはめ込まれている部分は、側溝ではなく消雪パイプに見えますが。
道路脇ですよね。言われてみればそんな気もします。
胎内市には白山神社も鎮座しておりますね。
報告と同様のエリアを8月末に訪問してまいりました。無論、白山神社も探訪しておきました。