【日本青伸会】「神事だからキャンセルできない」大野寛文氏が9万9千円神宮ツアーの返金を拒否

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By Jun mishina

3月13日、日本青伸会は伊勢市内のホテルで「令和6年度 定時社員総会」を開催した。だが、会場が公表されたのは前日の12日。この運営手法は、会員の参加機会を著しく狭めたとの批判を免れない。しかも受付スタッフは大野寛文理事長の側近だけで固められ、筆者は委任状を得ていたにもかかわらず、警察に通報された上で入場を拒まれた。高額イベントの返金をめぐるクレームについて大野氏に質問したかったのだが、何か不都合でもあるのだろうか。(写真は大野理事長と直井景子理事)

一般社団・財産法人法第39条違反では?

一部会員と非会員に送付された文書。

3月13日、伊勢市内のホテルで開催された「令和6年度 定時社員総会」直前、議長席に座る伊勢市議で、日本青伸会の大野寛文理事長を直撃した。

「質問状についてぜひ取材をお願いします」。事前に送付していた公開質問状のことだ。

大野寛文・伊勢市議への公開質問状

すると大野氏はスタッフに制止するよう指示し、筆者が大野氏に渡そうとした名刺は女性スタッフに取り上げられた。筆者は他の会員から委任状を得ていたが入室は不可だという。非会員でも長らく日本青伸会に協力してきた地元市民も同様に拒否された。最終的に警察が駆け付け会場から離れることになった。

不当な対応である。総会会場で主催者側は会員に身分証提示を求めた。一方で会場内には会員資格があるのか不透明な大野氏の私的なスタッフ、また横領などで伊勢神宮を追放された元禰宜の姿もあったが同氏は非会員である。

直前まで会場を通知しなかったのも大野氏の運営を疑問視する会員や外部の追及を逃れるためだったのだろう。しかしこれは明らかにおかしい。

そもそも「一般社団法人及び一般財団法人に関する法律第39条」では社員総会の日の二週間前までの通知が義務付けられている。確かにごく一部の会員と大野氏の協力者には先月25日に総会案内が送付されているが、全員ではなくそれ以前に日付も場所もはっきりしていない。

開催の通知は直前の3月10日、会場を知らされたのは前日の12日という会員も少なくなかったという。この対応はおかしい。ホテルを予約し、スタッフも揃っていたということは3月10日以前にすでに会場は判明していたはずだ。それに日本青伸会は全国に会員が存在する。遠方在住の会員が直前に通知されて伊勢市に行くのはかなり困難なことだ。

自身の不可解な入金、神宮出禁については説明なし

リモートでも配信(読者提供)。

総会の出席者はわずか5名。残りは大野氏のスタッフだ。総会の成立や決議の有効性に重大な疑義が生じる。同会は内閣府から改善命令を受けており、会の存続がかかった状況だ。また東京都千代田区の事務所は退去を求められ公益社団法人にもかかわらず本部事務所がないという異常事態である。現在、家賃の未払い分について同会は保証会社から提訴されており、問題は山積みだ。当の大野氏は「これまでの体制に問題があった」と繰り返したという。

また直井理事からは〝お金がないから仕方がない〟との説明があったというがこれも無責任だろう。事務所を含めて、内部の問題を承知の上で理事長、理事職を引き受けたのではなかったのか。

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従来、当方が代表理事に選任される前は、当会の理事同士で意見の対立が生じており、かかる意見の対立に基づく業務情報を共有されていなかったことがガバナンス体制が構築出来ていなかった原因と分析しております。そのため、会員名簿に関する情報が共有されず、通帳の取引履歴等をはじめとする収支の状況等、が開示されなかったため、一部の元理事や前理事長等の独断で、業務が進められていたという事実がございます。

しかしながら、当方が代表理事に就任したことによって新たに通帳を再発行し、会員に対する会費の案内等について、やり直すことによって、これらの事態が改善されてきているものと考えております。

大野氏は2月13日、内閣府への報告書でこのように弁明している。特に後半部分は重要だ。つまり過去の役員の運営が杜撰だったが、大野氏が代表理事になったことで改善されるという。ではなぜ今年の第80回年末年始神宮庭燎奉仕が実施されなかったのか。このことを大野氏は説明できたのだろうか。

日本青伸会は伊勢神宮の奉仕団体である。年末年始に外宮・内宮で参拝客の足元を照らすため、夜通し篝火を守る「神宮庭燎奉仕」を行ってきた。同会のシンボル的な行事であり、つまり神宮庭燎奉仕ができないというのは会の存在そのものが無意味ということだ。

ではなぜ庭燎奉仕の権利を失ってしまったのか。最も大きな要因としては大野氏が神宮の名を使い私的な高額ツアーを掲載していたこと。こうした素行に対し伊勢神宮側は大野氏からの連絡を取り次がない対応を取った。つまり事実上、出入りを禁じられたのも同然だ。

大野氏は前理事長らの批判は雄弁だが、神宮との信頼関係を失った経緯は一切説明されない。むしろ同会の窮地は全て前理事長らの責任だと言いたげだ。

その一方で今、大野氏に対するクレームが殺到していることを自覚しているのだろうか。

「神事だから返金できない」神宮に泥を塗る行為

すでに理事時代から青伸会とは全く別に高額な神宮ツアーを開催してきた大野氏。ある関係者A氏は怒りの声を挙げるのだ。

「2024年5月27、28日に植樹祭と清掃奉仕、講演会を含めたイベントに参加しようと思い、合計9万9千円を支払いました。ところが当日は都合でどうしても参加できなくなりキャンセルをお願いしたのですが、大野氏の返答に驚きました」

そもそもこのイベントは植樹祭以外は大野氏の私的な会「神祇學」の共催という不思議なイベントだ。A氏は神祇學(idealdesign協会)のサイトで参加費9万9千円を支払った。同サイトには日本青伸会という名称があるが、URLはhttps://idealdesign.base.ec/ アイデアルデザインになっている。このURLは日本青伸会の公式サイトにも貼り付けられている。

公益社団法人なのに問い合わせ先が理事長の私的団体というのが不思議でならない。

日本青伸会の公式Webサイト。問い合わせはなぜかアルデザインのサイト。
現在はhttps://idealdesign.base.ec/は休止しているようだ。

A氏はDM(ダイレクトメール)でキャンセルを依頼。ところが、だ。

「大野氏は〝神事に関してはキャンセルができないという事でご迷惑をおかけしております。代役を用意することになると思います〟というのです。神様の行事だから返金できないというのが理解できません」

神事だからキャンセルできない?

神事に関してはキャンセルできない。どういう理屈なのか謎だ。見方によっては、神事を口実に返金を拒否しているようにも映る。

もちろんA氏も納得がいかないだろう。大野氏に疑問をぶつけるが不思議な回答が待っていた。

「返金はありません。次回は今回の皆様の参加の様子をみて判断されるので確定ではないですが、希望されるなら次回あるなら交渉はしてみますよという恩赦の気持ちでした。残念です」

恩赦とはどういう立場なのか。

恩赦とは司法機関の権限によらず、行政権(内閣)によって国家刑罰権の全部または一部を消滅・軽減させる特例措置のこと。どういう目線で「恩赦」という言葉を用いたのか謎だし、言葉の使い方自体が不可解だ。

キャンセルポリシーが示されていないこともさることながら、大野氏がいうところの「神事だから返金できない」という理屈は疑問だ。あたかも伊勢神宮側が金銭を強引に徴収しているかのような印象を与えかねない。神宮に泥を塗ったも同然だ。

地元関係者はこう話す。

「本部事務所に保管されていた青伸会の貴重な資料や書類を大野氏が伊勢市内の『ひもろぎの里』管理棟に送っていたことが判明。湿気やカビによって紙資料が傷むおそれがあります。ところが直井理事は〝カビない〟で片付けてしまいました」

神事という理不尽な理由で返金を断り、そして会の貴重な資料を粗雑に扱う。これは何を意味するのか。大野氏、直井氏からは日本青伸会、伊勢神宮に対する敬意・思い入れが微塵も感じられないのだ。

いずれにしても日本青伸会は内閣府から改善命令を受けており「解散」の危機が高まっている。公益社団法人に詳しいジャーナリストは青伸会の資産に着目した。

「仮に公益社団法人の資格が剥奪され一般社団法人になったとしても伊勢市内の土地(ひもろぎの里)は残るから資産が残ると現役員が考えているとすれば大間違い。公益社団法人として解散した場合、会の資産は国に返納されるか、同種の公益社団法人に寄付するか、いずれかになります」

内閣府からの指摘に対して日本青伸会の回答期限は明日3月17日。大野氏はどう対応するのか。

Jun mishina について

フリーライター。法政大学法学部法律学科卒。 月刊誌、週刊誌などで外国人参政権、人権擁護法案、公務員問題などをテーマに執筆。「平和・人権・環境」に潜む利権構造、暴力性、偽善性を取材する。

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