自民王国・岐阜で同党・野本琢磨市議が市幹部に暴行するというトラブルが発生。同会派、また市側も内々に収めたい様子だった。ところが野本氏の一報後、なぜか自民党・渡辺貴郎副議長が17日に辞職届を提出し受理された。突然の辞職について渡辺氏は「一身上の都合」としたが、額面通りに受け取る人はいないだろう。原因について関係者の間では岐阜市女性職員とのトラブルが囁かれていた。(写真は右が渡辺前市議)
NHKも報道した野本市議のトラブル

【岐阜市議会】衆院選最中!自民市議が懇親会で市幹部を暴行していた 過去にトラブルで厳重注意も
今月4日、市幹部との懇親会で都市計画部長に〝ウザ絡み〟した上で平手打ちなどをした野本市議。今月17日、NHKの東海地方ニュースも報道。NHKは当時の状況について「絡んだり、しがみついたりした」「以前にも別の懇親会で酒に酔ってトラブル」などと報じたが、視聴者にすれば〝じゃれた〟程度にしか見えない。だが「絡む」「しがみつく」程度で騒動になるはずもないだろう。
また「別の懇親会で酒に酔ってトラブル」とは消防団内で起こした暴行事件のことだ。これについて関係人物を取材したところ「和解」したという情報を得たが事実は全く違った(別稿でレポート)。
なにしろ宴席での振る舞いは評判が悪い。「1月17日、自分の立て看板を設置してもらっている中華料理店で消防団の懇親会がありました。店前で野本氏が大声で騒いでいる姿が目撃されています。自民党が厳重注意で済ませているのが不思議です」(市関係者)
ごく普通の一般常識の持ち主ならば支援者の顔を潰す行為だと考えるはずだが、野本氏はそうではないらしい。
「消防団活動も統一地方選の一年前に入団したのです。〝選挙で必要だから〟と吹聴していましたよ。本人は2011年から落選し続けてようやく前回の統一地方選に当選しました」(前出関係者)
野本氏の地元、鶉地区は地域の結び付きが非常に強いという。4度目の挑戦で得た議席は地域のためではなく自尊心のためならば住民たちも残念だろう。
そして妙なもので野本氏の暴行事件について16日に報じたところ意外にも翌17日に岐阜市議会副議長の渡辺貴郎市議が「一身上の都合」を理由に辞職した。
真相は市女性職員との不倫か 女性は党、市役所にも相談

副議長が突然、辞任するとはただならぬ事態だ。しかも昨年5月に就任したばかり。不祥事やスキャンダルが公表された上での辞任でもない。それがなぜ?
地元記者がこう明かすのだ。
「渡辺氏は岐阜市役所の女性職員と不倫関係にありました。ところがトラブルになり女性が自民党岐阜県連と岐阜市役所に責任をとらせるよう告発したのです」
女性の告発を受けてか岐阜自民側は「次の統一地方選でもう公認しない」という方針をとったという。公認せずとは議員にとって〝戦力外通告〟も同然だ。ならば先に辞めるという判断もありえるが、渡辺氏は野田聖子衆院議員の元秘書。ボスが手を差し伸べることはないのだろうか。
「あの人(野田氏)がそんなことやるわけないでしょ(笑)。野田さんの新春の集いにも渡辺氏は出席していませんよ。切られたかもしれませんね」(前出記者)
一方、女性からの相談を受けたという自民党県連はこう説明する。
「確かにそうした相談はありました。その際、〝自民党岐阜市支部が対応します〟ということをお話しました」
自民党岐阜市支部とは野田聖子事務所でもある。同支部に聞いた。
「(渡辺氏の)辞任は女性問題が理由?報道の通り一身上の都合と体調不良です。ただ女性からの相談を受けたのは事実です。内容はお教えできませんが、それが原因で(渡辺氏を)公認しない方針だというのは事実ではありません」
女性との接触があったことは認めたが、あくまで〝一身上の都合〟が理由のようだ。女性職員は勤務先である岐阜市役所にも相談していた。当時の対応について市に質問してみたが…。
「お答えできるのは17日に一身上の都合で議員辞職願を議長に提出し受理されたということだけです」(議会総務課)
保守王国の岐阜だけあって〝波風を立てず〟の雰囲気が伝わる。しかし同種案件が大阪市議会か京都市議会あたりで起きたことなら革新会派から市民オンブズマンまで凄まじい追及を受けたことだろう。



