前回は千浜を訪れた。せっかくここまでやってきたので、近くにある浜野の部落を訪れることにした。ここはかつての戸数が39、「西区」と称された。文字通り、浜野の西の端に位置している。
この部落の歴史はよく分からなかった。しかし、隣保館が存在することから同和地区指定されたことは間違いなく、白山神社と日蓮宗の組み合わせから歴史的な意味でも静岡の部落の鉄壁の条件が揃っている。
これは休心庵という建物。地図によって寺の記号があたりなかったりする。しかし、これは間違いなく寺である。
裏手には墓があり、花が供えられている。
境内はそこそこ広い。
住職は常駐していないが、寺の機能を備えている。ステレオスピーカー付きのブラウン管テレビが懐かしさを感じた。
古い家、新しい家が入り混じっている。千浜のような大規模な改良は行われてはいないが、それでも道は整備されているように見える。
そして、白山神社へ。コロナ終息のための祈願がされている。このように昨今の時勢を反映したものをしばしば他の神社でも目にする。読者もどこかの神社に通りがかったら注意して見てみよう。
この神社は社殿の中で集会できるようなものではなく、質素なものだ。
ここでも皇室の慶事に因んだものがある。
再び寺の方に引き返すと…
立派な集会所がある。市の施設かと思ったが、市のウェブサイトに該当する記述がないので、ただの自治会館ではないかと思う。
実は、隣保館は少し離れたところにある。
三邑院という臨済宗の寺があり、その近くの墓地から少し歩いてみる。
サッカーが出来る広い敷地の中にあるこの建物が隣保館だ。全隣館加盟館リストに載っており、掛川市では福祉館と呼ばれているようだ。
この日は閉まっていたが、使われている形跡がある。立地としては部落から離れているし、部落内に立派な集会所があるので、隣保館が必要かと言えば必要ないように思う。
掛川市の中、千浜、浜野から静岡に飛んじゃいましたね~
探訪していない所を効率よく回るには西からですと浜松市春日、冨吉 磐田市国府台、菊川市下平川(奥ノ谷)河東(一之谷)島田市金谷(番生寺)、島田市松葉町、吉田町神戸、焼津市三ヶ名、藤枝市藤枝が効率的かと・・残念なのは千浜から1山超えれば河東で車であれば数分の距離であったことが・・
時間が限られていたのと、どうしても白山町に行きたかったのです。掛川近辺はまたチャレンジします。