作成者別アーカイブ: 鳥取ループ

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鳥取ループ について

ジャーナリスト、ソフトウェアアーキテクト。信州大学工学部卒。 同和行政を中心とする地方行政のタブー、人権ビジネス、個人情報保護などの規制利権を研究している。「ネットの電話帳」管理人。

学術・研究:部落探訪(175) 大阪市東淀川区西淡路1丁目、2丁目“日之出地区”

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現時点で40歳くらいより上の大阪人には「ぼくたちの町にはピッカピカの新幹線がとまるんや」と言うとピンとくるらしい。新大阪駅周辺が同和地区であることは、大阪ではよく知られた事実である。

現在の地名で言えば西淡路1丁目および2丁目のあたり。1935年の記録では日之出町という180戸の部落があった。同和地区としての呼称は日之出地区である。

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学術・研究:部落探訪(174) 大阪市住吉区帝塚山5丁目、万代6丁目、住吉1丁目 “住吉地区”

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大阪の同和地区は、本来の地名から変えられている場合が多いが、住吉地区はかなり昔から住吉町だったようである。明治期の地図にも住吉と記載されている。

1935年の世帯数223で小さな区域に住宅が密集していた。1900年には住吉駅が出来、かなり早くから都市化していたようである。住吉駅は後に住吉東駅に改称、現在の南海電鉄住吉東駅となった。

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実録・淡路島5人殺害事件(4)録音されていた殺戮

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※写真は最初の殺害現場となった平野毅宅。本文には残酷な表現があるのでご注意ください。

2015年3月9日午前2時56分、平野達彦はタバコを吸いながら自宅離れのPCから、「テクノロジー犯罪」被害者支援組織にメールを送った。このちょうど一時間後、ベルトに鞘に入ったサバイバルナイフを着け、ポケットに録音状態にした2台のICレコーダーと携帯電話をしのばせてリュクサックを背負い、離れを飛び出し、隣家へ向かったと考えられる。

実は本来は前日の3月8日の深夜に犯行を決行するつもりであった。しかし、その日には一度同じ装備で自宅を出たが引き返している。犯行を思いとどまった理由について本人は裁判で「分からない」と語っている。

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学術・研究:部落探訪(173) 大阪市旭区生江3丁目

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大阪市の生江同和地区は、かつては荒生なぎという名前であった。正確には 荒生が部落というわけではなく、荒生の中にかつての穢多村があったのである。

1918年には250戸、1935年には574戸、履物修繕や土方をやっていたとされる。

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実録・淡路島5人殺害事件(3)彼女との交際と破局

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※写真は平野達彦が生活保護を受けながら暮らしていたアパート

2011年6月に明石病院から退院した平野達彦は、生活保護を受けながら通院しつつ、明石市内のアパートでひとり暮らしを初めた。この頃は、病状は安定しており、あまり問題は起こさなかった。

しかし、2013年6月頃から、電磁波攻撃を受けているといったメールを頻繁に母親に送るようになった。母親は精神病患者の家族会で精神科医に相談し、その結果再び2ヶ月ほど明石病院に入院した。平野達彦は「お前が(精神科医に)メールを見せたから入院になったんや」と母親に不満をこぼしていたが、この入院が彼にとって転機になった。平野達彦が病院で知り合った女性と交際し始めたのである。

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学術・研究:部落探訪(172) 神奈川県伊勢原市坪ノ内・串橋

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伊勢原市坪ノ内には長燈籠という部落が存在し、1934年には12戸だったと記録されている。神権連の機関紙 『人権のとも』(2008年10月15日)には伊勢原市B地区として紹介されている。

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実録・淡路島5人殺害事件(2)医療保護入院、そして措置入院

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※写真は、平野達彦が措置入院させられていた「明石こころのホスピタル」(措置入院当時は明石病院)

平野達彦による殺人事件がリタリンが原因であることは裁判で否定されているが、一時期、平野達彦がリタリン依存症のようになっていたことは間違いないようである。そして、ついに事件を起こして強制的に精神病院に入院させられてしまう。

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学術・研究:部落探訪(171) 神奈川県足柄上郡山北町岸南原

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山北町岸にある南原部落は神奈川県でも最初期に同和事業が始まり、運動が活発だった地域だが、規模はあまり大きくなく、1934年の記録では30戸である。その後、50戸以上に増えており、これは他の地域から移り住んできた人が多いためと見られる。

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実録・淡路島5人殺害事件(1)「これはちょっと、ダメですね」

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2017年2月8日、神戸地方裁判所で、表題の大量殺人事件の裁判員裁判の初公判が行われた。被告人の平野達彦は背広姿で出廷。開廷前に手錠を外された。

髪型は整えられ、ヒゲもそっており、一見すると凶悪殺人犯には見えない。裁判員に、見た目の印象で判断されてしまわないように、最近はどのような事件の裁判も、同様に行われる。

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学術・研究:部落探訪(169) 大阪府摂津市鳥飼野々1丁目

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特定の地名を出されて、そこが部落と言われても、その地名が実際の部落の場所とそのまま一致することはむしろ少ない。今回訪れた鳥飼野々とりかいののの部落も、日頃から部落を研究していなければ、その正確の場所を特定することはできないだろう。

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アンチ個人情報保護⑫ 欺瞞と矛盾の個人情報保護

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何が個人情報なのか?

アンチ個人情報保護法 シリーズ記事

個人情報保護法、あるいは個人情報保護制度という枠組み全般が、非常に出来が悪いものである。多くの曖昧さ、矛盾、非現実性を含んでいる。なぜそうなってしまうのか。

その原因の1つは、「何が個人情報か」ということが曖昧であることだ。個人情報という概念がもとより曖昧な上、社会情勢や技術の進歩によって概念が変わってしまうのである。

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学術・研究:部落探訪(167) 京都市伏見区竹田狩賀町・深草加賀屋敷町“改進”

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いわゆる放送禁止歌の代表格として有名な「竹田の子守唄」。放送禁止とされた理由が部落絡みだということはよく知られているが、その部落が具体的にどこにあるのかは意外と知られていない。はっきり言ってしまうと、それは京都市の「改進地区」のことである。地名で言えば伏見区の竹田狩賀町と深草加賀屋敷町にまたがっている

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学術・研究:部落探訪(166) 京都市南区吉祥院菅原町

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竹田の子守唄には「久世の大根飯、吉祥きっちょの菜飯」という歌詞がある。今回訪れたのはその吉祥に当たる部落である。とは言っても、吉祥院全体が部落というわけではない。 1935年の記録では吉祥院に菅原という名前の97戸の部落があった。

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学術・研究:部落探訪(165) 京都市南区久世大築町・大藪町

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近畿大学の奥田均教授は「 先祖代々江戸時代は武士の出身だ、そんな人がおられたとします。あ、そうですか。でもね例えば今度京都に引っ越しをされる、その時京都の同和地区のど真ん中に引っ越しされてご覧なさい。物の40、50年そこに住む、子供が生まれる、孫も生まれる親子、孫、三代も同和地区のど真ん中に住んだら世間は間違いなくあなたを部落出身者だという風に見なし始めていきますよ」と講演で語っている。果たしてそうだろうか。

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学術・研究:部落探訪(164) 福井県三方郡美浜町南市

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今回は、福井県で最大の部落と言われる、南市を訪れた。1935年の記録では230戸の部落があったとされる。以前訪れた高浜町西三松の部落は高浜原発と密接な関係があったが、この部落も美浜原発建設の経緯と関係している。

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アンチ個人情報保護⑪ 「個人情報漏洩」は誰にとっての危険なのか

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アンチ個人情報保護法 シリーズ記事

個人情報保護規制の強化は、弁護士にとっては格好のビジネスチャンスに思える。しかし、弁護士がこんな本音を漏らしたことがあった。

公益財団法人人権教育啓発推進センターが主催した「えせ同和」対策セミナーでのこと。セミナーでは最初に、撮影・録音禁止が呼びかけられた。

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学術・研究:部落探訪(161) 三重県桑名市下深谷部“第四区”

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桑名市下深谷部は三重県の代表的な部落の1つである。1934年の記録では「第四区」という地区名で268戸。

また1923年の「大谷派地方関係寺院及檀徒に関する調査」によれば、300戸で、寺は南楽寺とある。

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『日本姓氏語源辞典』第二版を発売します

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ウェブサイトでおなじみの日本姓氏語源辞典の書籍第二版 を発売いたします。初版は20部のみで限定的な販売でしたが、 第二版では100部を作成し、初めてアマゾンでも広く一般販売します。

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学術・研究:部落探訪(160) 新潟県村上市海老江

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部落は行政区画と一致することは少なく、なおかつ行政区画の一部が部落である場合、部落は行政区画の中心ではなく外れにあることが多い。これは、賤民の村が本村の枝として存在したことが多かったことの名残ではないかと考えられる。

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学術・研究:部落探訪(159) 和歌山市園部“西山”

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和歌山市園部と言えば、30代後半以上の人は、毒カレー事件を思い浮かべるのではないだろうか。しかし、ここに部落があったことはあまり知られていない。また、魅力ある観光スポットも有る。園部の部落を探索しつつ、園部の別の魅力を探っていきたい。

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あの「破産者マップ」が復活か?

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今年の3月のこと、官報に掲載された破産者情報を電子化し、住所をもとに地図上に配置した「破産者マップ」というサイトの存在が明らかとなり、その生々しさから大いに炎上した。メディアでも取り上げられ、個人情報保護委員会がサイト運営者とみられる連絡先に行政指導を行い、サイトの阻止に向けて多くの弁護士が動き出した。

結果的にサイト運営者と見られる人物がツイッターで謝罪し、サイトは運用を停止したのだが、先月からそれがまた復活したのではないかと囁かれている。

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学術・研究:部落探訪(158) 特別編 和歌山市“芦原地区” 後編 芦原地区の特異な状況とは?

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同和地区では公営住宅に高級外車が停まっているという現象をよく見かける。1つの理由は家賃が安い分、車に金をかけられること。もう1つの理由は普通の公営住宅なら所得が基準より多い場合は出ていかなくならなくなるが、同和対策の改良住宅は代替住宅という性質があるので、そうはならないことだ。

しかし、芦原地区については特に公営住宅に高級車が顕著なわけではない。写真の通りベンツを1つだけ見かけたくらいである。

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学術・研究:部落探訪(158) 特別編 和歌山市“芦原地区” 前編 自治会長逮捕の背景は?

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和歌山市の芦原地区は、和歌山県でも最大の同和地区であり、それだけでなく地方都市の同和地区の中では全国でも異例の規模である。

1934年の記録では1797戸という規模だったとされる。現在の和歌山市雄松町、汐見町、三沢町、島崎町が含まれるとされ、また和歌川対岸の手平の一部も該当するとされるが、境界線ははっきりしない。いずれにしても千世帯を優に超える巨大同和地区であることは間違いない。

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