作成者別アーカイブ: 鳥取ループ

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鳥取ループ について

ジャーナリスト、ソフトウェアアーキテクト。信州大学工学部卒。 同和行政を中心とする地方行政のタブー、人権ビジネス、個人情報保護などの規制利権を研究している。「ネットの電話帳」管理人。

徳島県民のゲーム「同和かるた」を入手!

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全国各地には、その地では当たり前のように通用するものの、他では全く通用しない常識というものがある。今回紹介する「同和かるた」もそのようなものの1つ。徳島県だけでしか通用しないが、徳島県民なら知らない者はいないという常識である。

徳島県の学校では毎年のように「同和かるた」大会が開かれ、さらに各学校の猛者が選抜され、県大会が開かれる。無論、これは徳島県内だけのことなので、全国大会はない。他県民にはにわかには信じられないが、現在でもこの「同和かるた」大会はおこなわれており、「同和かるた」で検索すれば、「同和かるた取り大会を実施しました」と当たり前のように書かれた徳島県内の学校のウェブサイトがいくつか出てくる。

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コロナ禍で裁判所も ソーシャルディスタンス

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6月2日、全国部落調査事件の第12回弁論準備手続が行われた。これは本来4月4日に行われる予定だったのだが、ご存知の通り直前に首都圏でコロナウイルス感染者が急増して政府が緊急事態宣言を発令。

示現舎側は前々日に裁判所に対して弁論準備手続きを延期するよう上申書を提出しており、前日には裁判所は中止を決定。本件だけではなくて別の民事事件も手続きが中断されており、中止の判断は上申書の提出とは無関係だったと思われる。

そして、緊急事態宣言の解除とともに裁判が再開されたわけだが、裁判所からクラスターを出さないために感染予防対策は続けざるを得ないため、今回の弁論準備手続は電話会議による異例なものとなった。

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実録・淡路島5人殺害事件(7)無期懲役

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淡路島5人殺害事件の控訴審も異常な展開となった。一審判決が出たのが2017年3月22日だが、控訴審が行われる大阪高裁に何度も問い合わせても、なかなか期日は決まらなかった。そして、ようやく控訴審の公判が行われたのは1年以上経過した2018年9月28日である。

異常な展開と書いたのは、単に裁判が長引いたということではない。本来、控訴したのであれば被告人、弁護士側はなるべく罪が軽くなるように行動するものだが、むしろ正反対のことをしたからである。そして、結論から言ってしまえば、それでも一審の死刑から無期懲役に減刑された。

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アンチ個人情報保護⑭ 「部落出身」は 要配慮個人情報か?

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アンチ個人情報保護法 シリーズ記事

個人情報保護法にはこうある。

3 この法律において「要配慮個人情報」とは、本人の人種、信条、社会的身分、病歴、犯罪の経歴、犯罪により害を被った事実その他本人に対する不当な差別、偏見その他の不利益が生じないようにその取扱いに特に配慮を要するものとして政令で定める記述等が含まれる個人情報をいう。

なるほど、人種や信条は差別の原因になるからより厳しい規制をかけるのは当然だ…と考えるのであれば、非常に浅はかな考えである。現代人は「差別」がからむ話題になると思考が停滞してしまいがちだ。法律には「政令で定める」とあるので、その政令の内容を読むと、立法に関わった人々の思考停止具合がよく分かる。

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【鳥取県琴浦町】解放同盟補助金使途のリアルな中身

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既報の通り、鳥取県東伯郡琴浦町では、同和事業の廃止を巡って賛成派と反対派の攻防が続いている。町議会では同和事業廃止賛成派が多数であり、関連議案が通過する状況となっていることから、町議会と町執行部・解放同盟が対立するという異例の事態となっている。

その過程で町が部落解放同盟協議会に支出している補助金と、住宅関連の貸付金に対して町議会から監査請求が行われ、補助金の使途が問題視された。また、町議会での発言を差別事象として問題視された渦中の高塚勝議員から資料請求がされ、その補助金の使途の詳細が開示された。そこから、地方自治体から解放同盟に支出される補助金が、主に各地での集会の動員のために使われている実態が明らかとなった。

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マスク50枚1000円以下も 中国製使い捨てマスクの 価格下落が始まった

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ご承知の通り、コロナ禍でマスクの価格がうなぎのぼり。しかし“アベノマスク”配布の効果か、最近は市中にマスクが出回り始め、飲食店までもがマスクを売っている状況だが、50枚2000~3000円程度が相場となっている。

さらに筆者は50枚1100円で中国製の使い捨てマスクを買うことが出来た。コロナ禍前に比べれば高額ではあるが、今となってはかなり格安と言える。その流通ルートについて取材すると、マスク価格の下落には“アベノマスク”とは別の要因、中国における「政策」と「対策」にあることが見えてきた。

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学術・研究:部落探訪(182) 島根県松江市松尾町

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松江市の松尾地区については、1975年の同和地区精密調査報告書に詳細に解説されている。それによれば1917年には62戸、1935年には71戸、そして1974年には137戸であった。

筆者が訪れた時の第一印象は、他のどの部落とも違う、非常に特徴的な光景である。そして、その歴史経過も特徴的であり、そもそも部落と言えるかどうかという問題もある。

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アンチ個人情報保護⑬ 個人情報保護法が惹き起した ベネッセ個人情報流出事件

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アンチ個人情報保護法 シリーズ記事

大きな個人情報流出事件として知られるヤフーBB顧客情報漏洩事件とベネッセ個人情報流出事件は、流出した個人情報の件数が多かったというだけでなく、別の意味でも非常に特殊な事例である。なぜなら、企業が全ての「被害者」に対して企業自らが個人情報が漏洩したことを通知したからだ。

これは非常にまずい対応であった。ヤフーBB顧客情報漏洩事件の頃は、まだ個人情報保護法が施行される前のことであったが、それでも5件の訴訟が提起された。ベネッセの対応はヤフーBBの事例に倣ったものと考えられるが、個人情報保護法をはじめとする様々な個人情報保護制度が存在する現在では、まるで「訴訟を起こしてくれ」と顧客に触れ回るようなものだ。その結果、何人かの弁護士がハガキが届いた個人に対してベネッセに対する訴訟の提起を呼びかけ、約2200人という集団訴訟が提起された。

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実録・淡路島5人殺害事件(6)平野達彦は統合失調症だったか?

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2017年3月22日、神戸地裁で平野達彦に判決が下された。主文は「被告人を死刑に処する」「押収してあるサバイバルナイフ1本を没収する」である。

一審は裁判員裁判であったので、ある意味「市民感覚」に即した判決であると思われるはずだ。いくら精神障害があったと言っても、理不尽な理由で5人を殺害した結果は重大。むしろこのような人間を絶対に社会に出してはいけないと裁判員も考えたということなのか?

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学術・研究:部落探訪(180) 横浜市港北区小机町

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小机駅と言えば新横浜駅の隣で、ここまで来るといよいよ横浜市の中心市街に近づく。そして、ここにも部落がある。

1934年の記録では22戸の「根崎」という部落がある。神権連の機関誌『人権のとも』2008年3月15日号に「横浜・小机」として当時の状況が掲載されている。

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日本人のおなまえ研究(7)「佐藤」の起源の真相を知っていますか?

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日本人で最も多い名字である「佐藤」その起源には諸説あるが、実は根拠のないものが多い。根拠のない説をつぶしていくと、佐藤の起源として確証のあるものは1つに絞られるのだという。

『日本姓氏語源辞典』の著者である宮本洋一先生に、佐藤の起源の真相について解説していただいた。

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【鳥取県琴浦町】同和事業廃止をめぐる “ガチバトル” が続く

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昨年の夏、鳥取県東伯郡琴浦町で同和対策固定資産税減免(同和減免)の廃止を巡って、賛成派と反対派の攻防が続いていることをお伝えした。現在でも事態は進行中でありる。

過去の例からすると、地方議会で「差別発言」とされるものがあれば、大抵は当事者が謝罪に追い込まれるか事実上議会から追放されるかのどちらかである。しかし、今回の場合は差別発言をしたとされる町議が抵抗し、共産党議員はもちろん自民党議員も加わって、解放同盟及び旧社会党系勢力との“ガチバトル”に発展するという異例な事態になっている。

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学術・研究:部落探訪(178) 横浜市緑区十日市場町

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ここには1934年の記録では坂下という名前の5戸の部落があったとされる。もう1つの手がかりが『人権のとも』2008年3月15日で、「横浜・十日市場」と特に地名を伏せずに掲載されている。

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学術・研究:部落探訪(177) 大阪市東住吉区矢田6丁目

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今回訪れたのは大阪市東住吉区の矢田地区である。本来の地名は「富田」であり、戦前は370戸の部落で主に行商やわら細工をやっていたとされる。戦後には591戸に増加した。

かつては穢多村が存在したが、大阪の他の部落と同様に明治末期以降に急速に移住者が増え、戦後の同和事業開始の時点で住民の殆どは賤民とは無関係であったと考えられる。

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関西電力人権研修は「同和問題研修会」福井県・法務局も関与

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3月14日、関西電力の金品受取り問題に関する第三者委員会の報告書が公表された。その全文はこちらでダウンロードすることができる。当初は約3億2000万円とされていた金品の総額が約3億6000万円に膨らんだこと、実際に森山氏の要求で関電が取引先に便宜を図っていたこと等が多くのメディアで報じられている。

第三者委員会の但木敬一弁護士は記者会見で「そんなことあるのかな、と思われるような話もかなりある」と、森山氏と関電の関係が想像を絶するものであったことを表現した。では森山氏がなぜそれほどの力を持ったのか。その点について、特に人権・同和そして解放同盟との関係についてメディアはほとんど触れていない。そこで、本記事ではそれらの点を中心に第三者委員会の報告を解説する。

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学術・研究:部落探訪(176) 大阪市住吉区浅香1、2丁目

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この部落は1935年の記録では265戸、商業農業日雇いが主で、生活程度は悪かったとされている。さらに昔は杉本新田という地名であった。

その名の通り、新田開発が行われた。その時、関西各地の賤民が集められたと言われている。

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実録・淡路島5人殺害事件(5)平野達彦の愛読書

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再び平野達彦の裁判に場面を戻そう。冒頭で述べた通り、裁判の場面での平野達彦の言動は狂気と言う他ない。裁判を通して最初から最後までまともだった時はなかったと言って過言ではない。

2017年2月13日に開かれた第2回後半からは、平野達彦はファイルとノートとペンに加えて、書籍を持ち込んだ。その書籍は、被告弁護人側の証拠としても提出された。その書籍の名前を記さなければならないだろう。

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学術・研究:部落探訪(175) 大阪市東淀川区西淡路1丁目、2丁目“日之出地区”

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現時点で40歳くらいより上の大阪人には「ぼくたちの町にはピッカピカの新幹線がとまるんや」と言うとピンとくるらしい。新大阪駅周辺が同和地区であることは、大阪ではよく知られた事実である。

現在の地名で言えば西淡路1丁目および2丁目のあたり。1935年の記録では日之出町という180戸の部落があった。同和地区としての呼称は日之出地区である。

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学術・研究:部落探訪(174) 大阪市住吉区帝塚山5丁目、万代6丁目、住吉1丁目 “住吉地区”

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大阪の同和地区は、本来の地名から変えられている場合が多いが、住吉地区はかなり昔から住吉町だったようである。明治期の地図にも住吉と記載されている。

1935年の世帯数223で小さな区域に住宅が密集していた。1900年には住吉駅が出来、かなり早くから都市化していたようである。住吉駅は後に住吉東駅に改称、現在の南海電鉄住吉東駅となった。

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実録・淡路島5人殺害事件(4)録音されていた殺戮

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※写真は最初の殺害現場となった平野毅宅。本文には残酷な表現があるのでご注意ください。

2015年3月9日午前2時56分、平野達彦はタバコを吸いながら自宅離れのPCから、「テクノロジー犯罪」被害者支援組織にメールを送った。このちょうど一時間後、ベルトに鞘に入ったサバイバルナイフを着け、ポケットに録音状態にした2台のICレコーダーと携帯電話をしのばせてリュクサックを背負い、離れを飛び出し、隣家へ向かったと考えられる。

実は本来は前日の3月8日の深夜に犯行を決行するつもりであった。しかし、その日には一度同じ装備で自宅を出たが引き返している。犯行を思いとどまった理由について本人は裁判で「分からない」と語っている。

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学術・研究:部落探訪(173) 大阪市旭区生江3丁目

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大阪市の生江同和地区は、かつては荒生なぎという名前であった。正確には 荒生が部落というわけではなく、荒生の中にかつての穢多村があったのである。

1918年には250戸、1935年には574戸、履物修繕や土方をやっていたとされる。

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実録・淡路島5人殺害事件(3)彼女との交際と破局

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※写真は平野達彦が生活保護を受けながら暮らしていたアパート

2011年6月に明石病院から退院した平野達彦は、生活保護を受けながら通院しつつ、明石市内のアパートでひとり暮らしを初めた。この頃は、病状は安定しており、あまり問題は起こさなかった。

しかし、2013年6月頃から、電磁波攻撃を受けているといったメールを頻繁に母親に送るようになった。母親は精神病患者の家族会で精神科医に相談し、その結果再び2ヶ月ほど明石病院に入院した。平野達彦は「お前が(精神科医に)メールを見せたから入院になったんや」と母親に不満をこぼしていたが、この入院が彼にとって転機になった。平野達彦が病院で知り合った女性と交際し始めたのである。

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学術・研究:部落探訪(172) 神奈川県伊勢原市坪ノ内・串橋

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伊勢原市坪ノ内には長燈籠という部落が存在し、1934年には12戸だったと記録されている。神権連の機関紙 『人権のとも』(2008年10月15日)には伊勢原市B地区として紹介されている。

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実録・淡路島5人殺害事件(2)医療保護入院、そして措置入院

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※写真は、平野達彦が措置入院させられていた「明石こころのホスピタル」(措置入院当時は明石病院)

平野達彦による殺人事件がリタリンが原因であることは裁判で否定されているが、一時期、平野達彦がリタリン依存症のようになっていたことは間違いないようである。そして、ついに事件を起こして強制的に精神病院に入院させられてしまう。

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