作成者別アーカイブ: 鳥取ループ

アバター

鳥取ループ について

ジャーナリスト、ソフトウェアアーキテクト。信州大学工学部卒。 同和行政を中心とする地方行政のタブー、人権ビジネス、個人情報保護などの規制利権を研究している。「ネットの電話帳」管理人。

有田芳生氏も登場 ブラトーーク! レポート

アバター By 鳥取ループ

去る1月27日、大阪ロフトプラスワンウエストで「ブラトーーク!」というイベントが開催された。「部落めし」を食べつつ、全国部落調査裁判についての講演を聞けるという興味深いイベントだったのだが、なぜか筆者は参加禁止とされている。さらに、イベントは撮影も録音も禁止だ。

しかし、偶然にもそのイベントの模様のレポートが送られてきたので、せっかくなのでお伝えしようと思う。

続きを読む

全国部落調査事件 第4回弁論準備手続

アバター By 鳥取ループ

本日、東京地裁で全国部落調査事件の第4回弁論準備手続がありました。

原告が「被差別部落出身者」であることを証明する公正証書が提出される予定でしたが、またもや延期となり、また弁論準備手続きが行われることになりました。次回は3月18日の予定です。

解説は神奈川県人権啓発センターチャンネルでも行っています。

続きを読む

学術・研究:部落探訪(110) 滋賀県大津市伊香立下龍華 “大谷村”

アバター By 鳥取ループ

滋賀県で人気一番の部落と言えば、「タイガープリンセス」こと虎姫の部落だが。それと双璧を成すのが今回探訪した「ドラゴンフラワー」こと下龍華の部落である。

なぜこの部落はそこまで人を惹きつけるのか。その理由は、探訪してみれば一瞬で分かる。今回の動画では同和地区にニコイチが多い理由を解説している。

続きを読む

学術・研究:部落探訪(109) 滋賀県長浜市木之本町廣瀬

アバター By 鳥取ループ

廣瀬というと、現在は古い公営住宅が立ち並んでいることが印象的だが、その辺りは昔は田んぼで『滋賀の部落』によれば非常に狭い部落であったという。確かに、戦後間もない頃の航空写真を見ると、狭い区域に家が密集している。

1888年は118軒、1931年は261軒、1999年は545軒と記録されている。

続きを読む

鳥取市役所移転問題から見る 住民投票の失敗例

アバター By 鳥取ループ

地方での住民の意思決定の手段として昨今話題になることが多いのが住民投票。条例で住民投票の手続きを定めた自治体も多くなった。一方で最近は沖縄県の辺野古基地の移転問題で県が住民投票の実施を予定しているものの、ここにきて県下の市の反発があって先行きが不透明になっている。世界的にもイギリスが国民投票によりEU脱退を決めたものの、離脱案が議会で否決され、住民投票で物事を決めることの限界と弊害も明るみなっている。

実は7年前、鳥取市で市が示した市庁舎の移転の方針を巡って住民投票が行われ、市の方針を覆す「市民の意思」が示されるという画期的な出来事があった。しかし、結論から言えばそれは反故にされた。一時期は民主主義の勝利かのように持てはやされた住民投票がなぜ失敗に終わったのか。この出来事から、さらに住民投票の限界と弊害が見えてくる。

続きを読む

学術・研究:部落探訪(108) 滋賀県長浜市千草町

アバター By 鳥取ループ

今回訪れたのは長浜市千草町。1888年は75軒、1931年は254軒、1999年は658世帯と記録されている。

動画版は本日18日夜9時30分にYoutube「神奈川県人権啓発センター」チャンネルでプレミア公開する。プレミア公開ではリアルタイムで筆者からの解説があり、そこでしか出ない話もあるのでぜひリマインダー、チャンネル登録して頂きたい。

続きを読む

学術・研究:部落探訪(107) 愛知県津島市明天町

アバター By 鳥取ループ

この部落については、 京都部落問題研究資料センター所長 の秋定嘉和氏による『部落問題・水平運動資料集成 』 に「初日町」という名前だった頃の状況が詳しく掲載されている。

1925年当時の戸数は235、人口は1130である。1935年は294戸、1518人と記録されている。

本日夜9時30分に動画版をプレミアム公開するので、ぜひご視聴頂きたい。

続きを読む

アンチ個人情報保護⑦ 電話番号のタブー

アバター By 鳥取ループ

住所でポン! はグーグル・ストリートビューと同様に、個人情報保護が声高に叫ばれる社会への強力なアンチテーゼとなった。かく言う筆者は、先述の高木浩光氏に対してツイッターで「住所でポンには何も言えんだろう」とからかってみたら、案の定彼は何も反論できずに筆者をブロックしてしまった。

続きを読む

学術・研究:部落探訪(106) 埼玉県熊谷市上中条

アバター By 鳥取ループ

関東では関西ほど部落差別が深刻ではないと言われるが、そういう訳ではなく、北関東には数多くの部落があり、関西とはまた違った趣がある。今回は地元の方の招きで熊谷市を訪れた。

熊谷市の中でも代表的な部落と言われるのは上中条かみちゅうじょう。1935年の記録では40世帯で、主業は農業とある。

続きを読む

学術・研究:部落探訪(105) 神奈川県海老名市本郷下河内“根村”

アバター By 鳥取ループ

今回は神奈川県海老名市の部落にやってきた。海老名市は神奈川県のど真ん中にあり、交通の要所であるが、車や電車の乗り換えで素通りすることが多い街だ。

部落はその中の「本郷」とい地域にあり、相模川の河岸段丘のそばにある。

今回も動画でお伝えする。今夜9時30分にプレミアム公開だ。ぜひチャンネル登録を。

続きを読む

学術・研究:部落探訪(104) 東京都墨田区東墨田“木下川” (後編)

アバター By 鳥取ループ

石原慎太郎が東京都知事だった頃、東墨田では夜中に消防車が行き交うことが度々あった。そのことについて、地元では、皮革業者が自分の工場を燃やしているためだと噂されていたという。

なぜそう言われたのかというと、都の方針で排水規制が厳しくなったために、各工場は高価な排水処理設備を導入しなければならず、それに従えば経営が立ち行かなくなった。そこで、工場をたたんで埼玉県の八潮市に移転する業者が続出したという。

続きを読む

IT疑似科学? “Lyee”の現在 (後編)

アバター By 鳥取ループ

(前編はこちら)

鎌倉といえば、由比ヶ浜のようにいかにも湘南らしい観光地もあるが、それよりも武士の古都として寺院や仏閣のイメージが強いだろう。LYEE株式会社はそのような古都鎌倉らしい名所の1つ、臨済宗の大本山、円覚寺の近くにある。

小宮氏の案内で寺の境内の中を進む。北鎌倉駅から普通に歩いていくことも出来るが、この方が近道なのだそうだ。

続きを読む

学術・研究:部落探訪(104) 東京都墨田区東墨田“木下川” (前編)

アバター By 鳥取ループ

東京には同和地区もなければ部落差別もないと言われるが、そうではないことが分かる場所があるそうなので探訪してみた。1935年当時は500世帯、主な産業は皮革、油脂膠製造であり、「木下川きねがわ」とも呼ばれる地区である。

今回も動画の解説付きで、12月14日9時45分にプレミアム公開する。記事にない情報もあるので、ぜひご覧いただき、チャンネル登録して頂きたい。

続きを読む

IT疑似科学? “Lyee”の現在 (前編)

アバター By 鳥取ループ

(後編はこちら)

昨年から今年の始めにかけてビットコイン・バブルが起きたIT業界。ビットコイン・バブルは既に崩壊の様相を見せているが、一方で「AI」については、未だに関連企業の株価が暴騰し続けるなど、盛況が続いている。

元祖ITバブルと言えば2000年頃が最盛期だったが、その頃にIT業界で話題になった「Lyeeリー」というものがある。たぶん、ほとんどの人は知らないし、知っている人もその言葉以外は一体何なのか最初から最後まで分からないままだったことだろう。問題は、なぜよく分からないものに、多くの人が引き込まれたのかだ。

続きを読む

学術・研究:部落探訪(103) 神奈川県藤沢市藤沢“木部屋”

アバター By 鳥取ループ

「部落は観光地ではない」と発狂する人がいるが、部落も観光地である。湘南・藤沢は街全体が観光地なので、当然部落も観光地に含まれる。旅行をする際、そこに部落があればぜひ訪れるべきであろう。

今回も動画でお届けする。12月7日夜9時45分にプレミアム公開するので、ぜひリマインダーを設定し、さらにチャンネル登録して頂きたい。


続きを読む

アンチ個人情報保護⑥ ストリートビューと住所でポン!

アバター By 鳥取ループ

グーグルストリートビューの衝撃

個人情報保護法施行以来、社会の動きがひたすら個人情報保護へと突き進む中であっても、IT業界ではそれに対するアンチテーゼとも言える動きがあった。

今となってはすっかり定着してしまったが、2008年にグーグルが開始した「グーグルストリートビュー」。これは、現地まで行かなくても、インターネットで街角の画像を見ることができるという画期的なサービスで、現在では日本中のほとんど全ての地域がカバーされている。しかも、無料である。
続きを読む

学術・研究:部落探訪(102) 東京都町田市本町田“下地区”

アバター By 鳥取ループ

部落は探訪することよりもむしろ、探訪するまでの過程に楽しみがある。文献を調査し、当たりをつけ、現地に行き、痕跡を発見する。これは、まさに考古学と言えるのではなかろうか。

何気なく見ている都市の風景でも、視点を変えてみれば、まるで過去にタイムスリップしたかのように、かつての農村や田畑の姿が見えてくる。今回は動画でもお伝えする。

続きを読む

学術・研究:部落探訪(101) 奈良県生駒郡平群町若井

アバター By 鳥取ループ

国会の議事録に出てくる部落名がある。昭和53年10月19日の第085回国会 文教委員会の会議録にはこうある。

○小巻敏雄君 もともと平群中学校の教職員諸君が糾弾を要求されたということの原因は、狭山裁判の再審請求のために若井という部落の子供たちがゼッケンをつけ集団登校をすると、これに対して学校が協力をせよということの要求を履行しなかったというところに始まってるんです。そのときの協力要請の内容については御存じですか。

続きを読む

学術・研究:部落探訪(100) 特別編・愛知県あま市栄“東今宿” (後編)

アバター By 鳥取ループ

部落を探訪した際、神社と寺には必ず訪れるようにしている。神社については、ご承知の通り関東では白山神社が部落の場所を特定する手がかりとなるのはよく知られたことである。なぜそうなのかは諸説あるが、一説では弾左衛門の息子が天然痘にかかった際に白山神社に祈願したところ治癒したので、部落に白山神社が祀られるようになったと言われる。

寺については、筆者は宗派に着目している。部落の寺はほとんどの場合浄土真宗、日蓮宗、時宗のいずれかであるが、近代以降の部落の歩みとそれぞれの部落の宗派には何らかの相関性があるのではないかと考えている。例えばマックス・ウェーバーが唱えたような、宗教の経済活動への影響である。
続きを読む

学術・研究:部落探訪(100) 特別編・愛知県あま市栄“東今宿” (前編)

アバター By 鳥取ループ

ついに部落探訪シリーズが100回を迎えた。今回は動画でもお伝えすると同時に、部落探訪自体に対する批判にも記事中で答えていく。

東海地方で著名な部落はどこかと人に問えば、まずは養老が挙げられるが、それと同じくらいに有名なのが甚目寺の部落である。無論、甚目寺町全体が部落というわけではなく、しかも甚目寺町は2010年に合併によりあま市となっている。

また、甚目寺の部落が東海地方で取り立てて大規模というわけではない。戸数で言えば名古屋市内の都市部落のほうがはるかに大きいし、さきほどの養老町の他、津島市にも大きな部落がある。それにも関わらず、なぜ甚目寺の部落は人を惹きつけるのか。実際に現地に行ってその魅力を探ってきた。

続きを読む

学術・研究:部落探訪番外編 三郷町龍田大社大祭 二日目

アバター By 鳥取ループ

※前編はこちら

龍田大社の祭りは二日間にわたって行われる。二日目は午後から宮入りの予定で、午前中は各町が太鼓台をあちこちに曳き廻していた。その度に道路は通行止めになるので、その日だけは自動車で三郷町を走るとあちこちで止めさせられたり迂回させられることになった。
続きを読む

学術・研究:部落探訪(99) 静岡県静岡市清水区西久保車形

アバター By 鳥取ループ

今回はまた、旧清水市の部落にやってきた。当然、ここも同和地区指定されなかった部落である。1935年当時の世帯数は26、人口は184と記録されている。

しかし、1925年5月1日の全国水平社静岡県執行委員会に西久保の勝沢勝太郎と勝沢荒太郎という人物が出席したという記録があるので、水平社が結成されていたものと考えられる。
続きを読む

学術・研究:部落探訪番外編 三郷町龍田大社大祭 一日目

アバター By 鳥取ループ

好評を頂いている部落探訪シリーズの中でも特に反響が大きかったのが三郷町の下之庄地区。コメント欄を見ていただければ分かる通り、危険、ヤンキーが多い、自殺者が出ていると評価は散々だ。

また、知的障害者が異常に多いとか、独特の文化があるといったお便りも頂いた。そして、年に一度の龍田大社の祭りに行けば、下之庄の何たるかが分かると言うので、言われた通りに行ってみた。
続きを読む

全国部落調査事件 第3回弁論準備手続

アバター By 鳥取ループ

11月2日の午後2時から全国部落調査事件の第3回弁論準備手続があります。手続きは非公開ですが、当時の午後6時30分からネット放送で報告を行います。以下からご聴取くださいませ。

今回の書面は次の通りです。裁判に深い関心を持っているため、閲覧制限がかかっていない全ての資料を見たい方はツイッターで @tottoriloop をフォローしDMをお送りください。

原告側提出文書

木村草太.pdf
準備書面10.pdf

被告側提出文書

主張整理案-H30-10-26.pdf
準備書面(7)-H30-10-26.pdf
反訴状-H30-11-2.pdf

学術・研究:部落探訪(98) 滋賀県彦根市里根町

アバター By 鳥取ループ

『滋賀の部落』には里根、彦根、長曽根を合わせて「三根」というと書かれている。彦根は言うまでもなく有名な城下町であるが、里根、長曽根という地名も彦根市内に残っている。

彦根城は江戸時代初期に井伊直勝によって建設されたのだが、長曽根村ではそれに伴う寺院の撤去や田畑の没収に憤慨して多くの住民が出て行ってしまったという。一方、里根村はもともと芹川沿いにあり、石田三成の配下で皮革製品を製造していたと推定され、彦根城築城時に現在の場所に移されたという。
続きを読む

学術・研究:部落探訪(97) 奈良県生駒郡平群町椿井“椿井南方”

アバター By 鳥取ループ

全国部落調査には多数の未指定地区が掲載されている。いや、未指定と言うよりも、既に「解放」されていると考えられる部落も多い。もし部落差別を解消したいというのであれば、差別が解消された部落こそ研究され、手本とされるべきだが、現実にはそれはほとんどされて来なかったように思う。

今回訪れた平群町へぐりちょう椿井つばいの部落もおそらくそのような部落の1つ。1935年の記録では17戸96名の部落とされる。生活程度は「上」とあるので、少なくとも極端に貧しくはなかったらしい。
続きを読む

学術・研究:部落探訪(96) 滋賀県彦根市甲田町“梅本村”

アバター By 鳥取ループ

「〇〇(地名)は部落だ」というと、〇〇全体が部落というわけではなくて、ごく一部ということもあるし、逆に〇〇だけではなくいくつかの周辺地域も含めて部落ということはよくある。

今回訪れた甲田町こうたちょうは前者のケースで、甲田町のごく一部が部落である。1931年の記録では9戸に過ぎない。グーグルマップで甲田町の主要地点として表示される集落は全く部落ではなく、それよりも南側のソーラーパネルの脇にある民家らしい民家が殆ど無い小さな一角が部落なのである。
続きを読む

アンチ個人情報保護⑤ 個人情報保護委員会は特高警察!?

アバター By 鳥取ループ

個人情報保護委員会は特高警察!?

改正法で最も影響が大きい変更として知られているのが、いわゆる「5000件要件」の撤廃である。これからは、個人情報が1件だろうと「個人情報取扱事業者」に該当し得るということだ。すると、「町内会は個人情報保護法の規制対象ではない」という従来の説明はもはや通用しなくなる。個人情報保護委員会の担当者は「町内会のような団体も規制対象になる」と明言している。まさに過剰反応が過剰反応でなくなってしまったわけである。
続きを読む

学術・研究:部落探訪(95) 静岡県静岡市清水区 入江南町・新富町“入江栄町”

アバター By 鳥取ループ

静岡県内でも、静岡市から東の部落の場所は非常に分かりにくい。なぜなら、同和地区指定がされていないからである。

今回訪れた入江栄町いりえさかえちょうも部落ファンのアドバイスにより、やっと特定することができた。
続きを読む

学術・研究:部落探訪(94) 滋賀県彦根市広野町・犬方町・堀町

アバター By 鳥取ループ

琵琶湖線(東海道本線)からは、レトロなニコイチが立ち並んだ風景がいくつか見られるが、それらは全て同和地区である。今回訪れた広野町も、それらのうちの1つだ。

1931年当時の戸数は288という大きな部落である。主な産業は農業と漁業。滋賀県内の部落の解説書『滋賀の部落』によれば、かつては「大野村」という名前であったという。
続きを読む