作成者別アーカイブ: 鳥取ループ

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鳥取ループ について

ジャーナリスト、ソフトウェアアーキテクト。信州大学工学部卒。 同和行政を中心とする地方行政のタブー、人権ビジネス、個人情報保護などの規制利権を研究している。「ネットの電話帳」管理人。

相模原障害者施設殺傷事件 植松聖は動物愛護の“理論的首魁” ピーター・シンガーの思想?

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2016年7月26日、相模原市の津久井やまゆり園で、元職員の植松聖がこの施設を刃物で襲撃し、入所者19人が殺害され、26人が負傷するという事件が起きた。植松聖は事件後に重度・重複障害者を殺害することを正当化する供述を繰り返していることが報道され、その考えに理解を示すような世論も少なからず見られたことから議論を呼んだ。

「ナチスの思想が降りてきた」と本人が言ったという報道もあったが、ナチス云々は後付けで出てきた話で、 植松聖本人はナチスが障害者を安楽死させた歴史は知らなかったとされる。むしろ筆者がこの事件を知って最初に思い浮かんだのは、オーストラリアの哲学者、ピーター・シンガーのことだ。

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学術・研究:部落探訪(119) 東京都八王子市小比企町

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今回は、コメントでリクエストのあった八王子の部落を探訪した。最初に訪れたのは小比企町こびきまち。1935年の記録では19世帯とある。

ここにも白山神社があるのだが、近くの稲荷神社に合祀された白山神社もあると言われており、両者の関係は事前調査では分からなかった。その謎を解くまでは帰らない覚悟で探訪してきた。

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アンチ個人情報保護⑨ 裁判による解決とは

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裁判と言えば、非常にお金がかかるものというのが日本での一般的な認識のようである。これは正しいとも言えるし、間違っているとも言える。双方が本気になればなるほど費用も時間もかかるが、両者が妥協するか、あるいは片方が早々と降参すればすぐに終わる。また、弁護士を立てずに本人訴訟でやれば弁護士費用はかからない。しかし、全般的に裁判は面倒な手続きと言える。

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全国部落調査事件 第5回弁論準備手続

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3月18日、東京地裁で全国部落調査事件の第5回弁論準備手続がありました。「原告が「被差別部落出身者」であることを証明する公正証書 」は今回も出てきませんでしたが、さすがに次回5月13日の弁論準備手続までには出てくると思います。

解説は動画を御覧ください。

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学術・研究:部落探訪(118) 埼玉県川越市小堤・下広谷

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現在、映画「翔んで埼玉」が大ヒット上映中である。この作品の舞台は埼玉県人が差別される架空の日本だ。原作で登場する「埼玉解放連盟」(映画では「埼玉解放戦線」)という組織は、部落解放同盟のパロティではないかと部落マニアの間で話題となっていた。

さて、そんな埼玉県には多数の部落がある。映画を機会に埼玉の部落を観光するのもよいだろう。今回訪れたのは埼玉県南部の川越市の部落である。

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「住所でポン!」創設者が解説 「破産者マップ」は消せるか

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巷では「破産者マップ」というサイトが話題である。官報に掲載された破産者の住所・氏名等を地図上にマッピングしたもので、その生々しさから怖がれつつも「見入ってしまう」ということでアクセスが殺到している。

都市部は地図上にマークがイクラの如く表示され、これほどまでに破産者が多いものかと驚かされるが、掲載された当事者からは削除要請が殺到し、集団訴訟をしようという動きまで起こっているようである。そこで、同様に多数の個人情報を掲載した「住所でポン!」創設者である筆者が、自身の経験からこのサイトから情報を削除できる可能性について解説する。

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学術・研究:部落探訪(117) 神奈川県厚木市 岡田4丁目・旭町3丁目

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今回は2つの部落を訪れた。互いに隣り合っているわけではないが、比較的近くにある。

岡田おかたは1934年の記録では19戸の部落であり、戦後には厚木市により同和地区指定され同和対策の集会所(岡田集会所)が設置された。一方、旭町あさひちょうは1934年に7戸の部落があったとされるが、その後同和地区指定がされた様子はない。

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恒心教

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2015年から去年にかけて「恒心教」というものが話題となった。メディアで広く報道されたのはグーグルマップで原爆ドームに「恒心教 核実験場」と表示するなどのいたずら。そして、それより前から行われていた唐澤貴洋弁護士への大量の殺害予告。また、地方自体や公的機関への大量の無差別大量殺人予告である。

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学術・研究:部落探訪(116) 静岡県掛川市“橘・末広”

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2つの部落が隣接している例を時々見かける。それは偶然隣り合っているだけということもあるし、片方の部落が一方の部落から派生していることもあるし、もともと1つの部落だったものが2つに分かれていることもある。

今回訪れたのもそのような部落で、地名で言えば静岡県掛川市長谷と同大池の境界にまたがるようにある。1935年の記録では部落名は橘末広、169世帯とある。

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日本人のおなまえ研究(6) 「明治新姓」だけじゃない! 「昭和新姓」「平成新姓」もあった

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いよいよ平成の終わりが迫っている。4月1日の新元号発表を心待ちにしている方も多いだろう。そこで、今回は特別企画として、日本でもトップレベルの名字研究者である宮本洋一氏に、元号と名字の関係を解説して頂いた。

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全国連から「公開質問状」が送られてきました

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先日、全国連から「公開質問状」なるものが届いた。全国連のウェブサイトでも見ることが出来るが、こちらにも掲載しておく。

全国連は示現舎が逃げているというが、約3年前に糾弾状(過去記事1過去記事2)が送られてきたものの、一方的に送られてきたのでどう扱ってよいか分からなかっただけのことである。今回は公開質問状ということなので、無論、回答しておいた。その全文も最後に掲載する。

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学術・研究:部落探訪(115) 静岡県袋井市岡崎“南区”

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袋井市と言えば、東京と京都のちょうど中間地点にある街だが、その郊外には部落がある。岡崎南区と呼ばれ、1935年の記録では75世帯であり、草履作りや古物商などの雑業をしていた。

戦後まもない頃の岡崎の航空写真を見ると、樹木に囲まれた大きな家が多数離れて建っており、豊かな農家が多かったことが見て取れる。その南東の片隅に、明らかに周囲とは違う家が密集した一角がある。それが今回探訪した南区だ。

動画版は2019年2月25日夜9時30分にプレミア公開する。

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学術・研究:部落探訪(114) 大阪府八尾市幸町“西郡”

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今回訪れた部落は「西郡」と言われるが、この地名は現存せず、なおかつ西郡は本来は部落の地名ではない。かつての北河内郡西郡村のことであり、部落はその中の一部で、「北ノ辻」という村である。

1935年の世帯数は398。生活程度は「中」とされているので、極端に貧しくはなかったと考えられる。

動画版は今夜9時30分からプレミア公開するので、ぜひご覧頂きたい。

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学術・研究:部落探訪(113) 大阪府東大阪市長瀬町“北蛇草”

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北蛇草きたはぐさと言えば、同和地区の呼称として使われ、部落解放同盟蛇草支部があること等から、今となっては部落の地名のように思われている。

1935年の記録でも、302戸の部落が北蛇草という地名で掲載されている。部落解放研究所が出版した『大阪の同和事業と解放運動』でも、 1958年に 北蛇草430戸と記載されている。

今回も記事と合わせて探訪動画を見て頂ければ、より啓発されることであろう。

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アンチ個人情報保護⑧ 「住所でポン事件」勃発

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さて、「住所でポン!」は最初の頃こそ大炎上と言えるような状態となって物議を醸したが、さまざまなところで議論されるにつれ個人情報保護法の上では「住所でポン!」は何の問題がないということが定説になってくると、個人情報クレーマーはすっかり静かになった。

しかし、ごく一部の法律家は、それでも納得していなかった。そのことが、「住所でポン事件」として知られる裁判を惹き起こすこととなった。まずは、その背景を説明しよう。

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学術・研究:部落探訪(112) 東京都町田市 下小山田町“南台”

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町田市の部落と言えば、相原本町田の特定に成功したが、最後に小山田町が残っていた。1935年の記録では南澤または小沢谷戸、11戸の部落があったとされる。

場所の特定に至る過程は、以下の動画で詳しく解説しているので、ぜひご覧頂きたい。

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学術・研究:部落探訪(111) 大阪府東大阪市荒本

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1935年の荒本部落の世帯数は235、1958年は320となっている。国土地理院のサイトでは1940年代の航空写真を見ることができるが、写真から荒本の家の数を数えると500~600程度であり、荒本全体が部落であるとすれば矛盾する。

荒本探訪の動画版は以下から見ることができる。

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有田芳生氏も登場 ブラトーーク! レポート

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去る1月27日、大阪ロフトプラスワンウエストで「ブラトーーク!」というイベントが開催された。「部落めし」を食べつつ、全国部落調査裁判についての講演を聞けるという興味深いイベントだったのだが、なぜか筆者は参加禁止とされている。さらに、イベントは撮影も録音も禁止だ。

しかし、偶然にもそのイベントの模様のレポートが送られてきたので、せっかくなのでお伝えしようと思う。

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全国部落調査事件 第4回弁論準備手続

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本日、東京地裁で全国部落調査事件の第4回弁論準備手続がありました。

原告が「被差別部落出身者」であることを証明する公正証書が提出される予定でしたが、またもや延期となり、また弁論準備手続きが行われることになりました。次回は3月18日の予定です。

解説は神奈川県人権啓発センターチャンネルでも行っています。

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学術・研究:部落探訪(110) 滋賀県大津市伊香立下龍華 “大谷村”

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滋賀県で人気一番の部落と言えば、「タイガープリンセス」こと虎姫の部落だが。それと双璧を成すのが今回探訪した「ドラゴンフラワー」こと下龍華の部落である。

なぜこの部落はそこまで人を惹きつけるのか。その理由は、探訪してみれば一瞬で分かる。今回の動画では同和地区にニコイチが多い理由を解説している。

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学術・研究:部落探訪(109) 滋賀県長浜市木之本町廣瀬

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廣瀬というと、現在は古い公営住宅が立ち並んでいることが印象的だが、その辺りは昔は田んぼで『滋賀の部落』によれば非常に狭い部落であったという。確かに、戦後間もない頃の航空写真を見ると、狭い区域に家が密集している。

1888年は118軒、1931年は261軒、1999年は545軒と記録されている。

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鳥取市役所移転問題から見る 住民投票の失敗例

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地方での住民の意思決定の手段として昨今話題になることが多いのが住民投票。条例で住民投票の手続きを定めた自治体も多くなった。一方で最近は沖縄県の辺野古基地の移転問題で県が住民投票の実施を予定しているものの、ここにきて県下の市の反発があって先行きが不透明になっている。世界的にもイギリスが国民投票によりEU脱退を決めたものの、離脱案が議会で否決され、住民投票で物事を決めることの限界と弊害も明るみなっている。

実は7年前、鳥取市で市が示した市庁舎の移転の方針を巡って住民投票が行われ、市の方針を覆す「市民の意思」が示されるという画期的な出来事があった。しかし、結論から言えばそれは反故にされた。一時期は民主主義の勝利かのように持てはやされた住民投票がなぜ失敗に終わったのか。この出来事から、さらに住民投票の限界と弊害が見えてくる。

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学術・研究:部落探訪(108) 滋賀県長浜市千草町

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今回訪れたのは長浜市千草町。1888年は75軒、1931年は254軒、1999年は658世帯と記録されている。

動画版は本日18日夜9時30分にYoutube「神奈川県人権啓発センター」チャンネルでプレミア公開する。プレミア公開ではリアルタイムで筆者からの解説があり、そこでしか出ない話もあるのでぜひリマインダー、チャンネル登録して頂きたい。

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学術・研究:部落探訪(107) 愛知県津島市明天町

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この部落については、 京都部落問題研究資料センター所長 の秋定嘉和氏による『部落問題・水平運動資料集成 』 に「初日町」という名前だった頃の状況が詳しく掲載されている。

1925年当時の戸数は235、人口は1130である。1935年は294戸、1518人と記録されている。

本日夜9時30分に動画版をプレミアム公開するので、ぜひご視聴頂きたい。

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アンチ個人情報保護⑦ 電話番号のタブー

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住所でポン! はグーグル・ストリートビューと同様に、個人情報保護が声高に叫ばれる社会への強力なアンチテーゼとなった。かく言う筆者は、先述の高木浩光氏に対してツイッターで「住所でポンには何も言えんだろう」とからかってみたら、案の定彼は何も反論できずに筆者をブロックしてしまった。

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学術・研究:部落探訪(106) 埼玉県熊谷市上中条

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関東では関西ほど部落差別が深刻ではないと言われるが、そういう訳ではなく、北関東には数多くの部落があり、関西とはまた違った趣がある。今回は地元の方の招きで熊谷市を訪れた。

熊谷市の中でも代表的な部落と言われるのは上中条かみちゅうじょう。1935年の記録では40世帯で、主業は農業とある。

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学術・研究:部落探訪(105) 神奈川県海老名市本郷下河内“根村”

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今回は神奈川県海老名市の部落にやってきた。海老名市は神奈川県のど真ん中にあり、交通の要所であるが、車や電車の乗り換えで素通りすることが多い街だ。

部落はその中の「本郷」とい地域にあり、相模川の河岸段丘のそばにある。

今回も動画でお伝えする。今夜9時30分にプレミアム公開だ。ぜひチャンネル登録を。

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学術・研究:部落探訪(104) 東京都墨田区東墨田“木下川” (後編)

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石原慎太郎が東京都知事だった頃、東墨田では夜中に消防車が行き交うことが度々あった。そのことについて、地元では、皮革業者が自分の工場を燃やしているためだと噂されていたという。

なぜそう言われたのかというと、都の方針で排水規制が厳しくなったために、各工場は高価な排水処理設備を導入しなければならず、それに従えば経営が立ち行かなくなった。そこで、工場をたたんで埼玉県の八潮市に移転する業者が続出したという。

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IT疑似科学? “Lyee”の現在 (後編)

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(前編はこちら)

鎌倉といえば、由比ヶ浜のようにいかにも湘南らしい観光地もあるが、それよりも武士の古都として寺院や仏閣のイメージが強いだろう。LYEE株式会社はそのような古都鎌倉らしい名所の1つ、臨済宗の大本山、円覚寺の近くにある。

小宮氏の案内で寺の境内の中を進む。北鎌倉駅から普通に歩いていくことも出来るが、この方が近道なのだそうだ。

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学術・研究:部落探訪(104) 東京都墨田区東墨田“木下川” (前編)

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東京には同和地区もなければ部落差別もないと言われるが、そうではないことが分かる場所があるそうなので探訪してみた。1935年当時は500世帯、主な産業は皮革、油脂膠製造であり、「木下川きねがわ」とも呼ばれる地区である。

今回も動画の解説付きで、12月14日9時45分にプレミアム公開する。記事にない情報もあるので、ぜひご覧いただき、チャンネル登録して頂きたい。

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