作成者別アーカイブ: 鳥取ループ

鳥取ループ について

ジャーナリスト、ソフトウェアアーキテクト。信州大学工学部卒。 同和行政を中心とする地方行政のタブー、人権ビジネス、個人情報保護などの規制利権を研究している。「ネットの電話帳」管理人。

部落探訪(52)
鳥取県鳥取市松原高殿

By 鳥取ループ

吉岡温泉のすぐ近くに、高殿たかどのという部落がある。ただ、ここは松原であって、吉岡温泉とは別の地区である。

文献では安政4年(1857年)の「各郡御普請御丁場不勤村々書上帳」という文書に「松原村穢多」という記述がある。ただ、この部落について記述された文献は少なく、具体的にどのような起源で、何をやっていたのかはっきりしない。
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富岡八幡宮殺傷事件
富岡真里子容疑者は夫家族を部落差別発言で提訴していた

By 鳥取ループ

11月7日、富岡八幡宮の富岡長子宮司らが、日本刀などを持った宮司の弟夫婦に追い掛け回されて殺傷され、その後宮司の弟夫婦が自殺した事件。その異様さや、事件の背景は既に様々なメディアが連日のように報じているところである。

ただ、宮司の弟である富岡茂永容疑者の遺書と考えられる手紙の全文はテレビ・新聞等は概要のみを報じている一方、手紙の全文はツイッターで公開され、ネットの方が先行している面がある。
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部落探訪(51)特別編
大阪府大阪市浪速区
浪速東・浪速西・大国町(後編)

By 鳥取ループ

浪速地区では、公共施設が異常に豪華である。もっとも、その多くは取り壊されてしまったが、身近なところで残っているものも多い。例えば歩道橋がそうで、1975年の『同和地区精密調査報告書』によれば同和対策で4基の歩道橋が設置されたとされる。

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NHK受信料は合憲、最高裁判決で
「NHKから国民を守る党」は
存在感を増す?

By 鳥取ループ

去る12月6日、最高裁でNHK受信料の徴収は合憲とした判決が出されたのは多くの人が知るところ。その影で、徐々に存在感を増している党がある。それが「NHKから国民を守る党」である。

いかにも泡沫政党という雰囲気が漂うが、驚くなかれ、国政こそ進出していないものの、現在4名の地方議員が所属し、活動中だ。
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部落探訪(51)特別編
大阪府大阪市浪速区
浪速東・浪速西・大国町(中編)

By 鳥取ループ

昭和50年の同和地区精密調査報告書には「栄小学校の場合は、647名の児童全員が地区関係」との記述がある。つまり、栄小学校の児童は100%同和関係者ということになる。

無論、全員が「渡辺村の穢多の子孫」などということはあり得ず、確認するすべもないはずで、それでもなおそう言い切れるということは、同和関係者の認定を「属地主義」で行っていたということになる。
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部落探訪(51)特別編
大阪府大阪市浪速区
浪速東・浪速西・大国町(前編)

By 鳥取ループ

部落の中の部落と呼べる地域はどこか。筆者は大阪市の浪速部落を推薦したい。日本最大の同和地区は西成であり、そこに隣接する浪速は規模では西成に負けるが、西成は浪速から派生した部落に過ぎない。そもそも歴史的に西成は部落というよりはスラムに近い。しかし、浪速地区の場所は、かつて「穢多村」であったことがはっきりしている。

また、いわゆる「同和利権」の権化のような部落であり、その反動のためか、今まさに解体されつつある部落でもある。
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部落探訪(50)
鳥取県鳥取市田島・西品治

By 鳥取ループ

鳥取のような地方にも「都市部落」がある。それが、今回訪れた田島たしま西品治にしほんじ地区である。この地区は、おそらく鳥取県下最大の部落であると考えられる。

農村部の部落は人の移動が少ないことが多いが、都市部となると頻繁に人の入れ替わりがある。田島・西品治については地名の変遷もあり、同和地区指定のされ方も複雑で、実態がよく分からない部分が多い。
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ネットの電話帳が
大阪高裁で完全敗訴!

By 鳥取ループ

個人情報の削除を求められ訴えられていたネットの電話帳ですが、大阪高裁では敗訴しました。地裁では裁判記録のうち原告名の掲載は認められたのですが、高裁ではそれもダメと言われてしまいました。
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部落探訪(49)
大阪府大阪市東中島2丁目“南方”

By 鳥取ループ

東淀川区は日の出、飛鳥、西中島という同和地区と呼ばれる地域が3つ隣接するエリアを有している…というのは、田畑たばた龍生りゅうせい・元大阪市都島区長が大阪市に提出した論文の中の一文である。この論文は後に問題とされ、修正されたのだが、東淀川区の西の端、新大阪駅近辺に同和地区があることはそれくらいよく知られている。

ただし、この記述には決定的な間違いがある。「日の出」(あるいは「日之出」)および「飛鳥」が同和地区なのはその通りだが、「西中島」はそもそも東淀川区ではなく淀川区であり、東淀川区のもう1つの同和地区は「南方みなみかた」地区である。地名で言えば、大阪市東淀川区東中島2丁目及び1丁目の一部がそれに相当する。
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部落探訪(48)特別編
鳥取県鳥取市吉岡温泉町谷山(後編)

By 鳥取ループ

今年の5月、朝日新聞に『けがれる…獅子舞参加を許されず 「同じ氏子」と訴えて』という記事が掲載された。

「同じ神社の氏子でありながら、「けがれる」として最近まで獅子舞への参加を許されなかった被差別部落が西日本にある」と、具体的な場所を伏せて、「部落差別」の事例として報じていた。しかし、同様の趣旨で具体的な地名を記載した記事が部落解放同盟関係団体の雑誌『ヒューマンライツ』に掲載されていたことから、その地名が鳥取市吉岡温泉町谷山であることが特定されたことは、先日書いた通りである。

そこで、実際に現地に獅子舞を見に行こうとしたのだが…。

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部落探訪(48)特別編
鳥取県鳥取市吉岡温泉町谷山(前編)

By 鳥取ループ

温泉のある部落と言えば、以前長野県の大室部落を紹介した。ただ、大室の場合は温泉が見つかったのは平成になってからである。

しかし、今回紹介する吉岡温泉は応和2年(962年)に発見されたと伝えられ、優に1000年以上の歴史がある。そして、温泉自体が部落の歴史や解放運動、同和事業と密接に関係しているという、稀有な部落である。
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部落探訪(47)
奈良県御所市元町“西松本”

By 鳥取ループ

今回の部落探訪は、奈良市の御所ごせ市にやってきた。御所市と言えば、全国水平社の創設者の一人である西光万吉の出身地であり、また住井すゑの「橋のない川」の舞台としても知られる。

ということは、今もガチガチの同和事業をやっている地域だろうと思ってしまうかも知れないが、そうでもなくて、実は御所市は2011年に同和地区のランドマークとも言える隣保館を廃止した。同和事業の歴史の長い地域に限って、同和事業を清算する努力をしているものなのである。

そして、その中でもこの元町地区は先日のプロ野球ドラフト会議で巨人から一位指名を受けた鍬原くわはら拓也たくや投手と若干の縁のある地域だ。
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座間市9人死体遺棄事件、事件発覚直前と直後の事件現場の動画を入手

By 鳥取ループ

当初はSNSで自殺希望者を誘い出した自殺幇助事件と思われた、座間市の死体遺棄事件。ここに来て被害者の所持金を奪っていた、性的暴行をしていたという報道もされ、猟奇大量殺人事件の様相を呈している。

最初に警視庁が遺体を発見したのは10月30日午後4時頃と報道されているが、示現舎では、その時間前後に現場付近を撮影した動画を入手した。
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部落探訪(46)
鳥取県鳥取市嶋

By 鳥取ループ

部落の地名を公開することで部落民が特定され、差別に利用されるという。しかし、地名が部落に一対一で結びつくわけではない。

部落の地名にやたらと敏感な行政に対して、「同和対策で作られた隣保館や教育集会所はどうなのか」と問うと、「それらのある場所が必ずしも同和地区ではないから問題ない」という。確かにその通り。であれば、地名だって同じはず。「同和行政や運動団体は常に正義で、差別をするのは一般市民だ」という言説にとって都合がいいように、その時々でコロコロ基準が変わってしまう。

そのような不可思議な問題を検証するために、今回は鳥取市の「しま」という地区にやってきた。
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部落探訪(45)
大阪府大阪市北区中津3丁目“さんば”

By 鳥取ループ

大阪のスラムと言えば、西成のあいりん地区が有名だが、それに次ぐ規模のスラム―正確にはスラム跡とでも言えるものが、ひっそりと残っている。それが中津である。

ただし、結論から言ってしまえば、「部落」としての中津は名実共にほぼ消滅してしまっている。中津は、「解放」された部落である。
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東京高裁第14民事部第2回審尋

By 鳥取ループ

前回に続き、筆者のマンションが差し押さえられた件で、保全抗告の第2回審尋が10月19日に行われました。

示現舎側の書面はこちらです。
準備書面(1)C-H29-10-15.pdf
証拠説明書C-H29-10-15 .pdf

片岡明幸副委員長側の書面はこちらです。
債権者準備書面-H29-10-17.pdf

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部落探訪(44)
神奈川県秦野市曽屋中野

By 鳥取ループ

神奈川県最大の部落はどこか? と言えば、それは今回紹介する曽屋そやである。1934年当時の世帯数は135、人口は872であった。

曽屋を地図で調べると秦野市内の広い範囲が該当するが、部落はその中の一部である、急斜面にある。
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部落探訪(43)
栃木県小山市城北、駅東通り

By 鳥取ループ

部落問題と言えば西日本であって、関東ではほとんど聞かないと言われる。しかし、関東でも北関東には部落が多く、なおかつ同和行政も活発だった。隣保館の分布を見ると、そのことがよく分かる。ただ西日本に比べると大規模な部落は少なく、運動団体も1つにまとまらなかった自治体が多い。

そんな北関東でも比較的規模が大きな部落が、今回訪れた小山市の部落である。
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ネットの電話帳事件
11月16日判決へ

By 鳥取ループ

ネットの電話帳の裁判は結局その後どうなったのか? といった質問をしばしば頂きます。

去る9月5日に最後の口頭弁論が行われ、11月16日の大阪高裁判決を待つ状態になっています。
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部落探訪(42)
埼玉県加須市志多見林之中“中原”

By 鳥取ループ

加須かぞ市と言えば、今年の第99回全国高等学校野球選手権大会で同市の花咲徳栄高校が優勝したことが話題となった。

また、加須市は非常に同和と因縁の深い自治体として一部の業界では有名である。1976年の「埼玉県加須市長選挙無効事件」は、裁判で選挙の無効が確定した戦後唯一の実例だが、まさに同和に絡むものであったため、司法関係者には有名であってもあまり表立って語られることがない。
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9月25日2時から東京地裁で第6回口頭弁論

By 鳥取ループ

9月25日午後2時から東京地方裁判所で全国部落調査事件の第6回口頭弁論があります。今回も傍聴は抽選ですので、傍聴したい方は午後1時40分までに東京地裁の正門近くで傍聴券の交付を受けて下さい。

また、例によって午後7時30分からネット放送を実施します。あとで聴くこともできます。
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東京高裁第14民事部第1回審尋

By 鳥取ループ

以前、横浜地裁相模原支部が解放同盟の片岡明幸副委員長を「被差別部落出身者」認定しましたが、それについて筆者が東京高裁に保全抗告しました。本日は、それについて審尋がありました。
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部落探訪(41)
長野県伊那市手良沢岡下手良辻“西幅”

By 鳥取ループ

以前、伊那市の“後藤の衆”を訪れたが、部落解放同盟長野県連合会が発行した「差別とのたたかい」によれば、その近くにはもう1つ部落がある。

それが、長野県伊那市手良沢岡下手良の「辻」あるいは「西幅」と呼ばれた部落である。1967年の記録では戸数29,1933年の記録では12戸だ。
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“うららちゃん”炎上で話題となった
「かながわ子どもの貧困対策会議」
(後編)「相対的貧困」とは?

By 鳥取ループ

もっともらしいが大した意味はない言葉を指して、「バズワード」ということがある。よくIT業界の営業トークで使われて、一昔前なら「Web2.0」最近なら「AI」が代表的なバズワードだろう。

政治の世界にもバズワードがある。「ヘイトスピーチ」「アウティング」等がそうだろう。陳腐な意見であっても、それらの言葉を使うことで、何となく説得力があるように思わせる効果がある。
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部落探訪(40)
大阪府大阪市北区中崎西“舟場”

By 鳥取ループ

部落と言えば「差別」ということが強調される一方、差別されなくなった部落がメディアでクローズアップされることはあまりない。「解放」された部落というのはどのようなところなのか、本当に部落差別を解消したいと思うのであれば、そのような事例は参考になるものであるし、本来は多くの人が興味を持って当然のことである。

そのような「解放」された部落の1つがかつての舟場ふなば地区、現在の大阪市北区中崎西である。
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“うららちゃん”炎上で話題となった
「かながわ子どもの貧困対策会議」
(中編)戸田有紀NHK記者を直撃!

By 鳥取ループ

さて、神奈川県において「貧困」と言えば、知る人ぞ知る場所がある。貧民街として知られる寿町ことぶきちょうだ。

寿町は横浜の中心街の南端にあるが、周辺には横浜市役所、横浜スタジアム、中華街があり、ビジネスマンや観光客で賑わう地域の一角だけが、異世界のようになっている。そのたたずまいは大阪のあいりん地区によく似ていて、ここにあるのは「相対的貧困」というよりは「絶対的貧困」だ。
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“うららちゃん”炎上で話題となった
「かながわ子どもの貧困対策会議」
(前編)不透明な委員の選考基準

By 鳥取ループ

昨年8月の貧困女子高生“うららちゃん”ことを覚えているだろうか。

2016年8月18日のNHKニュース7で放送された「貧困女子高生」の話題。アニメの専門学校に進学したい、PCを買えないのでキーボードだけを買ってもらったと訴えるその放送内容自体も突っ込みどころが多いものだった。さらに、放送直後に出演者の女子高生“うららちゃん”の周辺人物のSNS等が発掘され、実はアニメ等のオタク趣味には金をつぎ込んでいるのではないか、PCがないのにiPhoneは持っているのではないかと次々と疑惑が生まれ、「貧困というより金の使い方がおかしいだけなのではないか」「そもそもNHKの放送が捏造ではないか」という批判が噴出し“うららちゃん”を揶揄するコラ画像が作られるなど、ネットでは炎上状態になった。
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部落探訪(39)
長野県伊那市手良野口棚沢“後藤の衆”

By 鳥取ループ

部落解放同盟長野県連合会が発行した「差別とのたたかい」には、昭和38年に長野県が政府の委託を受けて調査した部落の一覧が掲載されている。部落の地名のみならず俗称までも掲載されている。当時は部落の地名について、タブーではなかったことがうかがえる。

その中でも目を引くのが、伊那市にある、俗称「後藤の衆」という部落だ。実際に電話帳や住宅地図で調べると「後藤」姓が多く存在する。部落が地名だけでなく、ここまではっきりと姓で呼び分けられている例は珍しい。
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