鳩山町石坂に同和対策施設がある。「鳩山町石坂集会所条例」によれば、「基本的人権を尊重し、さまざまな人権に関する課題の解決を図るとともに、町民相互の交流を深め、明るい地域社会づくりを推進するため、人権教育及び人権啓発の場」であり、教育委員会の管轄である。

これがその石坂集会所。この古村は菊池山哉の記録にはないのだが、同和施設の存在からその場所を容易に特定可能である。

国立国会図書館デジタルコレクションで調べてみると、2000年代初頭から鳩山町では同和行政集結の試みがあったことが分かる。『人権と部落問題』2004年2月号によれば、住民59世帯中55世帯が同和行政の終結を要望していたという。


ともかく集会所周辺の古村は2004年当時59世帯であったということだ、確かにそのくらいの規模感だ。


しかし、同和教育集会所の廃止までは求められず、令和の現在も残っている。未だに文科省が何かあるたびに同和教育集会所に予算を付けることをズルズルと続けていることが害悪の源だろうか。

鳩山町は2018年に人権政策推進計画を作っている。そのPDFのタイトルが、なぜか「高槻市人権施策基本方針」になっている。高槻市人権施策基本方針と構成が似通っているので、それをベースに適当に作ったのであろう。その程度のもののために職員が労力を割くことに意味があるのか?いっそA4用紙1枚程度にして生成AIにでも作らせたらどうか。


一方で歴史的な観点で言えば、関東の古村の定番と言える白山神社がある。




この白山神社は高台にあり、非常に眺めがよい。周囲360度を見渡せる。



やはり古くからの歴史のある村のようで、十郎横穴墓群という古墳時代の遺跡がある。なお、十郎というのがこの古村の小字である。

水平社運動の歴史もあり、埼玉県比企郡今宿村大字石坂水平社が世良田村事件の際に義捐金を出した記録がある。当時の水平社運動の関係者には小林という名字があることが分かる。

宗派は時宗であろう。




横穴墓群ということは、古代において渡来系氏族の人が居た地域という事ですな。