学術・研究:部落探訪(41) 長野県伊那市手良沢岡下手良辻“西幅”

カテゴリー: 部落探訪 | タグ: , | 投稿日: | 投稿者:
By 宮部 龍彦

以前、伊那市の“後藤の衆”を訪れたが、部落解放同盟長野県連合会が発行した「差別とのたたかい」によれば、その近くにはもう1つ部落がある。

それが、長野県伊那市手良沢岡下手良の「辻」あるいは「西幅」と呼ばれた部落である。1967年の記録では戸数29,1933年の記録では12戸だ。


さっそく訪れてみると、明らかに“後藤の衆”とは様相が異なる。


典型的な農村である“後藤の衆”に比べると、こちらは明らかに商工業の部落だ。

「辻」という名前のとおり、部落の中心には辻がある。バス停の名前も「辻」。石碑の「荒井先生」とは国文学者の荒井源司のことか。


伊那市史によれば昭和37年に共同井戸が、昭和52年に集会所が同和対策で設置されたという。

それらしき物がないか、しばらく探訪していると…

集会所らしき建物を見つけた。

地図には「辻第三公民館」とあるが、文字が消えかかった看板には「辻集会所」と書かれている。これが同和対策で作られた集会所であることは間違いない。

趣のある焼却炉。

そして石碑である。これは「西幅厚」という人物の功績を讃えたもののようである。「差別とのたたかい」に書かれた部落名と姓が同じであるところが興味深い。

周辺には廃墟もあるが、特に廃墟や空き地が目立つということはない。言われなければ部落とは分からない。

古井戸の残骸を見つけた。昭和37年に作られた共同井戸とは、おそらくこれのことだろう。

宮部 龍彦 について

ジャーナリスト、ソフトウェアアーキテクト。信州大学工学部卒。 同和行政を中心とする地方行政のタブー、人権ビジネス、個人情報保護などの規制利権を研究している。「ネットの電話帳」管理人。

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学術・研究:部落探訪(41) 長野県伊那市手良沢岡下手良辻“西幅”」への5件のフィードバック

  1. @tomkhtpx

    こんにちは。こちらに書込みするのは初めてです。ツイッターではフォローありがとうございます。ツイッターでと思ったのですが敢えてこちらで。
    お伺いしたいのは、パチンコ業者(朝鮮系)とし尿汲取り業者(推測ですが恐らく噂ですが部落関係)の結び付くというケースはあるのでしょうか?
    お教え下さい。

    返信
    1. 鳥取ループ 投稿作成者

      し尿汲み取り業者がいわゆる部落利権と結びつきやすいのは事実です。理由はいくつかありますが、行政の現業職が同和地区の雇用対策として活用されたことが大きいでしょう。
      パチンコ業者と部落との結びつきは、私が知る限り見たことがないため分かりません。

      返信
      1. @tomkhtpx

        ご返信ありがとうございます。
        朝鮮系と部落はなかなか結び付かないということですね。
        具体的に地名を挙げると不味いかもしれないのでここでは避けますが、パチンコ屋敷地内にし尿汲取り業者の事務所がある所があり、何となく利権絡みで協調して動いているかと思いました。
        その都市は人権云々の横断幕を駅に掲げている所で実際に部落は存在している都市です。そうは言ってもやはり動きとしては別なのですね。
        ありがとうございました。

        返信

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