日本バッシングを扇動 韓国・民主労総幹部が北朝鮮から「反日工作」を指示されていた!

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By Jun mishina

韓国最大の労働組合組織「全国民主労働組合総連盟」(民主労総)の役員が北朝鮮から指示され反日工作に関わっていたことが韓国・水原地裁の判決で判明した。1月9日の読売新聞が報じたところによると、北朝鮮からは反日闘争の強化が促されその結果、日本製品の不買運動が広がったという。恐るべし北朝鮮――。

戦闘的な労働組合・民主労総

日本でも活動。ポスター左側に注目。
関西生コン、港合同の隣に民主労総活動家のイラスト。

民主労総(전국민주노동조합총연맹)は1995年に設立された韓国最大の労働組合で約100万人の組合員を抱える。左派政党や社会運動とも連携しており、李明博・朴槿恵元大統領ら保守政権と対峙してきた。

大規模デモや集会でも多数の活動家を動員しており、2008年の米国産牛肉輸入反対活動、2016年~2017年の朴槿恵大統領弾劾ではろうそくデモを主導した。

また労働者との交流、南北関係の改善、平和的な統一など北朝鮮に対しても融和的、友好的な立場をとっており基本的に親北だ。

当局側も民主労総の活動には警戒を強めており、2021年9月2日に梁慶洙(ヤン・ギョンス)委員長が「集会及び示威に関する法律違反」、「感染症予防法違反」で逮捕された。

梁氏をめぐっては日本国内でも左翼活動家や労働組合関係者が釈放を求める要求行動を展開。同年11月25日、懲役1年・執行猶予2年・罰金300万ウォンの判決を受け梁氏は釈放された。

だが組合内部で梁氏の影響力は大きく2023年12月に梁氏は民主労総委員長選で再選。実は梁氏の委員長当選についても北朝鮮の意向が作用したようだ。

この通り反政府、親北のスタンスをとる民主労総。長らく北朝鮮との蜜月な関係が囁かれてきたが、幹部らが逮捕されたことで情報収集やスパイ活動の一端が判明したのである。

民主労総幹部ら4人逮捕で手口が判明

1月9日の読売新聞記事は韓国最大規模の労組幹部は北朝鮮のスパイ、報告文で「総会長」金正恩氏に忠誠示す日本社会にも衝撃をもたらした。

2023年5月10日、北朝鮮からの指令を受けてデモを行うなど国家保安法違反容疑で民主労総組織争議局長・ソク氏、民主労総保健医療労働組合組織室長・キム氏、民主労総傘下の元金属労働組合副委員長・ヤン氏、済州平和憩い場代表・シン氏が逮捕された。

4人は北朝鮮の工作員グループとも接触を繰り返し、カンボジア・プノンペンでソク氏、ヤン氏、シン氏が工作員グループのリ・グァンジンと面会していた。

4人の裁判の中で水原地裁は北朝鮮文化交流局がソク氏らに反日工作や情報収集の指令を出していたことを認定。昨年11月、ソク氏には懲役15年、キム氏に懲役7年、ヤン氏には懲役5年が宣告された。

文化交流局とは表向きは北朝鮮文化の宣伝、対外PR、国際親善を目的にした組織だが、実際は朝鮮労働党の直轄機関で諜報活動やスパイ活動の指示、支援を行う。

指令文では金正恩総書記を「総会長様」、北朝鮮文化交流局を「本社」、民主労総を「営業1部」と称しており、「支社」である元民主労総組織争議局長のソク氏に対して指示を送る。

そしてソク氏に取り込まれた民主労総保健医療労働組合組織室長・キム氏が文化交流局に「信号」を送るのだ。伝達方法については昨年5月11日の『中央日報』の記事が詳しい。

2022年、キム氏が北朝鮮文化交流局の工作員とベトナムで接触しようとしたところ、オートバイに関するYouTube動画のコメント欄を使用。面会が可能な場合は「トミホル」、困難な場合は「上り坂」という文言をコメントさせた。

YouTubeのコメントを介した北朝鮮工作員との接触は初めてのケースだという。

最も重要な役割を果たしたと目されるソク氏の自宅からは「暗号キー」や指令文が押収されたが、その中には国家保安施設の資料収集、反日感情の刺激、進歩党(旧統合進歩党)掌握と院内政党化、そして先の梁慶洙民主労総委員長への支持が含まれていた。

梁慶洙氏は主体思想の影響下にある民族解放(NL)系列、京畿東部連合の出身。つまり梁氏が民主労総トップにいれば北朝鮮にとってもコントロールしやすい。ソク氏らの裁判で北朝鮮によるスパイ行為が露見したわけだが、氷山の一角だろう。韓国内で工作活動は想像以上に浸透しているとみる他ない。

北朝鮮の意を受けた韓国内左派が狙うのは何か?

2025年は光復(解放)80周年の重要な年

尹大統領退陣と日米韓同盟にくさびを打ちたい。

昨年末、尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領が発した非常戒厳を受けて、退陣民主化闘争が展開されている。

ある韓国人記者は「今年は光復(解放)80周年だから北朝鮮派にとっても重要な年。日本からも親北団体がデモに参加します。従来の反日扇動に加え、尹大統領打倒、韓日米の軍事演習への反対デモなどが活動の中心とみられます」と指摘する。

その上で北朝鮮側が重視するというのが親北政権の樹立というわけだ。

「ともに民主党、進歩党、祖国革新党で連立政権というのが北朝鮮の狙い。北朝鮮文化交流局から進歩党の掌握という指令があったのも親北左派政権を想定してのことでしょう」(同)

無論、さらに反日活動も強めてくるのは必至。気になるのは北朝鮮-民主労総などの工作が日本にどのように波及してくるのか、だ。

以前、朝鮮総連の元活動家に北朝鮮と日本の文化人、活動家の関係について貴重な証言を得た。

「朝鮮総連は、あの手の学者や政治家を実はめちゃくちゃ馬鹿にしているんだよ。そりゃそうでしょ。言うことを右から左に流してくれるんだから。アイツは言うことをホイホイ聞くやつだって。本人たちは誇らしく思っているんだろうけど、総連からしたら都合のいい存在だよ」

同氏の発言は日朝関係の内情を物語っていないだろうか。

北朝鮮が民主労総の役員に指令を出したのは2019年頃だ。逆に日本の反差別活動が先鋭化し始めたのはおよそ2013年から。

「派遣村、朝鮮学校の無償化運動、そして脱原発運動で得た運動ノウハウが韓国側に逆輸入されたのではないか?」(運動体内部の事情通)

という分析も頷ける。韓国人の眼からみても日本の親北団体は異質な存在のようだ。

「日本の北朝鮮友好団体の方が韓国よりも活発な印象がある。日本の活動家の方が北朝鮮の内情に詳しかったこともあった」(前出韓国人記者)

現在、韓国社会を震撼させている民主労総へのスパイ行為。実は日本側も工作活動に貢献している可能性は十分にある。

なにしろ国内問題を日本に責任転嫁するのは韓国の定番。まさか北朝鮮の工作機関が韓国国内で暗躍するのは「日本のせい」とはいわないだろうが…。

Jun mishina について

フリーライター。法政大学法学部法律学科卒。 月刊誌、週刊誌などで外国人参政権、人権擁護法案、公務員問題などをテーマに執筆。「平和・人権・環境」に潜む利権構造、暴力性、偽善性を取材する。

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