古河市駒込の北部に「竹内」という姓の家が集まっている場所がある。地元ではここは部落との伝承があり、1935年の記録でも確かに「上原」という18戸の部落があるとされる。
地図を見ると2つ神社があり、1つは鷲香取神社だが、もう1つの神社名が記載されていない。名前が記載されていない神社は白山神社ではないだろうか。現地で確認することにした。
現地に来てまず目についたのが太陽光発電所。部落を探訪すると、太陽光発電所が存在する率が高いような気がするが、気のせいだろうか。
早速住宅地を歩いて神社へと向かう。
見た目はごく普通の農村だったという感じで、今でも兼業農家が多そうに見える。雰囲気は以前探訪した稲宮北に似ている。おそらく同和地区指定はされていない。
豪邸が多いというわけではないが、かと言って小さな家が密集しているわけでもない。
これは文献を調査しないと、まず部落だと気づく人はいないだろう。
神社が見えてきた。このゴミ集積所には駒込行政区5班、6班、11班とあり、上原という名称はない。
ここが問題の神社だが、現地に来ても神社名が書かれたものがない。
鳥居の横にあるのは馬頭観音と子安観音。ここが古くからの神社であり、今でも定期的に祭りが行われていることは間違いない。
見ただけではどうしても神社名が分からなかったので、通りがかった人に聞いてみた。やはりこれは白山神社なのだそうだ。そして、地図にある鷲香取神社は別の集落が氏子なのだという。
最後に墓地を訪れる。例によって宗教を調査しなければいけないからである。
見たところ真言宗。稲宮北と同じである。
何かのはずみで『日本姓氏語源辞典』のサイトが404になってしまい、閲覧できない状態です。ただし「このサイトについて」は見れる状態です
すみません、アクセス過多でDBが落ちてました。
竹内姓から想像すると長野県内から移住してきたかもしれないですね
想像ですが(笑)
>>鳥居の横にあるのは馬頭観音と子安観音。ここが古くからの神社であり、今でも
定期的に祭りが行われていることは間違いない。
そうとも限らないか。神仏習合で神社境内に元々あった可能性もあるが、近隣の路傍に
あったものが信仰が薄れた後世にどかしたものの、廃棄出来ずに神社に据え置いたかも。
信州伊那地方に行くと、かつての庚申塔を一か所にまとめた所がかなり見受けられます。
コメントありがとうございます。確かに動かされた可能性もありますね。