作成者別アーカイブ: 三品 純

三品 純

三品 純 について

フリーライター。法政大学法学部法律学科卒。 月刊誌、週刊誌などで外国人参政権、人権擁護法案、公務員問題などをテーマに執筆。「平和・人権・環境」に潜む利権構造、暴力性、偽善性を取材する。

“命のビザ”杉原千畝一族の
遺言闘争の中身

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第二次世界大戦中、リトアニアのカウナス領事館に勤務していた外交官、杉原すぎはら千畝ちうねは、ナチス・ドイツに迫害されたユダヤ人ら難民6000人を救出するため、外務省の方針に反し大量のビザを発給した--

同じく大戦中、大量のユダヤ人労働者を救った“シンドラーのリスト”ことドイツ人の実業家、オスカー・シンドラーになぞられ杉原の業績は、“命のビザ”や“東洋のシンドラー”と賞賛されている。戦後、杉原のビザ発給は、外務省の命令への「不服従」として長年、日の目を浴びなかった。しかし2000年、河野洋平外務大臣(当時)の顕彰演説によって正式に名誉回復がなされたのだ。

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石井輝男前解放同盟
岐阜県連執行委員長の
同盟葬パンフの中身

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先に報じた“同和の会長の殺人未遂事件”こと瑞穂市会社役員殺人未遂事件で懲役5年の実刑判決を受けていた部落解放同盟岐阜県連前大垣支部長の石井いしい涼也りょうや、同盟員で観光会社社長の下城しもじょう信彦のぶひこは、いずれも控訴せず、刑が確定したとの情報が入った。涼也は、事件後、同支部長職を解かれたが、両名とも「解放同盟員」としての処分は、どうなるのか? 同県連・古田ふるた健二けんじ執行委員長に確認してみたが、応答はなかった。

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殺人未遂事件の裏で垣間見えた
「自由同和会王国・岐阜」

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部落解放同盟岐阜県連元大垣支部長の石井涼也氏の殺人未遂事件は、同和枠融資、公共事業における同和企業の優位性といった問題を浮き彫りにした。

それとは別に、岐阜県は「自由同和会」がとても強いこと。これも今回の取材を通して痛感したことだ。まさに“自由同和会王国”と言ってもいいかもしれない。そんな岐阜の同和団体事情をお伝えする。

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「朝鮮大学校学園祭」で見た
日本の中の朝鮮半島

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ハングルのスローガンが掲げられ、香ばしい焼肉の煙りが立ち、朝鮮舞踊が披露される。11月13日に開催された「創立60周年朝鮮大学校学園祭2016」(東京都小平市)の光景だ。同大の学生は、もちろん朝鮮中高級生、保護者、卒業生、支援者が集う一大イベント。また普段は、入場が制限され“レアスポット”な上、焼肉、チヂミなどの朝鮮料理が安価で味わえるということで朝鮮文化マニア、B級グルメマニアも訪れ、場内は大変な活況となった。キャンパス内は、まさに日本の中の「朝鮮半島」という様相である。

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人権派弁護士業界の若手ホープは
“あの両夫妻”の娘だった

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10月29日、死刑廃止に取り組む「人権監獄センター」が主催したセミナーで「死刑も終身刑もない国・スペインの刑事施設」と題した講演をするこの女性。同団体相談部に所属する海渡双葉弁護士だ。事情通の読者ならばこの苗字を聞いてピンとくるかもしれない。社民党・福島みずほ元党首と同じく死刑廃止、慰安婦問題などに取り組む海渡雄一弁護士(監獄人権センター代表)の“ご令嬢”である。夫婦別姓制度を推進する福島・海渡夫妻は「事実婚」であり、双葉氏は父性を名乗っている。双葉氏も両親と同じく死刑廃止派の弁護士として活動しており“人権派弁護士二世”というわけだ。二世と言っても世襲ではなく、実力勝負の弁護士になるのだから才女である。

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加藤智大死刑囚の
艦これアートに何を想う!?

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2008年6月8日、買い物客で賑わう東京・秋葉原の中央通りの歩行者天国が惨劇の場と化した「秋葉原通り魔事件」。当時、元自動車工場派遣社員の加藤かとう智大ともひろが2tトラックで突入し、通行人をはねる、ナイフで刺すなど7人を殺害、10人を負傷させた。そして昨年2月17日、最高裁で死刑が確定し、現在は東京拘置所に収監されている。

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岐阜県瑞穂市殺人未遂事件
2名に懲役5年判決

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「被告両名にそれぞれ懲役5年(求刑8年)を処す」

18日、岐阜県瑞穂市の元会社役員・山崎光実てるみさんに対する殺人未遂罪を問われた判決公判が岐阜地裁で開かれた。沈痛な表情を浮かべ被告席で判決を待つ石井涼也りょうや被告、下城信彦被告。裁判長からこう告げられると神妙な面持ちで主文を聞き入った。

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特集・日韓問題(3)
自民党親韓議員は
韓国で何を語るか!?

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黄会長との会談の続き。慰安婦問題について深い話に入っていく。

黄会長

金元国務総理は、自分(黄会長)が高校生の時に、既に国務総理をされていた方々なので、そうなのであろう。河村幹事長は、今回、どのような経緯で来られたのか。

河村団長

この訪韓の話が始まった頃は、日米韓三者会談ができるかどうか分からない時期で、日本国会も、日韓議連も、安倍総理も、日韓関係がこのままで大丈夫かという思いがあって、伊吹議長が森元議連会長と相談して、誰かが韓国に出向いて、皆さんとお会いして、いろいろと話を聞いてくるべきだということになって、自分に白羽の矢が立った。それから、自分は、額賀議連会長と話したが、今年の議連合同総会の話もできればと思ってやって来た。

黄会長

日米韓首脳会談の開催を契機に、ぎくしゃくした日韓関係が改善していくことを期待する。

議連間では、両国の未来に向けたしっかりした約束ができるような実質的な議論ができれば良いと思う。

従軍慰安婦問題は、他の日韓間の様々な問題に比べれば、そう難しくはない問題なので、両議連間で、分かりやすい解決策を見いだせればと思う。

同感である。村山総理の時代に、アジア女性基金を作って、相当数の元慰安婦の方々に償い金が渡った。それを今後どうするかについては、役所も協議したいとしているが、我々議連間でも話し合いをする機会があればと思う。

黄会長

昨年の議連合同総会において、河村幹事長には、合意文を作成するに当たり、素晴らしいリーダーシップを発揮していただいた。河村幹事長の指導力の下、韓日間の諸問題を簡単なものから一つひとつを解決していって、両国が過去の問題にとらわれずに、未来に向かって、世界の中で手を結び、活発に活動していく時代が来ることを期待する。

最近、ファン・クムジャさんという元慰安婦が亡くなり、その葬儀に参列した。彼女は、生前から、貧しい若者に奨学金を与えて、支援してきた方で、死後の全財産も奨学金として寄付した。国民から大変尊敬を集めた。また、そのほかの55人の元慰安婦の方々に対する韓国国民の同情も考慮して、この従軍慰安婦問題は解決されなければならないと考える。

河村団長

今日、金元国務総理から、「従軍慰安婦問題はでっち上げだ」と書いた読売新聞社に出向いて、「自分はその事実を体験から知っている。そのような記事は今後なきように」と抗議したことがあると伺った。自分(河村団長)は、そういう事実があったことを全面的に否定するつもりはないし、日本として償うべきことであると思う。ただ、日本としては、日韓条約で、一つの区切りがついたという基本的な認識があるから、それを超えてとなると、元従軍慰安婦の方々の心情、韓国国民の感情を踏まえて、日韓両国民の感情が通じ合うようにするために、どういう解決策があるのかという話し合いをしたい。

黄会長

韓国では、2011年に、憲法裁判所で、政府が従軍慰安婦問題を放置しているのは違憲であるとする判決が出たので、この問題をどのように解決するかについて、慎重に検討する必要がある。

河村団長

その判決を受けて、李明博大統領(当時)がこの問題を我が国に提起してきたが、日本政府としてどのように解決していくか、その方針は固まっていないと思う。未来志向の日韓関係を目指せば、政府はもちろんだが、両議連としても、解決策を模索していく努力が必要と考えている。

黄会長の話に出てきたファン・クムジ氏は日本の運動家の間でも「ファン・クムジハルモニ」として親しまれている。1924年、咸鏡道ハムギョンド生まれ。現在の中国吉林省間島かんとうで慰安婦生活をしたという。戦後、南北分断後は、韓国側に居住。晩年は古紙回収の収入や政府からの生活支援金を貯金し奨学金として利用するように寄付をしていた。

特集・日韓問題(2)
自民党親韓議員は
韓国で何を語るか!?

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前回の訪韓団記録の続き。河村氏は金国務総理との会談後、ふぁん祐呂うよ韓日議員連盟会長、はむ珍圭じんぎゅセヌリ党スポークスマン、ぱく正浩じょんほ韓日議員連盟事務総長との会談に臨んだ。場所は、大韓民国国会議事堂本館セヌリ党代表室。今回の会談は、河村氏の発言も記録されている。河野談話、慰安婦問題などが議論の主題だ。文中に「河村幹事長」の肩書きが出てくるが「日韓議員連盟」の幹事長職、団長は「訪韓団団長」であることをご留意頂きたい。

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特集・日韓問題(1)
自民党親韓議員は
韓国で何を語るか!?

三品 純 By 三品 純

昨年の日韓合意で決定した元慰安婦支援財団へ10億円の拠出をめぐり与党、世論からも反発が続く。慰安婦問題の解決をめぐっては1995年、村山政権下で「女性のためのアジア平和国民基金」が創設。同基金は日本政府が一部出資と国内外の寄付で運営された。この本質は、正式な補償を回避したい日本政府らと専門家らが生み出した苦肉の策であり一時的に”なだめる”にすぎない。基金からの償い金は、フィリピン人の元慰安婦らが受け取ったが、韓国人慰安婦らはこれを「正式な謝罪と補償ではない」として拒否。結局、何ら解決策にもならず2007年にひっそりと基金は解散になった。

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