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三品純 について

フリーライター。法政大学法学部法律学科卒。 月刊誌、週刊誌などで外国人参政権、人権擁護法案、公務員問題などをテーマに執筆。「平和・人権・環境」に潜む利権構造、暴力性、偽善性を取材する。

同和とズブズブ!
前原誠司に改革保守の
「希望」はある!?

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「風車 風が吹くまで 昼寝かな」

とは文官で唯一、A級戦犯となり死刑になった広田弘毅元首相が左遷時代に詠んだ歌。過酷な東京裁判の判決を受け入れ無言で責任を負った―――そんな姿に現在でも広田を心酔する政治家は少なくないが、その一人が解散寸前の民進党・前原誠司代表なのだ。「名より実を取る」9月28日、両院議員総会で前原氏は、こう述べ「希望の党」への合流を表明。自分に風が吹くまでは“昼寝”して待てず、安易に希望の党の”風”にすがってしまった模様。どうやら広田の境地までには至らなかったようだ。

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蓮舫母スナックのランチは
昭和の味わい

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二重国籍問題を受けて今年7月、民進党代表を辞任した蓮舫氏の近況はほとんど聞こえない。かつては党内でも随一の発信力を誇ったが、民進党の迷走とともに蓮舫氏も完全に過去の人になった感がある。対して蓮舫氏の母、斉藤佳子氏が経営するスナック『慕麗路ぼれろ』(新宿区新宿5)のランチが評判で、連日盛況だというのだ。
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金正日の料理人の店、航空ショー
カラオケ大会、北朝鮮ツアーが熱い!?

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早朝、北朝鮮がミサイルを発射し、目覚まし時計の如くJアラートが鳴り響く。北の暴挙と言いつつ、もはや日常風景の感すらある。制裁、圧力の声も強まるが、彼の地は、どこ吹く風、実は意外と国内の景気は良好との分析もある。しかも今、北朝鮮では様々な趣向を凝らしたツアー旅行が実施され、これがマニアに注目され、密かなブームになっているというのだ。
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岐阜の同和取材で邂逅した連合赤軍の黒幕・川島豪の夢 後編

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『同和の会長』(小社刊)の追加取材中に浮上した連合赤軍、川島豪(故人)。すでに学園紛争、安保闘争の歴史自体が風化し、また川島を知る人もほとんどいない。そんな中、川島が1979年の出所後、経営していたトバナ産業(旧川島環境サービス)で話を聞くことができた。革命に挫折した川島が屎尿処理会社の経営者としてどう生きたのか、そんなことを伺ってみた。

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岐阜の同和取材で邂逅した連合赤軍の黒幕・川島豪の夢 中編

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思わぬ状況から連合赤軍の指導者、川島豪の生き様を探ることになった。共産主義革命の夢が潰えた後、屎尿汲み取りの会社の経営者に転身するという意外な経歴。そして岐阜の同和のドン、石井輝男との意外な交流。そして取材を深めるとさらに興味深い過去が判明していった。
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岐阜の同和取材で邂逅した連合赤軍の黒幕・川島豪の夢 前編

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連合赤軍の最高指導者、故・川島かわしまつよし。現在、この名を知る人がどれぐらいいるだろう。岐阜県の同和取材でまさかこの人物に辿り着くとは思わなかった。きっかけは、岐阜の同和行政の闇、そして部落解放同盟岐阜県連前執行委員長・石井輝男の歩み、その長男・涼也の殺人未遂事件をを描いた『同和の会長』(小社刊行)の追跡取材だ。同書の発刊以来、地元の関係者、住民らから関連情報を提供されていた。そこで大垣など西濃地方を再調査している最中、川島が浮上した。しかも輝男は、川島を兄貴分のように慕ったという。全く不思議な縁だ。なぜ岐阜の同和問題、石井輝男から川島豪へたどり着いたのか? そして革命に頓挫した川島豪の意外なその後の人生についてお話しよう。
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大垣市の”解放の盆踊り”で垣間見た「融和」のカタチ

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一介の荒くれ者が事業を起こし、やがて岐阜の同和行政を牛耳る――――。株式会社イシイ(大垣市)の創業者で、部落解放同盟岐阜県連前執行委員長、石井輝男(故人)その人である。輝男の人物像、その長男、涼也とその一味が2015年に起こした殺人未遂事件は、『同和の会長』(小社刊)にまとめた。そんな岐阜の“同和のドン”石井輝男が「地域を盛り上げなければならない」と願いを込め、1993年(平成5年)から始めたのが部落解放同盟大垣支部主催の「納涼盆踊り」である。言うならば“解放の盆踊り”なのだが、最盛期には市内外から4000人を集めたほど地元で人気なのだ。しかし皮肉なことに、この盆踊りは、涼也が起こした殺人未遂事件とも浅からぬ因縁がある。一体、どんな盆踊りなのか以前から興味を抱いていた。そんな折、今年は、8月24、25日、大垣市西地区センターで開催されるというので、追跡取材をかねて盆踊りを取材してみた。

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特集LGBTを斬る① 「ゲイやレズの極右がいたらその時、左翼は・・・」

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レズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダーの頭文字をとった「LGBT」は、今、空前のブームだ。SNSなどのプロフィール欄を見ると、シンボルのレインボーフラッグを使用する人が散見される。政治分野では、今年7月「LGBT自治体議員連盟」が発足し、各自治体では、支援策が打ち出されている。また関連するシンポジウム、イベントも多数、開催されており、関心の高さが伺える。まさに”LGBTバブル”なのだ。こうした風潮は、性的マイノリティの地位向上に寄与することだろう。ただ過去の「人権施策」また現在の日本の「人権」を取り巻く環境を見ると、疑問も感じてしまうのだ。今のLGBTは、本当にLGBT全体の権利擁護となるか、一過的な現象に終わるのか? 「特集LGBTを斬る」とシリーズ化してこの問題に迫っていきたい。
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国内最大級、徳山ダム(岐阜県揖斐郡)の見学会ルポ

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岐阜県揖斐郡揖斐川町の山間部に広がる広大な徳山ダム(独立行政法人水資源機構)。総貯水量は66000千㎡で全国1位、堤高の高さは161mで全国3位の国内最大級の多目的ダムだ。8月1日、水の日にちなみ徳山ダムの見学会が開催され、普段は立ち入り禁止の放流制御室、地下通路などが一般公開された。

徳山ダムは、岐阜県、福井県、滋賀県の県境に位置する。岐阜市内からは、車で90分ほど要するだろうか。揖斐川町の深い山道をひたすら北に進む。とにかく山が深く、道は蛇行している。難所だ。横山ダム、そして町営の藤橋城・西美濃プラネタリウムを通過すると、管理事務所とともに広大な徳山ダムにたどり着く。現在、ダムの隣に広がる湖は「徳山湖」と呼ばれるが、これはダム建設によって消滅した揖斐郡徳山村に由来する。もとは、1957年、この地域が電源開発促進法による調査区域になったことからダム建設が検討されるようになった。その後、反対闘争、住民の補償問題など紆余曲折を経て、2000年に工事が着工、2008年に管理運用が開始された。まさに半世紀の時を超えて、完成したダムなのだ。
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殺人未遂の”同和の会長”の地元、大垣市若森会館運営協議会の中身

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「父は部落解放同盟の役員だったので暴力団や右翼ともつきあいがあった」。部落解放同盟岐阜県連前執行委員長の石井輝男(故人)の長男で、株式会社イシイ(大垣市)前社長、同県連大垣支部長だった石井涼也が起こした殺人未遂事件公判での一族の証言。当時、これを聞いた時は、衝撃を受けたものだ。事件と同和事業との因果関係については『同和の会長』(小社刊)に詳しい。判決から一年、石井一族とも関係が深い大垣市若森会館の運営協議会が7月31日に開催されたが、事件について何らかの言及があるのか? また事件を受けて運営に影響があったのかを確認するべく傍聴してみた。
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夏の特集 活動家たちの痛い替え歌ベスト10(前編)

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「市民団体」のメンバーや活動家は、なぜ平日昼間からビラをまき、議員会館前に常駐し、裁判の傍聴や集会に参加できるのか? 左派特有の現象である。この疑問については「労組の専従職員だから」「退職者で年金暮らしだから」「定職がない主婦だから」ということである程度、説明可能だ。しかしこうした活動では、20~40代の一般人と思しき男性の姿も見受けられる。したがって上記の理由だけでは説明がつかない。全く不思議な現象なのだ。そんな彼らの日常活動は、多岐に及ぶが、時として政治パフォーマンスを披露することもある。その一つが真夏も吹き飛ぶサムい「替え歌」なのだ。

ここで言う「替え歌」とは政治風刺、政治批判が意図されたものだ。ポピュラー音楽、童謡などを用い制作される。もちろん歌に込められた思いは真剣だろうが、いい大人が替え歌を作る姿は滑稽であるのもまた真理である。だから替え歌は、等しい価値観や政治主張を共有し合える者同士で成立するもので、政治意思の確認ツールという性質も帯びる。だが左右・保守リベラルの安住地をひとたび出れば替え歌は失笑の種にすぎない。そんな報われぬ替え歌にスポットライトを! 市民団体ウオッチ歴20年の著者が独断で選んだベスト10を紹介していこう。

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蓮舫代表二重国籍問題 戸籍公開に部落差別を持ち出す「短絡」

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民進党・蓮舫代表は日本国籍と台湾国籍の二重国籍だったことへの批判を受けて、日本籍選択の証明として「戸籍」関連資料の公開を検討中だ。これに対して“人権派”の面々が「人権侵犯」と強く抗議している。そして“想定の範囲内”ではあるが、戸籍と部落差別を関連付け蓮舫氏を擁護する人も少なくない。「戸籍を公開せよ」との大合唱は確かに“魔女狩り”めいたものを感じる。しかし少なくとも部落差別を持ち出すのもおかしな話。こうした風潮を見ると、とあるシンポジウムを思い出すのだ。
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部落差別解消推進法で
存在感増す自由同和会!?

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昨年12月に成立した「部落差別の解消の推進に関する法律」(部落差別解消推進法)の意義や成果を部落解放同盟はじめ関係団体、関係人物たちが機関紙、シンポジウムなどで喧伝している。同法をめぐっては一見、解放同盟のイニシアティブで立法されたと思われがちだが、実は自由同和会、そして自民党の存在も無視できない。周辺を取材すると、推進法に乗じて自由同和会が“巻き返し”を図ろうとする意図が透けて見えるのだ―――――。
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「命のビザ」杉原千畝夫人の遺言書訴訟、二審で逆転判決の意味

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ドイツに迫害されたユダヤ人ら難民6000人を救出するためビザを発給し続けた外交官、杉原千畝。その業績は伝記となり、映画化もされた。出生地とされる岐阜県加茂郡八百津町は、ユネスコの世界記憶遺産の候補地にもなり今やメディア、行政を巻き込んだ”千畝バブル”の感すらある。かたやその妻、幸子氏の遺言書を巡り一族が法廷闘争を繰り広げていることは本誌でもお伝えした通り。

千畝の四男・伸生のぶき氏が長男(故・弘樹氏)の妻、杉原美智氏、その子「NPO法人杉原千畝命のビザ」の理事長・杉原千弘氏、同副理事長・杉原まどか氏を相続人とする遺言書を「無効」としてこの3名を相手取り訴訟を起こしていた問題だ。一審の東京地裁は原告の伸生氏の主張を認め、美智氏らを相続人とする遺言書を「無効」とした。しかし6月26日、二審の東京高裁は原判決を取り消し、「有効」の逆転判決を下したのだ。ところがこの裁判、単なる一族間の民事トラブルでは収まらない“事情”が潜んでいるのだ。
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東京五輪ボート会場で浮上した
「彩湖」(戸田市)は地域猫の楽園

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就任当初の勢いを失いつつある小池百合子東京都知事。知事選以来、有権者、メディアの注目を集めた「築地市場」の移転問題だが、結局、「豊洲市場」(江東区)への移転を表明した。小池知事率いる地域政党「都民ファーストの会」は、一部から“隠れ民進党”と揶揄される始末だ。また豊洲市場問題と同様に論議を起こした東京五輪ボート会場も当初の計画通り「海の森水上競技場」(東京湾岸)で開催される見通しだ。

ところで五輪ボート競技会場の候補地として浮上した埼玉県戸田市の「彩湖」(彩湖・道満グリーンパーク)を覚えているだろうか。実はこの彩湖は、「地域猫」たちが住み着き、猫マニアたちの密かな人気スポットになっているのだ。「もし彩湖が五輪の会場になったら、この子(猫)たちも追い出されていた。彩湖が会場にならなくて本当に良かった」と語るボランティアもいる。
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渋谷暴動事件の大坂正明逮捕!
中核派・前進社を直撃

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全共闘時代の亡霊現る。1971年、「渋谷暴動事件」の警察官殺人容疑で指名手配されていた中核派(革命的共産主義者同盟全国委員会)の活動家、大坂正明が5月22日、逮捕されたのは衝撃を与えた。今月7日、大坂の身柄は大阪府警から東京の警視庁本部に移送され、本格的な取り調べが始まる見通しだ。

渋谷暴動事件は1971年、沖縄返還協定批准阻止のゼネラル・ストライキ(沖縄ゼネスト)に伴い渋谷・四谷などで行なわれた「沖縄返還協定批准阻止闘争」で、中核派の学生ら400人が同年11月14日、渋谷で警備中の機動隊や渋谷駅前派出所を火炎瓶などで襲撃した事件。その際、関東管区機動隊新潟中央小隊(新潟中央警察署)に所属する巡査がやけどを負って死亡した。これまで殺人容疑で中核派の幹部ら6人が逮捕されている。
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先生が生徒の足を洗う!
韓国・聖地中高等学校の不思議な行事

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※写真は聖地そんち中高等学校HPより

近くて遠い国、どこかおかしい妙な国、それが韓国。「国会での乱闘」「反日デモ」「受験」などのシーンで奇行が報じられることがある。日常の学園生活でも風変りな行事が存在しているので紹介しておこう。ソウル市江西区にある聖地そんち中高等学校の「弟子愛足洗活動」だ。同校は一般の中学・高校ではなく「代案学校」に分類される教育施設だ。代案学校は、日本で言えばフリースクールに近い制度で、既存の学校教育とは異なる「オルタナティブ教育」を実践している。このため教育内容も独自性が強まるのは当然だろう―――― にしても弟子愛足洗活動はユニークすぎやしないか。

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てるみくらぶで浮上した宗教団体
「大星教会」とは何か?(後編)

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「♪ 愛、それは甘く 愛、それは強く♪」

宝塚歌劇団の『ベルサイユのばら』の劇中歌『愛あればこそ』が太極殿(神殿)に響き渡る。4月29日に開催された大星教会「開祖副開祖記念祭」の式典の一幕。教会の開祖・宇津木うつぎ正善まさよしのひ孫で元宝塚歌劇団の鞠村まりむら奈緒なお氏が熱唱している。
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てるみくらぶで浮上した宗教団体
「大星教会」とは何か?(前編)

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今年3月に発覚した旅行代理店「てるみくらぶ」の経営破綻は、多くの人が知るところだろう。およそ9万人もの旅行者に影響が及び「旅行先のホテルで突如、宿泊を拒否された」「航空券が発券してもらえない」といったトラブルがツイッターなどSNSを通じ瞬く間に広まった。

てるみくらぶの経営実態が報じられた最中のこと。同社の益永高吉元会長、山田千賀子元社長がある宗教団体の信者であることも囁かれた。

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「日本会議許すな」の大合唱!
ところが「会員増でした(笑)」

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菅野完氏の『日本会議の研究』に端を発した日本会議批判本が活況だ。同書のヒットを受け、刊行された類似本はざっと10冊。東京地裁が今年1月、『日本会議の研究』に対し販売差し止めの仮処分を下したことに加え、森友学園・籠池元理事長が同団体の元会員だったことも関心を高めた。

主要な関連本を読む限り、ネット上でも確認できる内容で目新しい情報というわけではない。護憲派・左派の意思表明、あるいは「青年の日の主張」といった性質のもので要するに「保守反動はケシカラヌ」というわけだ。
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日本会議、森友学園…
元解放同盟員・菅野完に
メディアが忖度!?(後編)

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本題に入る前に奈良の同和行政について若干、触れておこう。前回は川口県連と山下県連について説明した。多くの人のご記憶に新しいだろう「奈良市部落解放同盟員給与不正詐取事件」、通称“ポルシェ中川事件”の中川昌史まさふみ氏は川口県連派だ。興味深い現象を紹介しておこう。2012年10月、奈良県と部落解放同盟奈良県連合会(川口県連)の間で開催された「人権施策調整会議に関する協議」の席上、こんなやり取りがあった。連合会側が公共事業の低価格競争、ダンピング防止策について奈良県公共工事契約課に問うた。奈良県の公共事業は、事前に非公表の予定価格が漏れ談合につながっていたことから、予定価格の事前公表に制度変更。連合会側はこれに反発し、見直しを求めた。

すると県側はこう説明した。

「県内において談合事件が発生し、競争入札妨害罪で逮捕者が出た。このため事前公表は継続する」

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日本会議、森友学園…
元解放同盟員・菅野完に
メディアが忖度!?(中編)

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奈良県天理市を取材している最中、まさかこれほど早く森友学園の追及サイドが散漫になるとは想像すらしなかった。誰かタオルを投げてあげたら? とすら思う。森友学園で安倍内閣打倒を掲げるも、物の見事に不発弾。そして迷走する野党と市民団体。4月16日に開催された「森友デモ・安倍退陣要求国会正門前大集会」で、安倍首相夫妻を刑事告発する「森友告発プロジェクト」(田中正道代表)が結成された。プロジェクトは、著名文化人も共同代表に加わり、一口1000円のカンパが呼びかけられた。

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日本会議、森友学園…
元解放同盟員・菅野完に
メディアが忖度!?(前編)

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※写真は櫟本いちのもと小学校の卒業生名簿より・

大阪府内の一騒動だった森友学園「瑞穂の國記念小學院」の用地買収問題が全国ニュースになり、3~4月はまさに“森友バブル”だった。ところがこのところTV、新聞の「森友学園」の続報は、かなり減ったようだ。安倍首相の追及に鼻息が荒かった野党は、今でも一応の“ファイティングポーズ”を取っているものの、最早、追及できるだけの物証も気概もなさそう。もし森友学園に関わった面々を「泣き笑い」で評価するならば「泣き」は民進党。そして「笑い」は間違いなく著述家の菅野すがのたもつ氏だろう。菅野氏と言えば著書『日本会議の研究』(扶桑社新書)は、ベストセラーであり、現在盛んな日本会議批判ブームの火付け役だ。

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また理念法! 「政治分野における男女共同参画推進法」が今国会で成立か

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※写真説明:シンポジウム唯一、男性の出席者は、元SEALDsの諏訪原健さん。

女性参政権71周年記念イベント「世界がパリテになったなら」に参加したわたしたちは、日本の女性が初めて参政権を行使した1946年4月10日の71年後の本日2017年4月10日に、東京・田町のリーブラに集い、あらゆる意思決定の場に男女が均等に参画するべきであることを認識し、ここにパリテ宣言を行います。

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「むくげの会」(高槻市)の顛末に見た在日のジレンマ

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「在日特権」という言葉が流布されるようになって久しい。戦後、在日コリアンが激しい闘争によって「成果」を得てきた歴史も見逃せないが、その一方、在日特権という言説をめぐっては「デマ」や「風説」が横行しているのも確かだ。例えばネット上を中心に散見される「在日コリアンはみな納税免除」といった話は、どうも「朝鮮総連関連施設」の固定資産税ないし地方税の減免措置が歪曲され広まったように見える。

そして一部地域で学校施設、公共施設及びその敷地を民族団体が無償使用、または占有していたことも拍車をかけたのかもしれない。ちょうど「在日特権」という言葉がネット上で多用され始めた時期に、その実例として浮上した一つが「高槻むくげの会」だった。同会は、高槻市立第一中学校内の一部施設を占有し、民族教育、運動に関わってきた。

すでにむくげの会は、同中学から退去し、解散したが、その顛末を見ると、在日社会の複雑な事情が浮き彫りになるのだ。
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滞納、追い出し、指定管理者制度…「西郡住宅」の今

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「西郡住宅は中核派が関与している」

以前からこんな話を聞いていた。大阪府八尾市の西郡住宅は、同和住宅として建設されたが「解放運動」よりも中核派のイメージがつきまとう。一部住民による家賃の滞納、そして八尾市との係争、住宅明け渡し反対運動といった「西郡住宅闘争」を経て、同住宅は今年の4月1日から株式会社東急コミュニティーが指定管理者になり運営されていく。壮絶な過去を持つ西郡住宅の“今”を見てきた。

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森友学園よりエグい大阪朝鮮学園の公有地購入劇(後編)

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中大阪朝鮮初級学校(大阪市東成区東中本3)の市有地無償使用の過去を検証していく中で見えたもの――。それは、在日朝鮮人の教育闘争史であった。彼らは、「差別」「植民地支配の被害者」「弱者」を持ち出す一方で、朝鮮連盟、朝鮮総連などの運動家による「恫喝」と「威嚇」、この2つを巧みに使い分け行政と交渉し要求を突き付けた。そんな光景は、容易に想像できる。それが最も如実に表れたのは、大阪市との間で交わした「覚書」かもしれない。
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森友学園よりエグい大阪朝鮮学園の公有地購入劇(前編)

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国民的関心事となった「森友学園」の公用地買収問題。先週は、籠池泰典理事長の証人喚問が行われ、報道も森友学園の一色となった。しかし過熱する森友問題の一方で、中大阪朝鮮初級学校(大阪市東成区)の敷地が半世紀に渡り、市有地の無償使用だったことは、あまり関心を集めていない。

大阪市は、同校を運営する学校法人「大阪朝鮮学園」(以下、朝鮮学園)に対し、土地の明け渡しなどを求め訴訟を起こしていたが、2月28日、学園側が同地を買い取ることで和解に至った。ところが市有地を無償にした経緯、学校側の主張を検証してみると、森友学園など生易しい実態があるのだ。
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森友学園・籠池一族と稲田朋美をつなぐ裁判の謎

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※写真は住之江区内の旧開成幼稚園児童教育学園。公道を使った花壇に批判の声も。

「森友学園」の国有地売却問題をめぐり23日、籠池泰典理事長が衆参両院予算委員会で証人喚問された。籠池氏は、改めて安倍昭恵首相夫人から100万円の寄付金を受けたことを証言した他、その他の保守系の政治家の関与も主張した。籠池氏の証言を聞くと「政治家から梯子を外された」という思いが強いようだ。確かに森友学園問題が発生した後の保守政治家、保守文化人の梯子の外しっぷりは、苦笑する他なかった。だから籠池氏の不満は、心情的に理解できる部分もある。しかしこの人物の証言を安易に信じていいものか。改めてその過去を探ると、不可解な点が多いのだ。
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