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三品 純

三品 純 について

フリーライター。法政大学法学部法律学科卒。 月刊誌、週刊誌などで外国人参政権、人権擁護法案、公務員問題などをテーマに執筆。「平和・人権・環境」に潜む利権構造、暴力性、偽善性を取材する。

日比谷公園にまで建立!?
釜山『慰安婦』少女像で揺れる在日社会

三品 純 By 三品 純

釜山の日本領事館前に設置された日本軍「慰安婦」少女像が在日社会に波紋を広げている。1月12日、在日本大韓民国民団(民団)の公太ゴンテ団長は、少女像について「撤去すべきだというのが、私たち在日同胞の共通した切実な思いだ」と訴えた。また民団は17日に、少女像の撤去を求める建議書を、在日韓国大使館に提出し、慰安婦問題日韓合意の履行を求めた。

これに対して朝鮮総連傘下の「在日本朝鮮民主女性同盟」と在日韓国民主統一連合(韓統連)傘下の「在日韓国民主女性会」は、HP上で民団・呉団長への抗議文を公表した。

通称「女盟」ニョメンと称する在日本朝鮮民主女性同盟は、1947年に結成された団体で、民族運動に関わってきた。一方、在日韓国民主女性会の上部団体・韓統連は、1973年、元民団の在日韓国人の運動家らが「韓国社会の民主化と祖国の統一」をスローガンに結成。在日韓国民主女性会は、1986年の結成で現在、韓国語教室や女性問題研究会の他、従軍慰安婦問題も取り組んでいる。韓統連は、本国の韓国政府からは、「反国家団体」と判断されており、朝鮮学校の無償化運動にも関与するなど朝鮮総連系の団体とは友好関係にある。

つまり抗議文は、少女像に対する見解の相違と同時に民団(韓国系)と朝鮮総連(北朝鮮系)の対立と言ってもいいだろう。

民団によれば「抗議文は確認できていない」としており、呉団長に直接、抗議したわけではないようだ。一方、在日本朝鮮民主女性同盟にもコメントを求めたが「担当者から折り返す」ということだったが、その後、回答はなかった。

呉団長の発言について保守系の政治家・評論家の間で評価する向きもあるが、在日韓国人の運動家はこう話す。

「ここ数年、日韓の運動家の間で東京にも慰安婦像を建立しようという動きがあり、中には“日比谷公園に慰安婦像”という過激な意見もある。もちろん民団内部でも慰安婦問題の解決を求める声はあるから同調者も出てくるかもしれない。もし建立運動の機運が高まった時に民団は対応に苦慮するだろう」

まさか日比谷周辺に慰安婦像が建つとは思えないが、なにしろ“ゴネるが勝ち”の世界。何が起きるか予測不可能だ。もっともごく普通に生きる在日コリアンにとって迷惑なシロモノであるのは言うまでもないが…。

在日本大韓民国民団・団長の「慰安婦」少女像撤去妄言に対する抗議文

 

民団中央の呉公太団長は1月12日、民団新年会の挨拶で、釜山の日本領事館前に設置された日本軍「慰安婦」少女像問題に言及し、「撤去しなければならないというのが、100万在日同胞の共通した切実な思い」と述べ、「韓国国民の冷静な判断と日本政府の冷静な対処」を求めた。団長はこの日、韓人会の新年会祝辞でも同じ主張を繰り返しながら、「民団と韓人会が、この問題を解決していかなければならない」とした上で、「12.28日韓合意を守らなければならない」と強調した。民団中央は2015年12月28日の拙速で不当な「慰安婦合意」について、当時、韓国国内の主要メディアに「在日同胞の要請文」というタイトルの意見広告を出し、最善の「合意」を成し遂げたと称賛しながら、本国の国民に「大局的見地から日本軍『慰安婦』問題に関する協商の結果を受け入れてほしい」と訴えるという醜態を演じた。民団中央はまた、日本政府の公式謝罪と国家賠償を否定した「合意」を「両国間の関係発展のための英断であり、私たち在日同胞が渇望していた協商」などという妄言をためらわなかった。

私たち在日同胞女性は、民団中央団長の少女像撤去妄言に対し、驚愕を禁じえず、こみあげる怒りをもって断固糾弾し強く抗議する。「日本軍慰安婦合意」は、性奴隷被害者と「慰安婦」問題の真の解決を望む多くの人々の要求を無視し、朴槿恵・安倍両政権が結託し合意したものとして、全面的に無効であるということはあまりにも明白である。

民団中央は朝鮮の少女たちが日本軍の性奴隷として連行され、流した血涙と女性としての悲痛、民族の苦しみを想像したことがあるのか。日本政府に真摯な謝罪を要求しながら、25年もの歳月に渡り雨の日も雪の日も欠かさず、ソウルの日本大使館前で水曜集会を開いてきた被害者のハルモニたちと支援者たちの声に耳を傾けたことがあるのか。少女像は、性奴隷被害者の歴史を刻み、平和と希望、連帯と問題解決を願って設置されている。ゆえに民族的良心を持った人ならば、誰もが少女像の横に設けられた椅子に座り、被害者のハルモニたちの痛みを分かち合うべきではないのか。しかし、民団中央は自分たちが「被害者」だと言い張り、日本の反人倫的な国家犯罪をもみ消そうとする朴槿恵政権と日本当局の手先に転落してしまった。このように民族的良心の欠片もない事大主義的売国奴がどこにいようか。

私たち在日同胞女性は声高に主張する。日本軍性奴隷問題が完全に解決されない限り、少女像は絶対に撤去してはならない。私たちは、一人一人が少女像を胸に抱いて、日本軍性奴隷被害者の名誉と尊厳、人権の回復、真摯な過去清算のために闘っていくであろう。その道こそ朝鮮半島と日本の真の平和と親善への道である。民団は在日100万同胞を代表する団体でもなければ、代弁者でもない。私たちは、呉公太民団中央団長が妄言を直ちに撤回し、在日同胞はもちろん、南北と海外に住むすべての同胞と性奴隷問題解決を望む世界の人々に謝罪することを強く要求する。

在日本朝鮮民主女性同盟 在日韓国民主女性会

朴槿恵大統領も降参した!?
韓国の「同盟休校」ってなんだ

三品 純 By 三品 純

※写真は日本で労働争議をする韓国サンケン労組。デモの余波が日本にも。

昨年11月から12月、100万人を動員したとも伝えられた反朴槿恵大統領デモ隊。12月9日、韓国国会で朴大統領の弾劾訴追案が可決されたが、デモ隊の勢力が後押しを
したことは言うまでもないだろう。12月に来日した韓国の労働党の重鎮、ホ・ヨング氏によれば「デモは、暴力的ではなくお祭りのような感じで、家族の参加も目立った。中高校生が自分たちの枠を作ってスピーチしたり、小学校5、6年生たちもマイクを握り“なぜ朴槿恵は退陣しなければならないか?”について熱弁をふるった」とデモの様子を振り返る。子供まで積極的に政治闘争に加わるとは、さすがに“デモ大国”韓国である。

反朴槿恵デモが激化していく最中の11月12日、全国民主労働組合総連盟(民主労総)がソウル市内で開催した「民衆総決起大会」でこんなアジテーションがあった。

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フジ住宅『ヘイトハラスメント』裁判は
左翼のブーメラン!?

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「会長の政治主張の押し付けは許さない!」

社内の政治運動で精神的苦痛を負ったとしてフジ住宅株式会社(大阪府岸和田市・東証一部)の女性パート従業員で在日コリアン3世の李尚子(仮名)さんが同社の今井光郎会長と会社を相手に3300万円の損害賠償を求め、大阪地裁堺支部で係争中だ。今井会長は、倫理法人会の会員で、「日本教育再生機構」(八木秀次理事長)の活動にも協力するなど保守系の運動に関わっている。

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“命のビザ”杉原千畝一族の
遺言闘争の中身

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第二次世界大戦中、リトアニアのカウナス領事館に勤務していた外交官、杉原すぎはら千畝ちうねは、ナチス・ドイツに迫害されたユダヤ人ら難民6000人を救出するため、外務省の方針に反し大量のビザを発給した--

同じく大戦中、大量のユダヤ人労働者を救った“シンドラーのリスト”ことドイツ人の実業家、オスカー・シンドラーになぞられ杉原の業績は、“命のビザ”や“東洋のシンドラー”と賞賛されている。戦後、杉原のビザ発給は、外務省の命令への「不服従」として長年、日の目を浴びなかった。しかし2000年、河野洋平外務大臣(当時)の顕彰演説によって正式に名誉回復がなされたのだ。

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石井輝男前解放同盟
岐阜県連執行委員長の
同盟葬パンフの中身

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先に報じた“同和の会長の殺人未遂事件”こと瑞穂市会社役員殺人未遂事件で懲役5年の実刑判決を受けていた部落解放同盟岐阜県連前大垣支部長の石井いしい涼也りょうや、同盟員で観光会社社長の下城しもじょう信彦のぶひこは、いずれも控訴せず、刑が確定したとの情報が入った。涼也は、事件後、同支部長職を解かれたが、両名とも「解放同盟員」としての処分は、どうなるのか? 同県連・古田ふるた健二けんじ執行委員長に確認してみたが、応答はなかった。

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殺人未遂事件の裏で垣間見えた
「自由同和会王国・岐阜」

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部落解放同盟岐阜県連元大垣支部長の石井涼也氏の殺人未遂事件は、同和枠融資、公共事業における同和企業の優位性といった問題を浮き彫りにした。

それとは別に、岐阜県は「自由同和会」がとても強いこと。これも今回の取材を通して痛感したことだ。まさに“自由同和会王国”と言ってもいいかもしれない。そんな岐阜の同和団体事情をお伝えする。

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「朝鮮大学校学園祭」で見た
日本の中の朝鮮半島

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ハングルのスローガンが掲げられ、香ばしい焼肉の煙りが立ち、朝鮮舞踊が披露される。11月13日に開催された「創立60周年朝鮮大学校学園祭2016」(東京都小平市)の光景だ。同大の学生は、もちろん朝鮮中高級生、保護者、卒業生、支援者が集う一大イベント。また普段は、入場が制限され“レアスポット”な上、焼肉、チヂミなどの朝鮮料理が安価で味わえるということで朝鮮文化マニア、B級グルメマニアも訪れ、場内は大変な活況となった。キャンパス内は、まさに日本の中の「朝鮮半島」という様相である。

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人権派弁護士業界の若手ホープは
“あの両夫妻”の娘だった

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10月29日、死刑廃止に取り組む「人権監獄センター」が主催したセミナーで「死刑も終身刑もない国・スペインの刑事施設」と題した講演をするこの女性。同団体相談部に所属する海渡双葉弁護士だ。事情通の読者ならばこの苗字を聞いてピンとくるかもしれない。社民党・福島みずほ元党首と同じく死刑廃止、慰安婦問題などに取り組む海渡雄一弁護士(監獄人権センター代表)の“ご令嬢”である。夫婦別姓制度を推進する福島・海渡夫妻は「事実婚」であり、双葉氏は父性を名乗っている。双葉氏も両親と同じく死刑廃止派の弁護士として活動しており“人権派弁護士二世”というわけだ。二世と言っても世襲ではなく、実力勝負の弁護士になるのだから才女である。

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加藤智大死刑囚の
艦これアートに何を想う!?

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2008年6月8日、買い物客で賑わう東京・秋葉原の中央通りの歩行者天国が惨劇の場と化した「秋葉原通り魔事件」。当時、元自動車工場派遣社員の加藤かとう智大ともひろが2tトラックで突入し、通行人をはねる、ナイフで刺すなど7人を殺害、10人を負傷させた。そして昨年2月17日、最高裁で死刑が確定し、現在は東京拘置所に収監されている。

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岐阜県瑞穂市殺人未遂事件
2名に懲役5年判決

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「被告両名にそれぞれ懲役5年(求刑8年)を処す」

18日、岐阜県瑞穂市の元会社役員・山崎光実てるみさんに対する殺人未遂罪を問われた判決公判が岐阜地裁で開かれた。沈痛な表情を浮かべ被告席で判決を待つ石井涼也りょうや被告、下城信彦被告。裁判長からこう告げられると神妙な面持ちで主文を聞き入った。

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