吹田市の岸辺駅の近くに光明町という部落がある。かつてここは小路《こうじ》南垣内《みなみがいと》という農村だった。
それが戦後、とりわけ1970年頃から急速に都市化して、農村の面影はほぼ消えてしまった。つまりは、ここも他の大阪市の衛星都市部落と同じ経過をたどっている。
吹田市の岸辺駅の近くに光明町という部落がある。かつてここは小路《こうじ》南垣内《みなみがいと》という農村だった。
それが戦後、とりわけ1970年頃から急速に都市化して、農村の面影はほぼ消えてしまった。つまりは、ここも他の大阪市の衛星都市部落と同じ経過をたどっている。
メディア・リテラシーという言葉がある。この言葉には様々な意味があるのだが、多くの人にとっては、テレビや新聞等の報道機関が発する情報を正しく解釈するということだろう。メディアの流す情報をただ文字通り受け取ることは時には危険であるし、背後に隠れた真実を見逃すことになってしまう。メディアは常に中立ではないし、報道にかかわる様々な隠語、さらには記事の体裁や、報道されないことからも意味を読み取る能力が必要になる。
特に「同和」「部落」に関わる報道には様々な制約や偏向があることは、多くの人が気づいていることだろう。しかし、それが具体的にどのようなものなのかは、多くの場合察するしかないのが現状だが、珍しく記者が、あるシンポジウムで本音を語ったと思われる発言の書き起こしを入手した(記事の最後に掲載)ので紹介しよう。これを知ることで、部落差別に関わる記事を読むに当たっての注意点がより分かるようになる。