キングメーカーか落日か?二階幹事長を取り巻く「内憂外歓」

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自民党総裁選の真っただ中。報道はすでに菅官房長官に決定したかのようなムードだ。以前の世論調査では石破茂元幹事長の支持が高かったが安倍首相辞任表明後、潮目が変わり菅優勢になった。その流れを作ったのが二階俊博幹事長と囁かれ“キングメーカー ”との評価も。だが一方で過去、地元和歌山県内の選挙結果から二階氏の影響力低下を指摘する声も少なくない。新政権でも存在感を放つのか、落日か、地元でのエピソードを交え検証してみると…。(アイキャッチ画像は森礼子和歌山県議HPより)

曲輪クエスト・特別編(192)津市相生町 ここにも「同和のドン」が!?

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以前、和歌山市芦原地区の町内会長が地元で公共事業を請け負う業者から金を巻き上げる等していた件をレポートした。一方、三重県津市の同和地区でもそれに負けず劣らずの状況があるという。町内会長による市職員へのパワハラが横行しており、市長や幹部も知りながら見て見ぬ振りというのである。

その場所は津市相生あいおい町。隣接する愛宕あたご、大井、高洲の各町も同和地区であり、それらを合わせると三重県でも最大の同和地区と言える。