【速報 和歌山連合自治会長詐欺】金井の横領共謀は和歌山市職員だった!

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By Jun mishina

昨年から報じている和歌山連合自治会長詐欺事件。全国屈指の規模を誇る同和地域・芦原地区(和歌山市)の連合自治会長・金井克諭暉よしゆき(金正則)が土木建設業者などから「協力金」の名目で現金を詐取してきた事件だ。また金井は芦原地区行事実行委員会の運営費を私的使用し、業務上横領も問われている。3月23日、第二回公判が開催されたが、金井は横領を否定した。わずか18分程度の認否で閉廷。新事実と言えば検察側からナカタニヨシタカなる金井の共謀者が指摘されたことだった。過去の金井取材では浮上しなかった人物だが、調べてみるとなんと和歌山市の現職職員、それも芦原文化会館の館長だった。

一番右が金井。

黒いロングTシャツ姿で入廷した金井。その印象は一言で言えば「ヤンチャ」という風貌だ。金井が横領を問われているのは昨年1月8日、業者・和歌山市職員を集めてJR和歌山駅近くのうなぎ料理屋で開いた新年会のこと。もともと同店は金井のいきつけだ。この際、15万1400円の飲食代を委員会運営費から支払ったというが、金井は横領を否定した。運営費のカラクリはこうだ。

通常、芦原地区では夏祭り、盆踊り、敬老会の三大行事がある。ちなみに盆踊りでは市役所職員も動員され関係者のFBには浴衣姿の幹部職員も確認できるという。運営費は主に関係企業などからの協賛金、また各自治会からの分担金からなる。本来は委員会の一般会計として計上されるはずが、金井は平成27年頃にナカタニに特別会計としてプールするよう指示した。先の新年会の飲食代もこの特別会計から支払っていたということだ。そして店の会計をしたのがナカタニ。

「ナカタニなんて初めて聞いた名前だったね」

閉廷後、顔見知りの地元記者とこんな話をしていた。共謀者は全く別の人物を予想しており意外な人物の登場に戸惑った。ところがこのナカタニについて取材してみるとその素性はまさに「衝撃」。

不祥事の館。

金井問題に詳しい地元関係者に話を聞いて仰天した。

「ナカタニの名前が裁判で出た? その人物は和歌山市職員、それも芦原文化会館の現役の館長ですよ。それが自治会の会計役をやるんだから呆れますよね」

同氏はこう続けるのだ。

「あの新年会には夫妻で来ていた市職員や金井問題に深く関係してきた住宅二課職員も来ていたそうです。本来ならば処分があって当然ですが、定年退職近くの職員もいるんですよ。このまま“ おとがめなし”でいいのか? こういう声が強いですが…」

また別の地元業者も怒りを隠さない。

「確かに金井が怖いから仕方がなくやったという面もあるでしょう。しかし金井と共謀した事実は変わりません。なんでも本人は“ 自分も被害者だ”と周囲に漏らしているそうです。しかしナカタニは金井と業者が面談する際、向こう側(金井側)にいた人間なんです。本人もクラウンを乗り回して芦原文化会館に乗り付けたり、増長していたと思いますよ」

こうした証言を本人にぶつけてみようと芦原文化会館を直撃してみた。するとナカタニが館長であることは認めたが、しかしこの日(23日)と翌日は休みということだった。

また現場となった和歌山駅前近くの料理屋で新年会の支払いについて主人に聞いた。「金井さんが宴会? してないよ」と言う。裁判で屋号こそ伏せられたがこの店が指摘された事実を告げると「ああ領収書の件ね。知らん。忘れた」と語るに留まった。さらに証言を集めようと、金井が住む団地(和歌山市三沢町)を訪問。自宅前に金井宛の配達物は別の部屋に届ける旨の貼り紙があった。その部屋は管理人室だったが、その住民は「金井の親族」ということだ。なんとも金井と団地の関係の深さが伝わってきた。もっとも今度、団地に戻ってきた時はかつてのような派手な暮らしはできないかもしれない。

確かに金井の行った行為は悪質に違いないが、それ以上に問われるべきは和歌山市ではないか? ある住民はこう疑問を投げかけた。

「以前も文化会館の職員が運営積立金を横領していましたが、処分は停職。結局は依願退職でした。とにかく和歌山市が怠慢すぎます。問題を金井だけになすりつけ市側を逃がしてはいけません」

金井を恐れ仕方なく…という態度が伝わる和歌山市だが、実は金井を利用していた! こう思えてならない。

(補足)記事中のナカタニヨシタカの漢字表記は中谷好孝です。

Jun mishina について

フリーライター。法政大学法学部法律学科卒。 月刊誌、週刊誌などで外国人参政権、人権擁護法案、公務員問題などをテーマに執筆。「平和・人権・環境」に潜む利権構造、暴力性、偽善性を取材する。

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【速報 和歌山連合自治会長詐欺】金井の横領共謀は和歌山市職員だった!」への2件のフィードバック

  1. 空蝉は笑う

    本件とは関わりないことなんですが、
    少し前和歌山市で断水騒動が起こった時、水道の工事を担当したのが藤本水道という会社でした。過去、その会社の元社長と市役所職員が贈収賄容疑で逮捕されています。
    https://wbs.co.jp/news/2017/04/25/99005.html

    元社長の藤本氏は、和歌山市の人権問題で有名な藤本まりこ議員と親族だという噂も。
    そして何より、藤本水道がある杭ノ瀬には部落解放同盟の支部があります。

    ネットスラムこと爆サイでは藤本水道を巡った様々なうわさが飛び交ってますが、
    https://bakusai.com/thr_res/acode=7/ctgid=104/bid=2438/tid=4947318/
    案外、核心に触れた書き込みもあるかもしれません。

    同和と蜜月な和歌山市、悪名高いツタヤ図書館も出来ますし、公務員として市議会議員として市民の見本となるべき襟元を正すべき人達の大半がこの有様では、未来はないのかもしれません。

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