同和と在日特撰
今年のふるさと納税はここで決まり!

By 鳥取ループ

本来はそれぞれが好きな地方を応援するために始まった“ふるさと納税”。各自治体が返礼品を競い合うようになり、インターネットで手軽に寄付して返礼品を受け取れるサービスが一般化し、「官製通販」との批判もある。しかし、このような機会がなければ手にすることがない珍しい返礼品もあり、地方の特産品を知る機会になっているのも事実。そんなふるさと納税の返礼品の中から、特に本誌おすすめのものを紹介する。

大阪府松原市 西野食品センターのさいぼし

おすすめ度 ★★★★

松原市と言えば、作家・上原善広氏の故郷として知られる更池さらいけ(南新町)部落を擁している。更池の特徴的な産業と言えば食肉業。1935年の『全国部落調査』では農業と履物織が主要産業とされているが、『大阪の同和事業と解放運動』に掲載されている1958年の調査では主要産業は「食肉(トサツ業)」とあり、少なくとも戦後の頃からは食肉が更池の主要産業となった。

その松原市に一万円のふるさと納税するともらえるのが、部落の食べ物の代表格のように言われている「さいぼし」。ご存知の通り、馬肉の燻製のことである。

南新町4丁目の西野食品センター(代表・西野亮)販売で、量は420グラム。普通に買えば3000円相当のものなので、ふるさと納税の返礼品の還元率は3割という総務省のお達しを守っている。

寄付して1週間ほどで、真空パックのさいぼしが冷蔵便で届いた。

早速そのまま切って食べてみた。燻製だけあって味はハムのようだが、ハムに比べると塩気が少ない。肉屋のあの独特の匂いが凝縮された香りがあり、噛むほどに肉の旨味が染み出してくる。まさに薫香。脂身がついていない部分と、そうでない部分と半々になっており、さっぱり味とコクのある味が2つ楽しめるのが嬉しい。板状になっているので、調理用ハサミで簡単に切り分けられる。

切ってそのまま食べてもよいが、飽きてきたらフライパンで「焼きさいぼし」にすると、また違った香ばしい味わいが楽しめる。前述の通り肉自体の味は薄めなので、好みに合わせて醤油をつけてもよいし、塩コショウを振ってもよい。ただ、筆者の感想では、やはり切ってそのまま食べるのが一番美味しいと感じた。

ふるさと納税と言えば「A5ランク」の牛肉が話題となることが多いが、霜降り肉の脂っこさが苦手という方は、迷わずこちらを選ぶべきだろう。

さいぼしは保存食品であるはずだが、実際は意外に水分があって塩分が少ないので、冷蔵庫に入れておくとカビが生えてしまう。開封後は早めに食べるか、切って小分けにして冷凍することをお勧めする。

ふるさとチョイス No.023 さいぼし(馬肉の燻製)約420g 大阪府 松原市(おおさかふ まつばらし)

大阪府羽曳野市 安井商店のさいぼしセット

おすすめ度 ★★★★★

羽曳野市と言えば、あのハンナンの浅田満のお膝元として知られる部落である、向野を擁している。1935年の『全国部落調査』にも主要産業は「肉行商」とあり、向野の食肉産業は更池以上の歴史があると考えられる。「部落探訪」で紹介した通り、住宅が密集した、まさに部落らしい部落である。

その羽曳野市に一万円を寄付するともらえるのが、伊賀5丁目の安井商店(代表・安井明彦)販売の「羽曳野銘産さいぼしセット」だ。住所表記は向野ではないが、地図で見れば分かる通りここは間違いなく向野部落なので安心して欲しい(向野部落は伊賀にもはみ出しており、市営向野住宅も住所表記上は伊賀である)。

松原市はさいぼし単品での一本勝負だったのに対し、羽曳野市はバラエティーで勝負である。さいぼし160グラムに、馬カルビの燻製250グラム、牛ミノ燻製80グラム、馬刺し(150グラムから200グラムとあるが、筆者のもとに届いたものを計量すると170グラムあった)、そして醤油も付いてくる。

馬刺しの食べ方が解説してある。「ルイベ状態」(半解凍の状態)がベストだという。食べてみると、更池の西野食品センターのさいぼしと比べれば癖がなく、上品な味わいである。脂身がほとんどなく、ヘルシーだ。

安井商店のさいぼしの方が万人受けしそうではあるが、肉肉しい味わいを期待する人には物足りないかもしれない。筆者にとっては、どちらかと言えば更池のさいぼしの方が好みだった。

羽曳野市の返礼品の方がバラエティーに富んでいるが、総重量でも羽曳野市の方が多くお得感がある。そればかりか。筆者の計算では羽曳野市の返礼品は普通に買えば5700円相当。還元率は5割を超える。総務省のお達しなど構わないところが向野パワー。コスパという観点では、向野の圧勝だ。松原市は羽曳野市に対抗すべく、来年からは返礼品のさいぼしの重量を1キログラムにすべきであろう。

寄付にあたって羽曳野市にメッセージが送れるので、寄付金を向野の住宅密集地の改善費用の足しにすることを熱望しておいた、

ふるさとチョイス No.011 羽曳野銘産さいぼしセット 大阪府 羽曳野市(おおさかふ はびきのし)

奈良県御所市 水平社博物館オリジナルグッズ詰めあわせ

おすすめ度 ?

御所市と言えば、全国水平社の設立者の1人である西光万吉の出身地である柏原北方部落があり、同地には水平社博物館がある。また、小説・映画『橋のない川』の舞台である「小森」部落のモデルとなった小林部落があるのも御所市だ。まさに、部落のメッカというにふさわしいのが御所市である。

そんな御所市なら、きっとそれにちなんだ返礼品があるだろうと思い、「ふるさとチョイス」で「人権」というキーワードで検索したら出てきたのが写真の返礼品である。返礼品「水平社博物館オリジナルグッズ詰めあわせ」の内容は、全国水平社総本部の荊冠旗、水平社宣言、全国水平社大会のチラシのそれぞれレプリカと、下駄のキーホルダーである。これらを手に入れれば、誰でも部落民、水平社同人の気分が味わえるに違いない。

筆者は迷わず御所市に一万円を寄付し、返礼品として水平社博物館オリジナルグッズを熱望したのだが、数日後、御所市から電話がかかってきた。それが意外な内容で、その返礼品は品切れだというのである。もしや筆者だから差別しているのかとうがった見方をしてしまったが、さらに数日すると、返礼品のサイトに「※現在、受付を停止しております。」と表示されるようになってしまった。

年30の数量限定なので、来年再び受付が始まるのを待つしかあるまい。このようなマニアックな返礼品を希望する人が年に何十人もいるとは思えないが、来年は競争率が高くなりそうな気がするので、早めに申し込むことをお勧めする。

奈良県ふるさとごせ応援寄附金 No.018 水平社博物館オリジナルグッズ詰めあわせ

宮崎県東臼杵郡美郷町 南郷温泉 韓国商品詰め合わせ

おすすめ度 ★

正直、筆者は美郷町という町を知らなかった。ふるさとチョイスで「韓国」で検索したら気になる返礼品を見つけたので、寄付してみただけである。

問題の返礼品の説明にはこうある。

百済の国を後に九州を目指したといわれる禎嘉王の一行は、美郷町南郷地区に落ち延びました。最先端の文化を持ち込んだ王たちは村人に尊ばれ、禎嘉王は神門神社にご祭神として祀られています。

毎年旧暦の12月18日に近い週末(現在の1月下旬)に、親子の再開を描く「師走まつり」が行われています。この百済王伝説がきっかけとなり、韓国扶餘邑と姉妹都市交流を行っています。

韓国文化が色濃く残る美郷町から韓国の食文化をお届けします。

そして、届いた返礼品がこれだ。

豆腐チゲは賞味期限が近いので、早く食べないといけないらしい。

どこかで見たような返礼品。そう言えば、鳥取県琴浦町の「風の丘」の売店でこのようなものを売っていたような気がする。

もちろん、百済王伝説とは何の関係もない、ただの韓国物産である。辛ラーメンなんて、その辺のスーパーでも買えるものだ。「トッポギ」に至っては「大阪鶴橋」「国産米」を全面に打ち出している。これが大阪市の返礼品で、生野区名産品ということなら理解できるが、これを返礼品に選んだ美郷町の担当者のセンスは理解できない。

筆者の見立てでは、多めに見積もっても3400円相当である。残念ながらこの返礼品はハズレと言わざるを得ない。美郷町と関係ないだけでなく、韓国からの輸入品の売れ残りを押し付けられた感じだ。どうせなら、全部賞味期限切れ間近でよいから、驚くほどの量を送ってきて欲しかった。

ふるさとチョイス 韓国商品詰め合わせ 宮崎県 美郷町(みやざきけん みさとちょう)

岩手県北上市 焼肉冷麺ヤマト 焼肉屋さんのチゲ鍋セット

おすすめ度 ★★★

岩手県と言えば盛岡冷麺。現在の北朝鮮出身の在日コリアンが持ち込んだものである。その盛岡冷麺を売りにする地元チェーン店が、北上市に本店がある「焼肉・冷麺ヤマト」である。

ここは本場の盛岡冷麺をと言いたいところだが、プデチゲとホルモンチゲの方になぜか惹かれるものがあったので、一万五千円を寄付して、そちらを取り寄せてみた。

商品は冷凍便で届き、スープもホルモンも冷凍してある。

本当は、プデチゲとホルモンチゲがそれぞれ3人前あるのだが、今回はプデチゲとホルモンチゲの具材を両方投入してみた。ちなみにプデチゲというのは日本語で言えば「部隊鍋」で、在韓米軍向けに支給されたハムやランチョンミート等を韓国風の味付けで鍋にしたものが元になったと言われる。

今回の具材はソーセージとキムチだったのだが、このスープは絶品。ホルモンはとても柔らかくて美味しい。一緒に食べた三品は、「新大久保なら5000円はする」と絶賛。

ただし、還元率という点ではそんなに高くない。焼肉・冷麺ヤマト オンラインショップで同じものを買えば3000円程度+別途送料。ただ、美味しいことは間違いないので、自宅で韓国料理専門店の味を楽しむために、ふるさと納税ではなく、普通に買っても良いかも知れない。

ふるさとチョイス D0126 焼肉冷麺ヤマト 焼肉屋さんのチゲ鍋セット 岩手県 北上市(いわてけん きたかみし)

同和と在日特撰
今年のふるさと納税はここで決まり!
」への8件のフィードバック

  1. うましかの一つ覚え

    荊冠旗あたりはセコイDQNが悪用しそうな感じですね
    でもこれすごい欲しいです

    返信
  2. 食欲旺盛おやじ

    大変、面白く読ませていただきました。
    水平社博物館オリジナルグッズもいいのですが、
    「大阪府羽曳野市 安井商店のさいぼしセット」おいしそうで最高です。
    羽曳野市のHPでNo.029 羽曳野銘産プレミアムさいぼしセット(30,000円以上)がありますが、
    (内容:さいぼし500g、バラさいぼし500g、馬さし300g、特上さいぼし500g)
    特上さいぼしがどんな味なのか非常に興味があります。
    サマージャンボ宝くじの当選金での購入レポートを強く期待いたします。

    返信
    1. 鳥取ループ 投稿作成者

      羽曳野銘産プレミアムさいぼしセット、ぜひ来年は希望してみようかと思います。計算してみると、おそらく15000円相当で、これも還元率は半分近いですね。
      特上さいぼしは安井商店の通販でも今は買えないようなので、非常に興味があります。

      返信
  3. 長谷

    御所市のふるさと納税に恐らく風の杜という日本酒があると思うのですがオススメですよ。日本酒を飲まれるかわかりませんが、お好きなら是非。味は甘口でフルーティーな味わいです。

    返信
    1. 鳥取ループ 投稿作成者

      風の森ですね。来年寄付して、また同じ対応をされたら、返礼品をそっちに変えてもらおうと思います。

      返信
  4. サブ太郎

    さいぼしって言うのは、スーパー等に売っている馬肉の燻製とはまた別物なんでしょうか?

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    1. 鳥取ループ 投稿作成者

      確かに、どう違うのか考えても見ませんでした。馬肉の燻製ならうちの近所でも買えます。
      今度どこかの部落でさいぼしを買うついでに聞いてみます。

      返信

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