「やまがた」といえばまず山形県山形市をイメージするだろう。対して岐阜県西部の山県市と思い浮かぶのは少数派。岐阜県民ぐらいか。いや岐阜県民ですら「やまがた」とくれば山形派が少なからずいることだろう。特に観光地も名産もない地味で知名度は低い山県市。だが意外や市内にはマニア必見のレアスポットが点在しており、今後ブレイクする可能性を秘めている!
山県市は2003年に旧山県郡高富町、伊自良村、美山町が合併して発足したので、市政としては浅い。だが斎藤道三と土岐氏が争った舞台の大桑城、高富陣屋跡などの史跡もあり歴史は古い。また戦国武将、明智光秀ゆかりの地としても密かに注目されているのだ。中洞白山神社には光秀のものとされるうぶ湯の井戸跡と墓もある。2020年には光秀が主人公のNHK大河ドラマ『麒麟がくる』も決定したので、県内外から歴史マニアたちが訪れている。