昭和と同和がある光景 岐阜県山県市

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「やまがた」といえばまず山形県山形市をイメージするだろう。対して岐阜県西部の山県やまがた市と思い浮かぶのは少数派。岐阜県民ぐらいか。いや岐阜県民ですら「やまがた」とくれば山形派が少なからずいることだろう。特に観光地も名産もない地味で知名度は低い山県市。だが意外や市内にはマニア必見のレアスポットが点在しており、今後ブレイクする可能性を秘めている!

山県市は2003年に旧山県郡高富町、伊自良村、美山町が合併して発足したので、市政としては浅い。だが斎藤道三と土岐氏が争った舞台の大桑城、高富陣屋跡などの史跡もあり歴史は古い。また戦国武将、明智光秀ゆかりの地としても密かに注目されているのだ。中洞白山神社には光秀のものとされるうぶ湯の井戸跡と墓もある。2020年には光秀が主人公のNHK大河ドラマ『麒麟がくる』も決定したので、県内外から歴史マニアたちが訪れている。

曲輪クエスト(101)生駒郡平群町若井

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国会の議事録に出てくる部落名がある。昭和53年10月19日の第085回国会 文教委員会の会議録にはこうある。

○小巻敏雄君 もともと平群中学校の教職員諸君が糾弾を要求されたということの原因は、狭山裁判の再審請求のために若井という部落の子供たちがゼッケンをつけ集団登校をすると、これに対して学校が協力をせよということの要求を履行しなかったというところに始まってるんです。そのときの協力要請の内容については御存じですか。