曲輪クエスト(406) 常総市 新石下

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By 宮部 龍彦

アイキャッチは豊田城。この城が重要であることは後で知ったので、Wikipediaのパブリックドメイン素材を掲載した。

旧石下町には「部落解放愛する会」と「全日本同和会」の支部がある。しかしこの地域は分かりにくい。他に分かっていることは、大正10年に7戸の古村があったことだ。

そして、現在の状況として分かっているのは、石下集会所が同和対策で作られた教育集会所であること。2023年には「部落解放愛する会」と「全日本同和会」の支部に、それぞれ123万円、45万円の補助金が出ていた。それに加えて、豊田城こと地域交流センターに同和会の相談員が配置され、年に120万円程度の報酬が出ていた。

集会所には職員は常駐しておらず、常総市に共通することだが、必要な場合に鍵を借りて使うことになっているようである。その申込先が先ほどの豊田城なのだ。

集会所の近くに古村はない。大正時代のデータが記載されているのは『地方改善ニ關スル調』という資料。それによれば、石下町新石下芝原とある。集会所は新石下にあるが、小字の芝原という場所は集会所から距離にして1.5kmの場所にある。

マッポンで自動車学校らしき施設の横が古村の場所であることが分かる。なお、施設は現在AI自動運転のテスト場になっているということである。まさに最先端技術と古村が隣接している。

現在は空き地が目立つ。しかし、建築中の家をはじめ、文字通り豪邸と言えるような家もある。

廃墟となっている建物もあった。

今は4, 5軒といったところか。

大正時代の記録では、ほとんどが農家である。それに牛馬商が1軒、豚肉行商が1軒。一応は、他の茨城の古村に共通する産業はあったことになる。

昔からの白山神社。気づいたのは、小さいながらも比較的新しく立派なこと。

財力があって、なおかつ信心深い方がいらっしゃるのだろう。

しかし、やはり教育集会所を作ったり、城を拠点に隣保事業をするほどの戸数は確実にないであろうということだ。そして同和団体の支部が2つもあり、そこに市が補助金を出す必要性はあるのだろうか。

訪れたことでかえって謎が深まってしまった。

宮部 龍彦 について

ジャーナリスト、ソフトウェアアーキテクト。信州大学工学部卒。 同和行政を中心とする地方行政のタブー、人権ビジネス、個人情報保護などの規制利権を研究している。「ネットの電話帳」管理人。

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曲輪クエスト(406) 常総市 新石下」への1件のフィードバック

  1. 匿名

    こっちのほうでお城でピピッときました。
    まだこっちのほうでは役所の予算がついてるんですね。
    #b948c7e2192b52a6a66783e333146597

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