【神真都Q研究】水、波動、宇宙 コロナ禍を生きるスピリチュアル女子

カテゴリー: 社会 | タグ: | 投稿日: | 投稿者:
By 三品純

神真都Q及びノーワクチン、ノーマスク運動の取材の過程で信奉者たちの疑似科学、スピリチュアルへの傾倒、盲信を痛感している。「水」「波動」「宇宙」を口にするが、どこかで聞いたこのフレーズ。2000年代初頭、ベストセラーになった江本勝氏の『水からの伝言』『水は答えを知っている』といったかつての疑似科学、スピリチュアルの影響が垣間見えた。ホメオパシー、自己啓発好きのいわゆる“意識高い系 ”と相まって令和の「ニューエイジ」といった雰囲気である。(左→江本勝氏、中→作家の小原大典氏、右→安倍元首相夫人、昭恵氏)

神真都Q幹部「あいつのマンコ 気持ちいいんだよ」

死者14名、負傷者6300名。1995年3月20日に発生したオウム真理教による「地下鉄サリン事件」。世界史上類を見ない化学兵器テロだった。事件によってスピリチュアル世界に対する警戒感が高まったが、2000年代に入ってからも定期的にスピリチュアルブームは起きている。

そしてコロナ禍の最中、様々な陰謀論、スピリチュアルが跋扈しているのは過去記事でも指摘した。その最たる例がノーワクチン、ノーマスク運動、とりわけ神真都Qだ。しかし同団体にスピリチュアルといえるほど思想性があるとは思えない。単にネットを介した「信者ビジネス」「情弱ビジネス」と評した方が的確だろう。

あるいはワクチン接種会場に神真都Qの活動家が押しかけ妨害行為を行う動画も拡散されているが、一種の炎上商法。こうした直接行動によって信奉者たちは“闘っている ”と歓喜する。しかしワクチン接種会場の職員やスタッフに悪態をつくことが「光の戦士」「DS(ディープステート)との闘い」なのか理解に苦しむ。

コロナワクチンとマスクを拒否すること自体、自由である。しかしただそれだけの目的のために「運転免許証」「保険証」「マイナンバー」を提出することに疑問を感じないのだろうか。だからこそ「信者ビジネス」たるゆえんなのだが。そんな信者に対して老婆心ながら注意喚起したいのが女性陣である。

神真都Qには女性会員が少なくない。「ワクチン」「マスク」が関係する以上、健康やライフスタイルに敏感な女性に訴求するのだろう。あるいは子育て世代の女性にとっても関心あるテーマだ。高齢者ではない女性も集まる。となると何が起きるのか自明の理。

このところ、神真都Q内部から少なからず離脱、造反する者も出ているが、その一部から「ヤリ案件」が取沙汰されていた。ヤリ案件とはお察しいただきたい。つまりデモで知り合った同士で“ 男女の密”が繰り広げられるというわけだ。その裏付けの一つが以下の画像。幹部の一人「甲兄」のLINE画像である。

「光の戦士とか自分で言ってて恥ずかしいわ(笑)」とは至極まっとうである。「光の戦士」。確かにいい大人の発言としてはこの上もなく恥ずかしい。それに中高年が心酔するというのも実に新興宗教的である。

「女たちも簡単に股開くし」「あいつのマンコ気持ちいいんんだよ」「だってあいつホテル代も出してくれるし」

正直、タイピングするのも憚られる文言が並ぶ。甲兄氏は果たしてこの画像に心当たりはあるのだろうか。ダイレクトメールで確認してみたが、既読がついたものの返答はない。また一部幹部に画像を見せたところ「作ろうと思えば作れる画像に見えます」といった。

なるほど。確かに「作成された画像」の可能性もある。だからもしこれが意図的に加工されたものならば謝罪をするほかない。しかしLINEに限らずSNSの画像は「作ろうと思えば作れる」ということだ。ならばこれまで神真都Q幹部が投稿してきた米・トランプ前大統領や露・プーチン大統領の声明や檄文なども作成可能ということか。

今後、金銭と女性をめぐるトラブル増加は大いに予想される。あるウォッチャーはこう分析した。

「大人数の都市圏よりも、少人数で身内で固まりやすい地方の方がトラブル増とみています」

それには地方独自の事情も影響している。

神真都Qの名や龍のロゴも地方の“ ヤンキー趣味”に通じる。あるいは市役所やワクチン接種会場への抗議活動も『アライアンスチーム』と称しており、このネーミングセンスも虚勢を張った感がある。

ノーワクチン&ノーマスクと 意識高い系の親和性

神真都Q内部の「ヤリ案件」。ギラギラしたヤンキー趣味の男の中に女性会員が参加する以上、起こりえることだ。では女性が神真都Qに引き寄せられる要因は何か? 一つには「ナチュラル系」が挙げられる。

反ワクチン情報の発信サイトをみるとノーマスクで入店できる飲食店が紹介されている。その大半が自然食、オーガニック、自然食、風水設計、無農薬を謳っている。典型的な意識高い系の飲食店。この辺りがナチュラル系と評した理由だ。

そのうち一店に入ってみると、パーテーションにワクチン批判のリーフレットが挟まれている。

それから「ゼロ磁場野菜」をウリにした飲食店もあった。しかし店主に「ゼロ磁場野菜」について聞いてみたところ実際に畑で見たわけではないという。いい加減なものだ。しかし電磁波を警戒する“意識高い ”女性客の心理には響くに違いない。

スピリチュアルや疑似科学も女性を惹きつける要素がありはしないか?

神真都Qに限らずノーワクチン、ノーマスクの支持者との会話、SNS上のやり取りの中で「波動」「水」「宇宙」こうしたキーワードが頻出するものだ。

ホメオパシーや自己啓発にみられる積極思考から根強く支持される江本勝氏(故人)の『水からの伝言』『水は答えを知っている』に通じるものだ。安倍昭恵氏や鳩山由紀夫元首相夫人、幸氏も江本氏の信奉者として知られる。

江本氏の葬儀に参列した鳩山夫人。

著作を見るとノーワクチンに通じる考え方が読み取れた。

そもそも、薬というのはけっして体にいいものではありません。たしかに、痛みや病気の症状というのは薬によって消すことができます。しかしその一方で、薬は大変な猛毒になりうるのです。

『水は答えを知っている』P113

愛と感謝の言葉がもつ波動は、電磁波の悪い波動を寄せつけない免疫機能があると考えられます。

P117

本書では「波動」に関する具体的な説明はない。また波動が数値化、データ化されたわけでもない。どう読み込んでも「ポエム」の領域に過ぎない。神真都Qの幹部らの言葉もはっきりいって「ポエム」だ。

上の写真を見ての、イチベイさんのコメントです^^。                     うわー!神真都覚醒器めちゃカッコいい!!ボクは神真都Q宮城、岩手、秋田、長野のエデン村興し旅が終わり戻りました!行く先々でみなさんに温かく迎えてもらいまして感動しっぱなしでした!ありがとうございます!!!

しかし、ホテルやら新幹線内などにガスや菌をSPに撒かれまくっていたので、いまは熱出して薬臭い汗かきながらぶっ倒れてます🤣これでみんながやられないように、村興し、神真都ネックレスや無農薬自然食品や高波動の水などを普及させることが急務ですね!!!

Qプランも最終局面でDSは気が狂って暴れまくってますが、ここからが国民の戦争の始まり。共に生き抜いて国を取り戻し、新地球神真都を創りあげ、その美しい星に涙は流しましょう!まずは13日デモまでに解毒しまくって復活します!!!絶対にDSは許さない!!!旅でお会いできた神真都Qの家族の皆さま、本当に良くしていただきありがとうございました!

無農薬に波動水、意識高い系の女性が好みそうな要素に満ちている。陰謀論研究家の雨宮純氏が指摘する通り、ナチュラル信仰は陰謀論と相性がいい。

デモに参加し、ネックレスを作り、DSと戦うという。おそらく純粋な気持ちで活動をしているのだろうが、先の言葉を借りれば“馬鹿ども騙すのは簡単ですよね ”というのが現実だ。

三品純 について

フリーライター。法政大学法学部法律学科卒。 月刊誌、週刊誌などで外国人参政権、人権擁護法案、公務員問題などをテーマに執筆。「平和・人権・環境」に潜む利権構造、暴力性、偽善性を取材する。

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