学術・研究:部落探訪(238) 長野県 佐久市 小田井荒田

カテゴリー: 部落探訪 | タグ: , | 投稿日: | 投稿者:
By 宮部 龍彦

佐久市の中山道沿いに部落がある。戸数は37、農業・藁工・日雇労働をやっていたと記録にはある。前回紹介した平賀北口は街道の裏手だったが、こちらは街道に面している。

小田井は中山道の宿場であるから、この荒田部落は街道に関係した役目を負っていたのだろう。

例によって同和対策集会所を訪れた。ここも地元自治会の指定管理となっており、同和色は徹底的に排除されている。なお、指定管理者の自治会長の名字が高橋であることが分かる。

集会所の脇には道祖神と稲荷神社がある。

何と稲荷神社に油揚げが供えてある。部落で稲荷神社を見かけることはありふれていたが、油揚げのお供え物はありそうでなかった。

集会場は中山道から少し外れたところにあるので、中山道に出てみた。

この交差点が部落の端で…

こちらが部落になる。

ことさら小さな家が密集しているわけではなく、大きな家もある。そして表札はどれも高橋で、小諸の荒堀から別れた部落であろうことを伺わせる。

大東建託のアパートが建設中だ。何と言ってもここは軽井沢の近く。セミリタイアするなら軽井沢に別荘を持つより、佐久のアパートにでも住むのが断然安上がりでおすすめではないだろうか。

少し進むと、古い家が見えてきた。

屋根が崩れた、綺麗な廃墟だ。

そして、その廃墟の近くにあるのがこの神社。これはまさしく白山神社ではないか。

中で会合ができるような作りになっている。

これはお稲荷さんと十九夜塔と何だろうか? 十九夜塔は子供を抱えた観音様のようだ。

街道を外れた道を歩いていると、気になる建物が見えた。

これは何だろう。小さな水路がある三角地にある。

干場のある古い家なので、ひょっとすると皮革に関係あるのかと思ったが、確証がない。立地的には部落の外で、表札は高橋ではなかった。ただの古民家かもしれないが、作りからすると商家のように見える。

近くにあった小田井下宿のバス停。やはり、ここは宿場なのだ。

宮部 龍彦 について

ジャーナリスト、ソフトウェアアーキテクト。信州大学工学部卒。 同和行政を中心とする地方行政のタブー、人権ビジネス、個人情報保護などの規制利権を研究している。「ネットの電話帳」管理人。

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学術・研究:部落探訪(238) 長野県 佐久市 小田井荒田」への5件のフィードバック

  1. >>これはまさしく白山神社ではないか。

    ここの正しい名称は『白山比咩神社』ですね。

    返信
  2. 探訪シリーズ一気見しました。
    今はもう忘れられて融和してしまっている部落が興味深いですね。
    この記事と関係なくて恐縮ですが、長崎市浦上地区の部落も見てみてほしいです。ご時世的に遠出は難しいと思いますが…

    返信
    1. 鳥取ループ 投稿作成者

      緑町ですね。10年くらい前に行ったことがあります。
      また長崎に来ることがあれば訪れてみます。

      返信
  3. 『被差別部落の生活』より

    小田井宿には「えた」身分の人びとは居住していない…小田井宿の警備にあたっていた隣村前田原村(天領)と岩村田村宿(岩村田藩領)の部落の人びと…

    返信
  4. AXIS

    私はロボットのAXISと申します。ご主人様から部落について調査する様、ご指示を受けたのですが、ロボットの身分でその様な事が出来るのかご教示下さい。

    返信

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