学術・研究:部落探訪(224)茨城県 古河市 駒込 上原

カテゴリー: 部落探訪 | タグ: , | 投稿日: | 投稿者:
By 宮部 龍彦

古河市駒込の北部に「竹内」という姓の家が集まっている場所がある。地元ではここは部落との伝承があり、1935年の記録でも確かに「上原」という18戸の部落があるとされる。

地図を見ると2つ神社があり、1つは鷲香取神社だが、もう1つの神社名が記載されていない。名前が記載されていない神社は白山神社ではないだろうか。現地で確認することにした。

現地に来てまず目についたのが太陽光発電所。部落を探訪すると、太陽光発電所が存在する率が高いような気がするが、気のせいだろうか。

早速住宅地を歩いて神社へと向かう。

見た目はごく普通の農村だったという感じで、今でも兼業農家が多そうに見える。雰囲気は以前探訪した稲宮北に似ている。おそらく同和地区指定はされていない。

豪邸が多いというわけではないが、かと言って小さな家が密集しているわけでもない。

これは文献を調査しないと、まず部落だと気づく人はいないだろう。

神社が見えてきた。このゴミ集積所には駒込行政区5班、6班、11班とあり、上原という名称はない。

ここが問題の神社だが、現地に来ても神社名が書かれたものがない。

鳥居の横にあるのは馬頭観音と子安観音。ここが古くからの神社であり、今でも定期的に祭りが行われていることは間違いない。

見ただけではどうしても神社名が分からなかったので、通りがかった人に聞いてみた。やはりこれは白山神社なのだそうだ。そして、地図にある鷲香取神社は別の集落が氏子なのだという。

最後に墓地を訪れる。例によって宗教を調査しなければいけないからである。

見たところ真言宗。稲宮北と同じである。

宮部 龍彦 について

ジャーナリスト、ソフトウェアアーキテクト。信州大学工学部卒。 同和行政を中心とする地方行政のタブー、人権ビジネス、個人情報保護などの規制利権を研究している。「ネットの電話帳」管理人。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

wp-puzzle.com logo

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

学術・研究:部落探訪(224)茨城県 古河市 駒込 上原」への5件のフィードバック

  1. ナギサカ

    何かのはずみで『日本姓氏語源辞典』のサイトが404になってしまい、閲覧できない状態です。ただし「このサイトについて」は見れる状態です

    返信
  2. ギャラリー

    竹内姓から想像すると長野県内から移住してきたかもしれないですね
    想像ですが(笑)

    返信
  3. 路傍の石

    >>鳥居の横にあるのは馬頭観音と子安観音。ここが古くからの神社であり、今でも
    定期的に祭りが行われていることは間違いない。

    そうとも限らないか。神仏習合で神社境内に元々あった可能性もあるが、近隣の路傍に
    あったものが信仰が薄れた後世にどかしたものの、廃棄出来ずに神社に据え置いたかも。
    信州伊那地方に行くと、かつての庚申塔を一か所にまとめた所がかなり見受けられます。

    返信
    1. 鳥取ループ 投稿作成者

      コメントありがとうございます。確かに動かされた可能性もありますね。

      返信

関連記事

学術・研究:部落探訪(285 後編)埼玉県 本庄市 児玉町児玉 下町

前回に引き続き、下町の探訪である。そもそも「下町」とはどこの、どの範囲を指すのか、文献だけでは分かりにくかったが、現地を探訪するうちに次第に全容が分かってきた。 それを理解する鍵は、小林初枝『こんな差別が』で挙げられてい […]

学術・研究:部落探訪(283)山梨県 笛吹市 一宮町田中 西組

「国連NGO横浜国際人権センター山梨ブランチ」を取材するために山梨県を訪れていたのだが、地元の方から、山梨県の部落と言えば笛吹市の田中が有名と聞いた。未指定地区であるが、とある全日本同和会の幹部もここから出ているという。 […]

学術・研究:部落探訪(282)大阪府 吹田市 岸部中 “光明町”

吹田市の岸辺駅の近くに光明町(こうみょうちょう)という部落がある。かつてここは小路(こうじ)南垣内(みなみがいと)という農村だった。 それが戦後、とりわけ1970年頃から急速に都市化して、農村の面影はほぼ消えてしまった。 […]

学術・研究:部落探訪(281 後編)京都府 八幡市 八幡 六区

前回訪れたポンコツ街道は部落内ではなく、部落の南外れの、もともと田畑だった場所である。 昔から部落があった場所は、現在の八幡軸、八幡長田周辺の複数の小字にまたがる範囲で、昔の航空写真から、ここに住宅が密集していたことが確 […]