曲輪クエスト(71) 三重県松阪市京町

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By 宮部 龍彦

松坂駅前には同和地区がある。駅から歩いて5分、本来であればマンションやアパートが立ち並んていてもおかしくないのだが、その一角は明らかに違和感が漂う。

1934年の記録では世帯数376,人口1767と、そこそこの大きさの部落である。なお、京町は駅の西側にあるが、北には川井町の部落があり、南には愛宕町の部落があり、東側には線路を挟んた向こうまで宮町、東町の部落が広がっている。1930年の記録によれば、それらの部落を合わせた世帯数は実に692,人口は3135となる。松坂駅は東西南北を部落に囲まれ、それらを一体のものと見れば、京町は三重県最大の部落の一部と見ることもできる。

ここが同和地区施設である教育集会所。駅前だが、ここをはじめとして車を停めることができる場所がいくつかある。

「人権文化の構築」の図解。同和教育の目的は本来は学力保証で、貧困の連鎖を断ち切ることにあるのだが、いつしか同和教育自体が自己目的化して、それをだらだらと続けるための言い訳として「人権文化の構築」という、目的にもならない目的が掲げられた。一種の宗教のようなものだ。

教育集会所の前には改良住宅がある。

教育集会所の隣にあるのは京町文化センター。これは隣保館ではなくて、改良住宅の集会施設らしい。

松坂駅周辺は全般的に古い住宅や商店が多く、ここも例外ではないのだが…

やはり、ここに関しては空き地や廃墟が際立っているように感じる。高齢化も進んでいるようだ。

商店もレトロ感が強い。

廃墟になった商店の数々。

しかし、営業している店もそれなりに多い。蔦だらけになっていても、よく見ると明かりが点いていたりする。

この看板屋はタレントの重盛さと美の実家なのだという。

看板屋の周囲はいかにも地方都市の歓楽街という感じ。ここは同和地区というより、周辺の商業地のように見える。

部落内は全般的に改善されているが、路地の面影も残っている。

同和対策で作られた公園があり、さらにその近くには公衆浴場がある。

そして、これが隣保館。

部落周辺には安いコインパーキングがあり、大通りに出れば、普通の地方都市の風景が見られる。

宮部 龍彦 について

ジャーナリスト、ソフトウェアアーキテクト。信州大学工学部卒。 同和行政を中心とする地方行政のタブー、人権ビジネス、個人情報保護などの規制利権を研究している。「ネットの電話帳」管理人。

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曲輪クエスト(71) 三重県松阪市京町」への17件のフィードバック

  1. .

    重盛さんの母方の実家「世古美装店」は1954年に重盛さんの祖父が松阪市平生町で創業したと書いてあります。
    http://sekobisouten.com/category/topics/topics00/
    松阪市京町にあるのは自宅ではなく工場(作業場)ですね。
    http://sekobisouten.com/company/

    重盛さんの母方の祖父は旭日双光章を受賞し、現代の名工にも選出されている看板職人
    http://sekobi.boy.jp/sekobisouten.com/o/hitoshi_hyousyou02.html
    http://sekobi.boy.jp/sekobisouten.com/o/hitoshi_hyousyou01.html
    祖父の一周忌と墓参り
    https://ameblo.jp/shigemori-satomi-blog/entry-11925227515.html
    https://stat.ameba.jp/user_images/20140915/14/shigemori-satomi-blog/d9/66/j/o0480035913067343081.jpg
    母方の菩提寺は松阪市中町の曹洞宗養泉寺?
    https://lh3.googleusercontent.com/p/AF1QipONMZ1ibFAfh8nf8prY8bh5MVo4eiwIFTIUeJ2E=s0

    重盛さんの父方の実家が福岡市堅粕とありますが父親は鹿児島出身です。
    https://ameblo.jp/shigemori-satomi-blog/entry-11882339630.html
    父方の実家も鹿児島にあります。
    http://blog.livedoor.jp/satchan1/archives/51442991.html
    http://blog.livedoor.jp/satchan1/archives/50725859.html

    返信
  2. 一般人

    その地域のことも詳しくも知らないのに、明らかに違和感があると言い放ち、このような写真まで載せてしまう意図はなんですか?
    私には理解しかねます。
    写真を載せられた家の人の許可は?
    気持ちは?
    自分が何をしているかわかってない。
    あなたが公開したものが事実ではなかったら責任はとれるのですか?
    これはあなたに対しての批判ではない。一般論や

    返信
    1. 鳥取ループ 投稿作成者

      「事実ではなかったら」などと仮定するまでもなく、ストリートビューで誰でも確認できるでしょう。
      ぜひ周辺地域と比べてみて下さい。明らかに違和感があります。

      返信
  3. 放浪流民

    「部落探訪」に触発されて、では無いけれど、津市の愛宕町周辺を歩いてきました。

    同和地区wikiでは中河原や高洲町にも拡大したと書かれていたと記憶しますが、実際に見ると田園地帯にぽつぽつ拓けた部落といった趣でした。
    私が見た限りでは愛宕町・相生町には改良住宅らしきものは見られず廃墟も目立ちましたが、中河原(大井町)や高洲町ではニコイチ群が建ち並んでいて、特に後者は壮観でした。
    市民館や教育集会所もその辺りで、もともと住む者の無い場所に住環境を整備したと見受けられました。

    地区内には複数の標示板があり、安濃川の氾濫危区域や避難場所についての記載がありました。古くから水害の多い土地なのでしょうね。今日は晴れていましたが、雨が降ったらたしかに危うそうな気がします。

    最後に興味深かったのが、[青木延命地蔵尊]と、中河原にある謎の巨石。
    前者は愛宕町にありますが、大小3つの祠があり、時代が下るにつれて増えたのか、それぞれ別に祀っているのか分かりませんが、由来によると戦災により荒廃したのを篤志家により再建されたということです。
    後者は安濃川沿いの道路上、民家の向かいにありました。すぐ横に車が停まっていて単なる石かと思いましたが、注連縄らしきものが巻かれているので由緒があるのかもしれません。近くには寺がありました。

    以上、せっかくなのでご報告まで。

    返信
    1. 鳥取ループ 投稿作成者

      ありがとうございます。探訪することがあれば、参考にします。

      返信
    1. 鳥取ループ 投稿作成者

      確かにそれらしい寺が見当たりませんでした。大谷派の資料にも、なぜか松阪の部落では寺ではなく説教場になってます。
      調査してみないと分かりませんが、あるとすれば部落から離れたところにまとめられているかも知れません。

      返信
  4. .

    >「人権文化の構築」という、目的にもならない目的が掲げられた。一種の宗教のようなものだ

    英語でVAPIDゴールという言葉があります。VAPIDはVague; Amorphous; Pie in the sky; Irrelevant; Delayedつまり「曖昧で」「形がなく」「実現できそうにない」「見当外れで」「期限がない」という意味。「人権文化の構築」というのはまさにVAPIDゴールです。

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  5. 三重県民

    京町のカラオケバンバン(R42の高架の下あたり)によく行っているのですが、あの辺りも部落の一部なのでしょうか?

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  6. 松阪人

    どうしてみんな部落出身を隠すのか?部落地区出身な事をみんな知ってるのに本人は違うと言う。これだとやましい事があると思われ同和の人間だと言ってると同じだ。堂々と同和地区出身で部落の人間だと言えば立派なのに!恥じる事無く堂々と、しっかり生きていくで良いじゃないか!こういう隠す、嘘を言う奴程、どうしようもない人間で、同和だから〇〇やとか言われる人間なのだ。当時の同和会の名簿とか現在は閲覧するの難しいのでしょうか?

    返信
    1. 鳥取ループ 投稿作成者

      隠すというか、本当に知らないか、アホらしいから話題にしないだけかと思います。

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